授業コード 20035200 クラス
科目名 教育心理学Ⅱ 単位数 2
担当者 西野 泰代 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 教育心理学(中等)
授業の概要  個々の子どもにとって最適な成長・発達の場を整えていくために必要な、発達のメカニズムや学習の諸相、教育場面での個人差などについての講義を中心に、広い意味での学校教育に関わる問題を取り上げる。講義期間の前半で、教育心理学に関する基礎的な知識の習得を目指し、後半ではそれらの知識を活用しながら、教育現場での今日的課題について、学生自身が考え、互いに意見を出し合える機会を提供する。グループ単位でのディスカッションや全体の場での発表の機会を設けることにより、学習の定着を図るとともに、教育の現場で求められるコミュニケーション能力の育成を図る。
学校現場で有用な実践力の基礎を築くことを本講義のねらいとする。
学習の到達目標 1. 教育心理学についての基礎的な知識を習得する。
2. 子どもたちの「発達を支援する」という視点をもって、学校現場における今日的課題に  対処できる能力の基礎を築く。
3. 子どもたちの「自己実現」を可能にするための支援の方策について、学生自身が主体的に考える力をつける。
4. 学校現場で求められるコミュニケーション能力の育成を図る。
授業計画 第1回 教育心理学とは
第2回 発達と学習の理論① <発達理論の概説>
第3回 発達と学習の理論② <学習理論の概説>
第4回 発達の諸相① <認知的側面の発達>
第5回 発達の諸相② <自己・パーソナリティ側面の発達>
第6回 発達の諸相③ <身体の発達および道徳的・社会的側面の発達>
第7回 動機づけと人間の行動
第8回 第1回~第7回までの復習と定着度のチェック
第9回 学校・学級生活における子どもの悩みから教育を考える① <友人関係>
第10回 学校・学級生活における子どもの悩みから教育を考える② <学業>
第11回 学校・学級生活における子どもの悩みから教育を考える③ <学校適応>
第12回 授業の心理学① <授業の心理学的理解>
第13回 授業の心理学② <学級集団の理解>
第14回 授業の心理学③ <学習の評価>
第15回 第8回~第14回までの復習と定着度のチェックおよび全体のまとめ
授業外学習の課題 第1回:子どもの発達・学習と心理学の関係についてまとめる
第2回:発達理論をまとめる
第3回:学習理論をまとめる
第4回:ピアジェ理論の特徴をまとめる
第5回:パーソナリティの理解と把握方法についてまとめる
第6回:対人関係に影響する要素をまとめる
第7回:動因の種類をまとめる
第8回:第1回~第7回までのまとめと協同学習について
第9回:友人関係における困難さについて考える
第10回:学業における困難さについて考える
第11回:「学校適応」とは何かについて考える
第12回:子どもの学習参加意欲について考える
第13回:学級集団の育成について考える(学級集団の持つ機能についてまとめる)
第14回:教育評価の意義について考える     
第15回:第9回~第14回までのまとめと理解度チェックおよび全体のまとめ
履修上の注意事項 毎回資料を配布しますので、各自ファイルを一冊用意して配布資料を綴じてください。そのファイルは毎回持参すること。また,次の講義に向けての課題(すなわち宿題です)を提示しますので、各自積極的に取り組んでください。
成績評価の方法・基準 1. 授業への取り組み(20%):
授業における課題への取り組みや集団討議、発表への意欲態度を点数化して評価する。
2. 授業内での小テスト2回(それぞれ30%):
第8回と第15回の授業時に、それまでの授業内容についてそれぞれ十分に理解されているかをテストする。 
3. 総括レポート(20%):
第15回授業で提示する課題について論述してもらう。これを、論述の形式、授業内容の理解と定着度、論旨の一貫性、独創性の観点から評価する。
以上により、総合的に評価する。
テキスト 特に指定しない。
授業において資料を適宜配布する。
参考文献 鹿毛雅治(編)『教育心理学』朝倉心理学講座⑧
安藤寿康・鹿毛雅治(編)『教育心理学 教育の科学的解明をめざして』 
  他、適宜講義内で紹介する。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問等があれば授業後に対応します。その他は事前に連絡をください。  
事前アポ: nishino@shudo-u.ac.jp

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(人間関係学科科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(人間関係学科科目) 2011~2015 2・3・4