授業コード 20064200 クラス
科目名 コア心理学講義A (児童福祉概説) 単位数 2
担当者 吉本 美穂 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目  児童福祉論 Child Welfare
授業の概要  授業の内容は,担当者が主に福祉現場での経験を通して,社会的養護の子どもを理解する上で重要と感じてきたことをもとにしています。心理学の理論が福祉の現場でどのように活きているかを,適宜,エピソードを紹介しながら概説します。

【実務経験内容:児童養護施設で心理療法士として被虐待児の心理療法等の福祉臨床,国立病院機構小児科で心理療法士として心理療法等の病院臨床】
学習の到達目標  児童福祉におけるさまざまな問題を,心理学の基礎知識をもとに客観的,分析的視点で把握できるようになることを目標とします。
授業計画 第1回  講義についてのガイダンス
第2回  児童福祉法と児童憲章
第3回  福祉関係機関の種類と役割
第4回  学習・動機づけと社会的養護
第5回  愛着と愛着障がい
第6回  こころの発達
第7回  知能とパーソナリティ (児童相談所によるアセスメント)
第8回  子どもの問題行動① (自閉スペクトラム症の特性)
第9回  子どもの問題行動② (自閉スペクトラム症児への対応のポイント)
第10回  子どもの問題行動③ (ADHD,LDの特性と対応のポイント)
第11回  子どもの問題行動④ (心因性身体機能障がいと行動障がい)
第12回  子ども虐待① (児童虐待防止法,虐待の類型,発生要因)
第13回  子ども虐待② (虐待による影響)
第14回  トラウマ
第15回  対人認知の歪みと社会的養護の現状・課題
授業外学習の課題  メディアなどで児童福祉に関する問題が頻繁に取り上げられています。こうした問題について,客観的,分析的視点で考えてください。
 授業外学習に要する目安の時間:毎回の授業で授業計画に示した内容についての予習(2時間),授業後のノートの整理などの復習(2時間)
履修上の注意事項  私語は他の履修者の迷惑になるので謹んでください。
 出席はICカードにより出席確認を行います。
成績評価の方法・基準  試験(60%),小テスト(30%),課題の内容(10%)を目安に総合的に評価します。
 不定期に小テスト,課題(授業内容への感想や意見・要望など)の提出をしてもらうことがあります。
テキスト  使用しません。
参考文献  授業内で適宜紹介します。
主な関連科目  臨床心理学概論,福祉心理学,発達心理学,中等教育相談
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業中に適宜質問の時間を設けます。課題に記入された質問については,次回以降の授業で回答します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(自専攻科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(他専攻科目) 2011~2015 1・2・3・4