授業コード 30101511 クラス 11
科目名 平和学・地域研究演習BⅡ 単位数 2
担当者 王 偉彬 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 文明の比較研究Ⅱ
授業の概要  文明とは何か?文明の比較研究とは何か。
 史上、多くの文明が存在したが、滅んだり、連続性が断ち切られたりするものが多い。近世以降、諸文明の中に、力強く生存し、世界に大きな影響を与えたのは西洋(近代)文明である。
 しかし、近年、アメリカやEUはたびたび経済の不況や金融危機に陥ったりする。それにより、欧米が没落し、資本主義を経済システムとして世界を席巻した西洋文明がもう終焉になるのではないかという議論が浮上した。
 一方、かつて優れた文明を有する中国は、近代以後に衰退したが、20世紀末期から経済の成長により、再び「中国の台頭」を見せている。「21世紀は中国の世紀」ともいわれるが、中国文明の再起が可能であろうか。
 また、冷戦終結後、西洋文明とイスラム文明との衝突が起き、文明間の衝突が避けられないだろうという議論が盛んに行われている。
 さらに身近な問題から見れば、日本文明は何か。他の文明と比べると、日本文明はどのような特徴を持っているか。
 演習では、文明に関する知識を勉強し、履修者が関心のある分野から自ら課題を設定して、文明の比較研究を行う。
学習の到達目標 レジュメの作成や演習での発表・議論の方法を習得すること。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 文明の基礎知識
第3回 比較文明研究とは
第4回 比較研究の対象
第5回 研究課題の設定(1) 感心のある問題は何か
第6回 研究課題の設定(2) 資料をどう見つけるか
第7回 研究課題の設定(3) テーマをどうしぼるか
第8回 研究課題の設定(4) 個人報告・確認・決定
第9回 文献資料の収集と注意事項等
第10回 グループ作業:プレゼンテーションの準備
第11回 プレゼンテーション(1)
第12回 プレゼンテーション(2)
第13回 プレゼンテーション(3)
第14回 プレゼンテーション(4)
第15回 まとめ
授業外学習の課題 文明に関する参考文献を読むこと。
履修上の注意事項 ①「中国研究Ⅰ」・「中国研究Ⅱ」と総合教養講義a(中国の歴史と社会)の履修が望ましい。
②演習への積極的な取り組みが望ましい。

成績評価の方法・基準 1.プレゼンテーション      50%
2.平常点(授業への取り組み等) 50%
テキスト 使用しない。
参考文献 教室で紹介する。
主な関連科目 中国研究Ⅰ・Ⅱ
総合教養講義a(中国の歴史と社会)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
①授業終了前に設けた「質問の時間」に質問を受け付けます。
②相談は授業終了時に受け付けます。時間のかかる相談はメール(wangwb@shudo-u.ac.jp)で連絡してください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部国際政治学科(B群) 2011~2014 2・3・4
法学部国際政治学科(B群) 2015~2016 3・4
法学部国際政治学科(B群) FLIP30204 2017~2017 3・4