授業コード | 20044303 | クラス | 03 |
科目名 | エリア・スタディーズ演習B(関係) | 単位数 | 2 |
担当者 | 高田 峰夫 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 「地方」に生きる、「地方」を生かす |
授業の概要 | 日本では、輝ける都市との対比で、長い間「地方」にマイナスのイメージが配置されてきました。その結果、いわゆる当局への一極集中という現象が生じています。その一方では「地方消滅」の議論も登場してきて、ますます地方の価値が低下しているようです。ただ、最近では主に若者の間で、「地方」を見直す動きも出てきているようです。 ここでは、前期に『エリア・スタディーズ演習』で再考した「生き方、働き方」を受けて、(ただし、その履修が前提ではありませんが)、「地方」の意味を問い直してみたいと思います。特に、ポジティヴな側面、「地方」の持つ可能性に焦点を当ててみるつもりです。皆さんもぜひ一緒に考えてみましょう。 |
学習の到達目標 | 「地方」のイメージを再考すること。「地方」の可能性を見出すこと。 |
授業計画 | 第1回 | 大よそ以下のような内容を考えていますが、社会状況の変化や受講生の希望等により、内容には変更が加えられることがあります。 1.概要説明 |
第2回 | 2.地方とイナカ | |
第3回 | 3.地方都市と村部 | |
第4回 | 4.ふるさと | |
第5回 | 5.農村 | |
第6回 | 6.中山間地域 | |
第7回 | 7.農業と農 | |
第8回 | 8.里山ビジネス | |
第9回 | 9.空き家 | |
第10回 | 10.耕作放棄地 | |
第11回 | 11.担い手 | |
第12回 | 12.「地方創生」論 | |
第13回 | 13.制約 | |
第14回 | 14.可能性 | |
第15回 | 15.まとめ |
授業外学習の課題 | 全員出席して毎回議論するのが授業の形式なので、その前に、毎回テキストの当該部分を熟読してくることが求められます。さらに、可能であれば、その部分に関連した情報を本や新聞、インターネット等で探して理解を深めることも期待されます。 また、交代して報告するので、担当回の前には、報告に向けてレジュメの作成を始めとする報告のための準備が必要になります。 |
履修上の注意事項 | 授業はゼミ形式です。毎回の出席が前提で、その上で報告と議論を基に授業を進めます。したがって積極的に参加する姿勢が求められます。特別な予備知識を必要とはしませんが、「考える」ことが何よりも重要です。 |
成績評価の方法・基準 | 毎回交代で準備する報告資料(20%)、報告の内容(20%)、議論への参加の程度(20%)、議論のテーマに関連した思考・発想・意欲(20%)、レポート(20%)等を総合的に判断して評価します。 |
テキスト | 伊藤洋志・Pha『フルサトをつくる』ちくま文庫 |
参考文献 | 多数ありますが、とりあえず、いくつか揚げておきます。 藻谷浩介『完本・しなやかな日本列島のつくりかた』新潮文庫 神山典士『成功する里山ビジネス』角川新書 松村秀一『空き家を生かす』朝日新書 木下斉『地方創生大全』東洋経済新報社 他は授業中に紹介します。 |
主な関連科目 | エリア・スタディーズ演習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
少人数の授業ですので、授業内に質問をしてください。答えるのに時間が必要な場合は、翌週の授業時間内に答えるようにします。積極的に質問する姿勢を期待し、なおかつ質問は歓迎します。 授業に関連した相談事項は、可能な場合には授業前後に相談に応じます。ただし、プライバシー等の観点から必要と思われる場合には、それ以外の時間に、事前に時間調整の上で、相談に来てください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |