授業コード | 20099000 | クラス | |
科目名 | 現代社会学特殊講義A(雇用の不安定化における女性・若者の生き | 単位数 | 2 |
担当者 | 仁井田 典子 | 履修期 | 後期夏季集中 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 雇用の不安定化における女性・若者の生きにくさ |
授業の概要 | 1980年代以降、非正規雇用者が増大しており、今や非正規雇用者は雇用労働者の約4割を占めている。また、1990年代以降、若者の就業問題が社会問題化されてきた。こうした日本の労働市場の変化は、私たちの働き方だけでなく生活にも大きな影響を及ぼしているものと考えられる。本講義では、(1)日本の労働市場はどのように変化しているのか、(2)そうした変化により、どのような社会現象が生じているのか、(3)今日の日本社会とはどのような社会であるのか、これらの点について、特に非正規雇用や無職の若者、および女性労働者に焦点をあててみていくことにする。 |
学習の到達目標 | 1980年代以降の日本の労働市場の変化、及び、それに伴って生じる非正規雇用や無職の若者や女性労働者たちの生きにくさについて理解する。 |
授業計画 | 第1回 | 雇用の不安定化とは |
第2回 | 1980年代以降の日本における雇用の不安定化の背景 | |
第3回 | 若者の就業問題①:統計データからみる若者の就業状況 | |
第4回 | 若者の就業問題②:「フリーター」「ニート」問題 | |
第5回 | 若者の就業問題③:行政による「フリーター」「ニート」問題への対策 | |
第6回 | 若者の就業問題④:ブラック企業問題 | |
第7回 | 若者の就業問題⑤:非正規雇用や無職の若年男性たちの生活史 | |
第8回 | 若者の就業問題⑥:非正規雇用や無職の若年男性たちの生きづらさ | |
第9回 | 女性の貧困に対する社会的関心の高まり | |
第10回 | 統計データにみる女性の就業や生活の状況 | |
第11回 | 雇用の不安定化による女性労働への影響 | |
第12回 | 女性労働者たちの生活史 | |
第13回 | 女性労働者たちの生きづらさ | |
第14回 | 個人化に抗する女性労働者たち | |
第15回 | まとめ:雇用が不安定化する現代の日本社会 |
授業外学習の課題 | 講義中に指定された課題・文献を読んで、講義に臨むこと。 |
履修上の注意事項 | ①私語をしないこと。 ②講義中に指定された課題を期日までに提出すること。 |
成績評価の方法・基準 | 講義への出席8割以上を単位取得の条件とする。コメントペーパー(40点)、期末レポート(60点)を点数化(合計100点)して総合的に評価する。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | ジグムント・バウマン『新しい貧困』青土社 ジグムント・バウマン『廃棄された生』昭和堂 ジグムント・バウマン『コミュニティ』筑摩書房 ピエール・ロザンヴァロン『連帯の新たなる哲学』勁草書房 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後に直接来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23116 | 2017~2019 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(他専攻科目) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |