授業コード | 30028611 | クラス | 11 |
科目名 | 基礎演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 山田 明美 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 裁判制度について |
授業の概要 | 「法の実現」(裁判制度とその手続)について考える。 1 「外国の裁判制度はどうなってるか」 各国の裁判制度・法曹養成制度を調べ、比較検討する。 2 「裁判は正義の実現手段ではない」のか 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』(2018年・河出書房新書)を輪読し議論する。 受講生は各自テーマを選び、それぞれ自分で課題を見つけ出し、その課題について調べ考察します。そして、その調査結果・考察結果をレジュメにまとめ発表し、受講生同士議論を通して自分の考えや理解を深めます。判例・文献検索収集、報告レジュメの作成など、1年次の学びを実践してもらいます。 各回各テーマに担当者を決め、報告してもらいます。担当者はテーマについてレジュメを準備し、受講生に配布して下さい。また、自分の担当回ではないテーマについても各自学習し、報告者に対して積極に質問・意見が言えるよう準備して下さい。 |
学習の到達目標 | 本演習の到達目標は、裁判制度やその手続についての基礎知識を習得することはもちろんですが、社会や既存の制度の問題点について発見する力・考える力、それを調査・考察する手法を各自が見出して身につけることです。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス➀ 1「外国の裁判制度はどうなってるか」、2「裁判は正義の実現手段ではない」のか ー進め方 |
第2回 | ガイダンス➁ 「外国の裁判制度はどうなってるか」、「裁判は正義の実現手段ではない」のか ーテーマ選択・担当分け |
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第3回 | 「裁判は正義の実現手段ではない」のか 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 序文 裁判は正義の実現手段ではない 輪読・議論 |
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第4回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第1章 裁判は政策を問う手段ではない――違憲立法審査権と権利侵害 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度を調べる。 |
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第5回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第2章 日本の裁判所は消極的ではない――中古ゲーム訴訟と判例法理 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度を調べる。 |
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第6回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第3章 裁判所は万能ではない――定数是正訴訟と救済の限界 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度を調べる。 |
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第7回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第4章 権威は絶対的ではない――司法政治論と民主的正統性 担当者報告 第5章 国会はピラミッドではない――政策形成訴訟と立法の氾濫 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度、日本との比較検討。 |
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第8回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第6章 裁判は手段であって目的ではない――訴訟の機能を支えるもの 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度、日本との比較検討。 |
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第9回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第7章 政治は私的利害の追求(だけ)ではない――議員立法と少数者の人権保障 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度、日本との比較検討。 |
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第10回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 第8章 民主政に「銀の弾丸」はない――国民主権と司法の役割 担当者報告 「外国の裁判制度はどうなってるか」各国の裁判制度・法曹養成制度、日本との比較検討。 |
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第11回 | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』 おわりに 正義とは正しさではない 輪読・議論 「裁判は正義の実現手段ではない」のか まとめ |
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第12回 | 「外国の裁判制度はどうなってるか」 各国の裁判制度・法曹養成制度について調査比較検討した成果 発表➀ |
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第13回 | 「外国の裁判制度はどうなってるか」 各国の裁判制度・法曹養成制度について調査比較検討した成果 発表➁ |
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第14回 | 「外国の裁判制度はどうなってるか」 各国の裁判制度・法曹養成制度について調査比較検討した成果 発表➂ |
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第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 報告・担当テーマについて調査考察し、レジュメを作成する。 各回テーマについて調べ、担当者に対する質問や自分の意見をまとめる。 |
履修上の注意事項 | 演習は受講生の皆さんが主役です。 出席し議論に参加することが大前提ですので、授業外での事前の準備が必須となります。 ゼミ活動や学修に対する主体性・積極性を求めます。 無断欠席は厳禁です。 |
成績評価の方法・基準 | 報告内容50%、課題への取組姿勢20%および出席態度・発言内容30%の割合を基準に総合的に評価します。 |
テキスト | 大屋雄裕『裁判の原点 社会を動かす法学入門』(2018年・河出書房新書) |
参考文献 | 適宜指示します |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業終了後やオフィスアワーに対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部法律学科(演習) | FLLA20801 | 2018~2019 | 2 |