授業コード | 20073700 | クラス | |
科目名 | 社会的養護内容 | 単位数 | 2 |
担当者 | 上栗 明男 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 要養護児童処遇の実践的スキル |
授業の概要 | まず子どもの養育における「家庭養育」と「社会的養護」の関係及び役割を理解したうえで、施設養護の現状と課題を理解する。そして模擬面接等により、被虐待児童や要保護児童が抱える問題やその家庭背景を理解し、より実践的な対応方法を紹介していく。殊に社会的養護の対象児童の60%以上を占める被虐待児童の特性やケアワーカーとしての基本姿勢について学ぶ。 |
学習の到達目標 | 社会的養護に対する消極的な心情である「かわいそうな子」という偏見を払しょくし、積極的養護により「家庭に優るとも劣らぬ子」を育むことができるという意識を醸成する。 |
授業計画 | 第1回 | 入所施設児童からの訴え(作文集『続・泣くものか』) |
第2回 | 映画「石井のおとうさんありがとう」(前編)視聴 | |
第3回 | 映画「石井のおとうさんありがとう」(後編)視聴・石井十次の孤児救済事業の実践 | |
第4回 | 入所型施設が蓄積してきた「集団性の利点」を検証する | |
第5回 | 虐待が与える子どもへの影響と特性 | |
第6回 | 課題を抱えた児童との面接技法 | |
第7回 | 模擬面接①「家出・非行を持った女児のケース」 | |
第8回 | 模擬面接②「不登校・非行を持った男児のケース」 | |
第9回 | 模擬面接③「性的虐待を受けた女児のケース」 | |
第10回 | 感情爆発や自傷行為を起こした児童への対応(タイムアウト法とセラピューテック法) | |
第11回 | 子ども虐待のサインとチェックポイント(事例を使い実践的にチェックする) | |
第12回 | 気持ちを言語化できない児童への対応(詩集『花火』から) | |
第13回 | 事例問題①「虐待ハイリスク家庭の見守り」事例問題②「危機介入アプローチ」 | |
第14回 | 施設見学(児童福祉施設及び児童福祉関係機関への見学を行う) | |
第15回 | 施設見学(児童福祉施設及び児童福祉関係機関への見学を行う) |
授業外学習の課題 | 児童虐待事案・児童福祉法改正等の報道に関心を持っておくこと。 |
履修上の注意事項 | 授業で紹介する事例の中には、実際に施設入所中の事例や過去に在籍していた児童の個人情報もあるので留意してほしい。なお、事例紹介する際は、個人が特定できないよう配慮はしている。 |
成績評価の方法・基準 | レポート(授業で使用した事例を1点選択しレポートする)90%、授業への積極的参加状況10% |
テキスト | プリントを配布する |
参考文献 | 春見静子・谷口純代編著「社会的養護内容」光生館 |
主な関連科目 | 社会的養護 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問、意見は随時受け付ける |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部教育学科(教職専門科目群) | - | 2016~2016 | 3・4 |
人文学部教育学科(教職専門科目群) | FHED34115 | 2017~2019 | 3・4 |