授業コード | 20082500 | クラス | |
科目名 | 国際社会学演習B(比較) | 単位数 | 2 |
担当者 | 高田 峰夫 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 観光の可能性 |
授業の概要 | 「国際社会学演習A」では日本における外国人のトピックをさまざまな側面から考えました。しかし、実は、そこで扱われていた話題からは、もっと大きな部分が抜け落ちていました。それは外国人ツーリストです。かつて日本は外国人鎖国とさえ言われていて、ほんの10年ほど前までは外国人ツーリストは総人口比で10%にも満たないほどでした。ところが、その後急激にツーリストは増加を示し、2018年には年間3000万人を超えるに至りました。この傾向はさらに続くと期待されています。 そこで、この授業では広義の外国人ツーリスト(いわゆる観光だけでなく、ビジネス、、スポーツ、医療、等々も含む短期滞在の訪日外国人全体)に焦点を当て、より包括的な「外国人」理解を目指したいと思います。同時に、それにより、日本社会の持つ特性、問題点、今後の可能性、等も明らかになると期待されます。 |
学習の到達目標 | 日本におけるツーリストの現状と問題点、その視点から見た日本社会の特性を理解する。 |
授業計画 | 第1回 | 大体以下のような内容で授業を進める予定です。ただし、社会の変化や受講生の希望等により、内容に変更を加えることがあります。 1.概要説明 |
第2回 | 2.観光とツーリズム | |
第3回 | 3.インバウンド | |
第4回 | 4.外国人の視点(歴史) | |
第5回 | 5.外国人の視点(現在) | |
第6回 | 6.都市と地方 | |
第7回 | 7.「田舎」 | |
第8回 | 8.「あるもの」の重要性 | |
第9回 | 9.観光立国論とは? | |
第10回 | 10.観光立国の重要性 | |
第11回 | 11.現状 | |
第12回 | 12.課題 | |
第13回 | 13.解決策 | |
第14回 | 14.今後の見通し | |
第15回 | 15.まとめ |
授業外学習の課題 | 全員出席して毎回議論するのが授業の形式なので、その前に、毎回テキストの当該部分を熟読してくることが求められます。さらに、可能であれば、その部分に関連した情報を本や新聞、インターネット等で探して理解を深めることも期待されます。 また、交代して報告するので、担当回の前には、報告に向けてレジュメの作成を始めとする報告のための準備が必要になります。 |
履修上の注意事項 | 授業はゼミ形式です。毎回の出席が前提で、その上で報告と議論を基に授業を進めます。したがって積極的に参加する姿勢が求められます。特別な予備知識を必要とはしませんが、「考える」ことが何よりも重要です。 |
成績評価の方法・基準 | 毎回交代で準備する報告資料(20%)、報告の内容(20%)、議論への参加の程度(20%)、議論のテーマに関連した思考・発想・意欲(20%)、レポート(20%)等を総合的に判断して評価します。 |
テキスト | 牧野知弘『インバウンドの衝撃-外国人観光客が支える日本経済』祥伝社新書 |
参考文献 | 多数ありますが、とりあえず以下のものは参考になるでしょう。 内田宗次『外国人が見た日本』中公新書 藻谷浩介・山田桂一郎『観光立国の正体』新潮新書 山田拓『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』新潮新書 デービッド・アトキンソン『新・観光立国論』東洋経済 他は授業中に指示します。 |
主な関連科目 | 国際社会学演習A |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34233 | 2017~2019 | 2・3・4 |