授業コード 20092000 クラス
科目名 英語の諸相Ⅵ(文法論) 単位数 2
担当者 針持 和郎 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 英語の文構造 Structures of English Sentences
授業の概要 この授業では学校文法の観点と生成文法の観点から,まず基本文(肯定の単文)の構造を学びます。次に,基本文から派生した構造として疑問文,命令文,感嘆文,そして複文の構造を学びます。英語文の構造と対照するために,関連する日本語文の構造も取り上げます。
学習の到達目標 1. 英語文の諸相を知る。
2. 学校文法(伝統文法)と生成文法の考え方を知る。
3. 英語の文構造と日本語の文構造の主要な違いについて対照し,その違いを知る。
授業計画 第1回 イントロダクション,基本項目・基本述語の概観
第2回 伝統文法の統語論:述語動詞の諸相
第3回 小テスト(1),句構造の発想(1)X-barの導入
第4回 句構造の発想(2)屈折要素Iと補文化詞Cの導入,統語分析の基礎(1)述語動詞の項
第5回 統語分析の基礎(2)述語動詞の付加詞
第6回 小テスト(2),平叙文の基本構造(1)付加詞なし
第7回 平叙文の基本構造(2)付加詞あり
第8回 小テスト(3),平叙文のより詳しい分析(1)等位節
第9回 平叙文のより詳しい分析(2)従属節
第10回 小テスト(4),疑問文(1)Yes-No疑問文
第11回 疑問文(2)Wh疑問文
第12回 小テスト(5),命令文の構造(1)命令文と主語の有無
第13回 命令文の構造(2)命令文と時制要素Tns
第14回 小テスト(6),感嘆文の構造(1)感嘆文の派生プロセス
第15回 感嘆文の構造(2)時制と否定をめぐる特筆すべき日英比較,まとめ
授業外学習の課題 1.文法用語調べの週末課題提出
2.小テスト訂正提出
履修上の注意事項 1.あらかじめ指定された文法用語について調べておくこと。
2.欠席は3回まで。遅刻は1/2回の欠席として扱う。
3.初回講義にこのシラバスを印刷して持参すること。
4.「言語学入門 」を先に履修していることが望ましい。
成績評価の方法・基準 小テスト70%,ミニッツ・ペーパー15%,レポート15%
テキスト 未定
教材プリント
参考文献 北側喜久・上山あゆみ(2004)『生成文法の考え方:英語学モノグラフシリーズ2』,研究社出版
畠山雄二(編)(2017) 『最新・理論言語学用語事典』,朝倉書店
その他,参考文献一覧を初回に配布する。
主な関連科目 言語学入門,英語研究 I ~ IV
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中のディスカッションの時間の他,授業外でも随時メールで打ち合わせて質問・相談の時間を設ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) FHEN30305 2017~2019 2・3・4