授業コード 30091614 クラス 14
科目名 ゼミナールⅠ(2019) 単位数 2
担当者 柳生 一成 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 現在の国際問題を国際法の視点から理解し、議論しよう。
授業の概要 1) ゼミのねらい
①現代の国際社会は、テロリズムなど多くの問題を抱えています。そのような問題の解決が困難な理由として、そこでは、一方においてテロリストの人権の保障の必要性と、他方において国際の平和の安全の維持など対立する2つの価値観のバランスを図る必要があるからです。そこで本ゼミでは、そのような問題に対する国際法の制度はどうなっているかを把握したうえで、問題をどう解決すべきなのかを考えます。
②ゼミにおけるプレゼンテーションやディスカッションを通じて、レジュメの作り方、論理的な情報伝達の仕方、および議論の仕方の基礎力を高めてもらいます。

(2) ゼミの進め方
本ゼミでは2回で1つのテーマを扱います。具体的には、奇数回の授業において、ゼミ生によるプレゼンテーションとそれに対する質疑応答を行ってもらい、ゼミ生全員があるテーマについて知識を深めます。その次の偶数回の授業で、前回の授業のプレゼンテーションで扱ったテーマに関するグループ・ディスカッションを行います。

※受講者数の変動によって授業計画や方法は変更されることがあります。また、扱うテーマは、基本的にシラバスの通りとしますが、ゼミ生の希望によって追加変更することも検討します。
学習の到達目標 本授業を履修することで、
(1)プレゼンテーションおよびその準備を通じて、①国際問題の調査のスキル、②あるテーマの概要を簡潔に伝え、的確に問題の所在を把握するスキルを身につけられる。
(2)ディスカッションを通じて、国際問題に対す他人の意見を的確に把握し、その上で自らの意見を論理的に提示できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
授業の進め方の説明、教員および学生の自己紹介などを行います。
第2回 プレゼンテーション、ディスカッションに必要な事項の確認、国際法の調べ方
国際法に関する資料の探し方、レジュメの作り方、スライドの作り方、ディスカッションの仕方などを確認します。
第3回 プレゼンテーション① 【保護する責任(Responsibility to Protect)】
第4回 ディスカッション① 【保護する責任】
第5回 プレゼンテーション② 【PKOと日本の貢献】
第6回 ディスカッション② 【PKOと日本の貢献】
第7回 プレゼンテーション③ 【国際的な経済支援と支援を受ける国家における人権保障】
第8回 ディスカッション③ 【国際的な経済支援と支援を受ける国家における人権保障】
第9回 プレゼンテーション④ 【戦後補償】
第10回 ディスカッション④ 【戦後補償】
第11回 プレゼンテーション⑤ 【経済制裁と制裁対象者の人権保障】
第12回 ディスカッション⑤ 【経済制裁と制裁対象者の人権保障】
第13回 プレゼンテーション⑥ 【核軍縮】
第14回 ディスカッション⑥ 【核軍縮】
第15回 前期の授業の総括
これまでのプレゼンテーションや議論の総括とフォローアップなどを行います。
授業外学習の課題 授業外においてプレゼンテーションやディスカッションの準備(資料の収集、レジュメやスライドの作成など)を行って下さい。
履修上の注意事項 「国際法」または「国際社会と法」を履修中または履修済の学生の方が内容を理解しやすいと思いますが、とくに履修を必須とするものではありません。積極的にゼミで発言したい学生(または、現在は発言などが苦手でもこれから練習したい学生)の方を歓迎します。

ディスカッションの授業が充実するかは、事前のゼミ生によるプレゼンテーションの授業において、テーマに関するゼミ生全員の理解が深まったか否かに大きく影響されます。内容が豊富なプレゼンテーションの準備ができる、意欲のある学生の履修をお待ちしています。

プレゼンテーション・ディスカッションを個人で行うかグループで行うかは履修者数によって決定します。
成績評価の方法・基準 プレゼンテーション(55%)、ゼミへの参加度(45%)を基礎として総合して評価します。
ただし正当な理由(病気、部活動など)が無く、授業回数の1/3以上を欠席した場合は単位取得ができません。正当な理由のない遅刻も欠席と同様に扱います。
正当な理由がなく、プレゼンテーションの回を欠席した者は単位取得ができません。
テキスト 『条約集』(出版社は問わない)を授業に持参して下さい。詳しくは、初回ガイダンスで説明します。
参考文献 初回ガイダンスで指示します。
主な関連科目 国際法、国際人権論など
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の前後に質問・相談に応じます。それ以外の時間帯に質問したい方は、授業後に声をかけるか、またはメールにて連絡して下さい。日程調整をします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2007~2010 3・4
法学部法律学科(演習) 2012~2016 3・4
法学部法律学科(演習) FLLA20803 2017~2017 3・4