授業コード 30028614 クラス 14
科目名 基礎演習 単位数 2
担当者 上谷 均 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 民法の基礎を固める-債権法改正を素材として
授業の概要 債権法改正や相続法改正など民法の重要な改正が相次いでいる。そこで、とくに大きな改正であるいわゆる債権法改正の対象となった重要事項を素材として民法の基礎的事項を学習する。テキスト欄に掲げた山本敬三『民法の基礎から学ぶ民法改正』は、わかりやすい設例などを用いて債権法改正の概要をコンパクトに説明するとともに、民法の全体像が把握できるように工夫されたものであり、民法財産法の基礎を要領よく学修することができる。そこで、授業は、この文献の「V 改正民法の特徴」の検討を中心にして組み立てる。授業では補足資料も配付する予定である。また、必要に応じて、成人年齢や相続法の改正についても別途資料を配付して学修する。
学習の到達目標 民法の基本的な概念を正確に説明することができるようになること。条文を正確に読むことができるようになること。
授業計画 第1回 授業ガイダンス/1年生で学習した民法の復習/民法改正の概要
第2回 債権の準占有者/瑕疵担保責任
第3回 無権代理人の責任/組合契約
第4回 契約の自由/意思能力/代理権の濫用/確認テスト①
第5回 債権者代位権
第6回 不動産賃貸借
第7回 相殺
第8回 受領遅滞/確認テスト②
第9回 代理人の利益相反行為/委任/錯誤
第10回 法定利率/中間利息
第11回 消滅時効
第12回 将来債権の譲渡/債務引受/消費寄託/確認テスト③
第13回 詐害行為取消権
第14回 債務不履行
第15回 まとめの小テストと解説
授業外学習の課題 受講者は、テキストや資料を十分に予習して授業に臨むこと。それによってはじめて双方向の授業を実現することができる。
履修上の注意事項 テキストを修大生協で必ず購入すること。授業には必ず六法を持参すること。
成績評価の方法・基準 3回程度実施する予定の「確認テスト」と「まとめの小テスト」60%+予習状況及び授業での積極性の評価40%を目安とする総合評価による。なお、成績評価に関する詳細は第1回授業で説明する。
テキスト 山本敬三『民法の基礎から学ぶ民法改正』(岩波書店、2017年) 1200円+税 (修大生協)
参考文献 授業の中で必要に応じて指示する。
主な関連科目 物権法、債権総論、契約法、不法行為法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
希望に応じて随時対応する。対応可能な時間帯は第1回授業で配布するプリントに記載する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) FLLA20801 2018~2019 2