授業コード | 30028602 | クラス | 02 |
科目名 | 基礎演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 山田 健吾 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 基礎演習 行政法の基礎を身に付けるために行政法判例をしっかり勉強しよう |
授業の概要 | 1 私(この基礎演習を担当する担当者の山田健吾のことです。以下同じ。)は、今年度、基礎演習を前期に、後期にゼミナール基礎をそれぞれ開講します。 2 前期の基礎演習では、行政法判例を勉強して、行政法の基礎を身に付けることを狙いとしています。 岡田=榊原=本多編『判例から考える行政救済法』日本評論社,2014年を教科書として用います。ここに掲載されている判例と演習問題を検討します。同書に掲載されている行政法判例はいずれも公務員試験で必須となっているものです。この基礎演習が公務員試験対策にもなるようにします。 また、これは、司法試験予備試験対策にもなりますし、法科大学院進学にも役立ちます。 3 公務員を志望している方、法曹を志望している方はぜひ履修してみてください。 ※ ところで、私が後期に担当するゼミナール基礎のテーマは「みんなで条例をつくろう」です。具体的には以下のテーマを取り扱います。班編成をして、条例づくりに取り組んでもらいます。念のために行っておきますが、これは後期に開講される基礎演習のことです。 ①空き家対策条例 ②ドローン規制条例 ③鳥獣被害対策条例 ④犬猫殺処分対策条例 ⑤民泊規制条例 もし、この「みんなで条例をつくろう」というテーマに関心がある人は、ぜひ、私が前期に担当する基礎演習を履修してみてください。そうすると、後期の基礎演習で、条例をつくりに取り組みやすくなります。 |
学習の到達目標 | (1)行政法判例を読めるようになる。 (2)行政法の基礎概念を説明できるようになる。 (3)いつのまにか公務員試験が解けるようになっていた! |
授業計画 | 第1回 | 行政法の入門の入門 (1)行政法を勉強するにあたって、どうしても知っておいていただきたい事柄を、私が説明します。 (2)報告者の決定 (3)報告の方法について勉強してみる。 |
第2回 | 行政法判例の検討 1 法律上の争訟 2 処分性 |
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第3回 | 行政法判例の検討 3 原告適格 4 客観的訴えの利益 |
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第4回 | 行政法判例の検討-行政行為 5 出訴期間と違法性の承継 6 処分取消訴訟と不服申立てとの関係 |
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第5回 | 行政法判例の検討 7 裁量的行政処分の違法性 8 行政手続法と手続的瑕疵 |
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第6回 | 行政法判例の検討 9 裁決取消訴訟 10 執行停止 |
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第7回 | 行政法判例の検討 11 無効確認訴訟と処分不存在確認訴訟 12 義務付け訴訟と仮の義務付け |
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第8回 | 行政法判例の検討 13 差止訴訟と仮の差止め 14 民事訴訟と抗告訴訟 |
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第9回 | 行政法判例の検討 15 当事者訴訟 16 民衆訴訟 |
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第10回 | 中間まとめ 司法試験問題を解いてみる。 |
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第11回 | 行政法判例の検討 17 損失補償の要否 18 損失補償の内容 |
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第12回 | 行政法判例の検討 19 国家賠償法と民法不法行為法 20 国家賠償法1条の要件1 |
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第13回 | 行政法判例の検討 21 国家賠償法1条の要件2 22 国家賠償法1条と立法活動・司法活動 |
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第14回 | 行政法判例の検討 23 国家賠償法2条 24 国家賠償法3条 |
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第15回 | 最後のまとめ もう一度司法試験問題を解いてみる。 |
授業外学習の課題 | 指定した教科書を読んできてください。 |
履修上の注意事項 | (1)演習には休まず出席してください。申し訳ありませんが、演習ですので、欠席した場合には、正当な理由がない限り、原則として単位を認定しません。 (2)受講者の皆さんには報告をお願いします。2回くらい報告が回ってくるのではないかと思います。 (3)報告者の方も、それ以外の方も教科書の該当箇所を読んでから演習に臨んでください。 (4)報告が2回も回ってきて大変なような気がしますが、みなさんが思っているほど大変ではないと思います。とはいえ、第1回目の報告は大変でしょうか、2回目からは何とかなります。 |
成績評価の方法・基準 | 報告(2回分・60%)、発言・受講態度(40%) |
テキスト | 岡田=榊原=本多編『判例から考える行政救済法』日本評論社,2014年 |
参考文献 | 適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 総合教養講義a(市民と行政法) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
(1)当日出席した演習について質問があれば、演習中あるいは演習終了時にすぐに質問をしてください。あとで質問しようとしても、忘れることが多々あります。 (2)本演習以外のこと、例えば、公務員試験の勉強の仕方、資格試験の勉強の仕方、司法試験受験に向けての勉教についても質問してください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部法律学科(演習) | FLLA20801 | 2018~2019 | 2 |