授業コード 20096500 クラス
科目名 特別活動論 単位数 2
担当者 米沢 崇 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 児童・生徒が自ら楽しく豊かな学級・学校生活を創造するための特別活動
授業の概要 小・中学校における望ましい集団活動を通して、児童・生徒の自主的・実践的な態度を育成し、自己を生かす能力を養うことを目標とする特別活動の意義や課題などについて理解を深め、学校現場における実践事例から特別活動を進めるにあたっての小・中学校の体制や教師の指導方法について検討する。実際の授業においては、各回で特別活動をめぐるテーマや課題を設定して、グループワークやディスカッション等を取り入れる。
学習の到達目標 教員としての基礎的知識・態度を養う科目として、教育課程の領域に位置づく特別活動についての理解を深めることができる。さらに、特別活動を進めることのできる実践的指導力の基礎を身につけることができる。
授業計画 第1回 講義の概要―授業の目標と課題意識の明確化―
第2回 特別活動の教育実践(教育課程)に占める位置―各教科、特別の教科 道徳、外国語活動、総合的な学習の時間との関連―
第3回 特別活動の教育的意義
第4回 特別活動の目標(1)―学級活動と児童会活動を中心に―
第5回 特別活動の目標(2)―クラブ活動と学校行事を中心に―
第6回 特別活動にあたる教師に求められる視座
第7回 中間テストと特別活動の内容に係る概説
第8回 特別活動の内容と方法(1)学級活動(1)―基礎的・基本的事項の確認―
第9回 特別活動の内容と方法(2)学級活動(2)― 年間指導計画や活動計画の具体―
第10回 特別活動の内容と方法(3)児童会・生徒会活動
第11回 特別活動の内容と方法(4)クラブ活動(中学校の部活動含む)
第12回 特別活動の内容と方法(5)学校行事(1)―基礎的・基本的事項の確認―
第13回 特別活動の内容と方法(6)学校行事(2)― 年間指導計画や活動計画の具体―
第14回 特別活動の実際― 「なすことによって学ぶ」を体験―
第15回 学びの振り返り
授業外学習の課題 ○指定しているテキストを必ず購入し、事前に読み、内容を確認しましょう。
○次時の内容に関わる自己の体験を想起し、関心のあることを焦点化させておきましょう。
○本時ごとの復習・確認をして、確かな知識理解を図ってほしいと思います。
○常に課題意識をもって、柔軟な発想やコミュニケーションを図る力を養い、感性を磨くようにしましょう。
履修上の注意事項 ○授業形式では、グループワークやディスカッション等を取り入れるため、積極的に取り組むこと。これも特別活動の教育的意義を理解する上で大切なことになります。
○特別活動は教育課程の一領域ではありながらも、学校・学級生活を充実発展させると共に、よりよい学級づくりを促進していく豊かで多様な教育力を発揮させる教育活動でもあります。児童・生徒の無限な可能性を引き出し伸長向上させる特別活動は、教師としての専門性や指導力を大きく育成するものです。
○本授業用のノート・ファイルは、必ず用意してください。
○ガイダンスから授業内容ですので、必ず出席してください。
○原則的には、毎回、終末にコメントシートの提出を考えています。(出席確認と授業への関心度などの診断をし、総合評価にも加味します)
○受講におけるマナーは守りましょう。(遅刻、私語、携帯電話、居眠り、本授業と関係のない別なことをするなど。)
成績評価の方法・基準 中間テスト(「小学校学習指導要領 第6章 特別活動」「中学校学習指導要領 第5章 特別活動」より出題)、ミニ課題、最終レポート(特別活動の基礎理論、教師の指導の在り方等について)、授業態度等で総合的に評価する。
評価の割合は、中間テストに合格(80点以上)することを評価(単位認定)の基礎条件とし、ミニ課題25%、最終レポート50%、授業態度25%である。
テキスト 文部科学省『小学校学習指導要領解説 特別活動編―平成29年7月』東洋館出版社、2018年。
文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター『みんなで,よりよい学級・学校生活をつくる特別活動(小学校編) 』(特別活動指導資料)文渓堂、2019年。

※中学校教員を志望する人は任意ではあるが、下記のテキストも自主的に入手・購入することが望ましい。
文部科学省『中学校学習指導要領解説 特別活動編―平成29年7月』東山書房、2018年。
解説は、文部科学省HP(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm)からダウンロードできる。
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
非常勤講師であるため、質問・相談のある人は yonezawa@hiroshima-u.ac.jp に連絡してください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(教職専門科目群) 2016~2016 2・3・4
人文学部教育学科(教職専門科目群) FHED24303 2017~2018 2・3・4
人文学部教育学科(教職専門科目群) 2019~2019 2・3・4