授業コード 20044802 クラス 02
科目名 社会意識論演習A(理論) 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 戦後日本における文化とジェンダーをめぐる社会意識の形成と変容について
授業の概要 社会意識とは、ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)であり、さまざまな階級・階層・民族・世代・職業などの社会集団ごとに、それぞれの客観的な存在条件によって規定される。この授業では、ボウリング、男性向け週刊誌、女性雑誌を事例として、戦後日本における文化とジェンダーをめぐる社会意識の形成と変容について学んでいく。
学習の到達目標 社会意識に関する理論的枠組みと調査研究の方法を習得し、具体的事例を分析する力を身につけることを到達目標とする。
授業計画 第1回 授業概要、履修上の注意点、レジュメの作り方、報告の方法などを説明。次回からの報告担当者を決める。
第2回 社会意識に関するドキュメンタリー映像を使用したディスカッション
第3回 ジェンダーと文化をめぐる社会意識に関する研究報告(3年次生)とディスカッション
第4回 スポーツをめぐる社会意識に関する研究報告(3年次生)とディスカッション
第5回 表象文化とジェンダーに関する研究報告(3年次生)とディスカッション
第6回 「はじめに」第1章「ボウリングはどのように広まったか」
第7回 第2章「ボウリングブームの衝撃」
第8回 第3章「関連団体によるイメージをめぐる駆け引き」
第9回 第4章「流行の終息と復活」
第10回 第5章「多様なボウリング場の実際」
第11回 終章「〈スポーツ〉と〈レジャー〉の狭間で」、社会意識に関するドキュメンタリー映像を使用したディスカッション
第12回 「ポスト近代におけるスポーツ観戦とまなざし」[橋本純一編,2010]
第13回 「高度経済成長の到来と週刊誌読者」[吉田則昭・岡田章子,2012]
第14回 「ライフスタイルの多様化と女性雑誌」[吉田則昭・岡田章子,2012]
第15回 まとめ
授業外学習の課題 *報告担当者はレジュメを作成し、報告の準備をしておくこと
*報告担当者以外の学生は、指定した文献を読み、質問、コメントを考え、議論の準備をしておくこと
*日頃から自主的に研究テーマに関する調査研究および資料収集を行っておくこと
履修上の注意事項 ディスカッション以外の私語は慎むこと。やむをえない理由で欠席する場合は必ず連絡すること。積極的に議論に参加すること。「社会意識論A」を履修することが望ましい。

成績評価の方法・基準 授業への取り組み(70%)、小テスト&レポート(30%)によって総合的に判断する。
テキスト 笹生心太,2017,『ボウリングの社会学 〈スポーツ〉と〈レジャー〉の狭間で』青弓社
参考文献 橋本純一編,2010,『スポーツ観戦学 熱狂のステージの構造と意味』世界思想社
吉田則昭・岡田章子,2012,『雑誌メディアの文化史 変貌する戦後パラダイム』森話社
主な関連科目 「社会学理論」などの社会学専攻科目、情報処理関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中、質問や相談に応じる時間をもうける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) FHHS34218 2017~2019 2・3・4