授業コード 20079300 クラス
科目名 比較社会学Ⅰ 単位数 2
担当者 吉田 舞 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 都市底辺層の比較社会学 Comparative Sociology of Urban Bottom
授業の概要 講義では、都市底辺を生きる人々の生活を通じて、グローバル化における都市の変容を分析し、議論します。前期は、フィリピンのフィールドワークの事例から、今日のアジアにおける都市をめぐる諸問題について「住まいと仕事」を軸にグローバル化について考えます。

※ 授業の詳細は、第1回目のオリエンテーションで説明しますので、受講者は必ず一回目から参加してください。
学習の到達目標 グローバル化が及ぼす影響について、様々な角度から理解する。身近な問題を含め、各地域やコミュニティで起こっていることを把握するための、社会学的な枠組みの修得を目標とする。
授業計画 第1回 講義の概要:オリエンテーション・比較社会学とは何か
第2回 グローバル化と都市:今、アジアの都市でなにが起きているのか
第3回 都市底辺層とはだれか?
第4回 空間のジェントリフィケーション① スクオッターと都市開発
第5回 空間のジェントリフィケーション② モール、カジノ、医療観光
第6回 空間のジェントリフィケーション③ ショッピングモールと公園:露店商人の階層化
第7回 空間のジェントリフィケーション④ インフォーマルセクターと半失業・非失業層
第8回 ストリートで生きる① ホームレスの国際比較
第9回 ストリートで生きる② ストリートチルドレンとストリートファミリー
第10回 ストリートで生きる③ 都市雑業ワークショップ
第11回 ストリートで生きる④ 都市の先住民
第12回 調査法① 事実とfact
第13回 調査法② 比較の方法
第14回 開発援助
第15回 まとめ:比較の意味
授業外学習の課題 各種メディアを通じて提供される国内外の時事問題に関する情報に関心を向け、その概要を把握すること。
履修上の注意事項 (1) レポートにおけるコピペ、出席数の不正が発覚した場合、成績を不可とする。
(2) 私語厳禁。他の受講生に迷惑となる行為を行った場合は、成績を不可とする場合がある。
(3) 欠席は5回以上で成績不可とする(病欠、就職活動や公式試合、冠婚葬祭も欠席とする)
(4) 講義は、履修者の関心及び理解度をふまえ、シラバスを変更して行う場合がある。

【この科目は、グローバルコース対象科目(2017~2019年度生)にもなっています。※ただし、一部の学部・学科では配当されていない場合があります。】
成績評価の方法・基準 小テスト、レポート(約40%)、期末試験(約40%)、平常点(コメントシートなど)を総合して評価します。
テキスト 使用しません。
参考文献 吉田舞,2018,『先住民の労働社会学:フィリピン市場社会の底辺を生きる』風響社.
ニール・スミス,2014,『ジェントリフィケーションと報復都市: 新たなる都市のフロンティア』原口剛訳,ミネルヴァ書房.
遠藤環,2011,『都市を生きる人々―バンコク・都市下層民のリスク対応』京都大学学術出版会.
主な関連科目 国際地域論A,B/比較社会学II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了後、またはコメントシートにて質問を受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23210 2017~2019 2・3・4