授業コード | 20082200 | クラス | |
科目名 | 国際社会学演習A(比較) | 単位数 | 2 |
担当者 | 高田 峰夫 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 日本と「外国」 |
授業の概要 | すでに新聞やネット上での報道で皆さんもご存知のように(もしご存じではなければ、問題ですよ)、政府が実質的な外国人労働者の受け入れの方向に政策を大幅に転換することになりました。他方で、政府は奇妙にも「これは移民政策ではない」とも主張しています。言葉遊びはさておき、現実の問題として、すでに日本では100万人の外国人労働者が働いており、彼らの存在抜きにして私たちの生活は成り立たないのです。しかし、私たちは彼らに代表される日本在住の外国人のことをどれだけ知っているでしょうか? ここでは、まず在日外国人について客観的な事実を知ることから始めたいと思います。次いで、その現状、外国人に関わる日本の問題点へと知見を広げていきます。できるだけ幅広く、なおかつ正確に、問題をとらえてみたいと思います。 さらに、時間が許せば、逆のパターン、海外で働く日本人についても見てみましょう。 |
学習の到達目標 | 日本に生きる外国人の実態を客観的に把握し理解すること。 |
授業計画 | 第1回 | 1.概要説明 |
第2回 | 2.日本の外国人(歴史) | |
第3回 | 3.日本の外国人(現状) | |
第4回 | 4.日本の外国人をめぐる法律 | |
第5回 | 5.日本の外国人をめぐる政治 | |
第6回 | 6.新・移民時代 | |
第7回 | 7.新・移民時代の変化 | |
第8回 | 8.都市と外国人 | |
第9回 | 9.地方と外国人 | |
第10回 | 10.農村と外国人 | |
第11回 | 11.プラスかマイナスか? | |
第12回 | 12.受け入れか拒否か? | |
第13回 | 13.人口減少との関連 | |
第14回 | 14.グローバル化との関連 | |
第15回 | 15.まとめ |
授業外学習の課題 | 全員出席して毎回議論するのが授業の形式なので、その前に、毎回テキストの当該部分を熟読してくることが求められます。さらに、可能であれば、その部分に関連した情報を本や新聞、インターネット等で探して理解を深めることも期待されます。 また、交代して報告するので、担当回の前には、報告に向けてレジュメの作成を始めとする報告のための準備が必要になります。 |
履修上の注意事項 | 授業はゼミ形式です。毎回の出席が前提で、その上で報告と議論を基に授業を進めます。したがって積極的に参加する姿勢が求められます。特別な予備知識を必要とはしませんが、「考える」ことが何よりも重要です。 |
成績評価の方法・基準 | 毎回交代で準備する報告資料(20%)、報告の内容(20%)、議論への参加の程度(20%)、議論のテーマに関連した思考・発想・意欲(20%)、レポート(20%)等を総合的に判断して評価します。 |
テキスト | とりあえず以下のテキストから始めます。 田中宏『在日外国人(第三版)』岩波新書 |
参考文献 | 芹沢俊介『コンビニ外国人』新潮新書 西日本新聞社『新・移民時代』明石書店 『農業と経済』2017年6月(特集:農業・農村と外国人労働者) 根本かおる『難民鎖国ニッポンのゆくえ』ポプラ新書 他は授業中に指示します |
主な関連科目 | 国際社会学演習B |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34230 | 2017~2019 | 2・3・4 |