授業コード | 20032200 | クラス | |
科目名 | 地域社会学B | 単位数 | 2 |
担当者 | 中道 豪一 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 出雲大社の歴史と祭祀 |
授業の概要 | 本講義は出雲大社(島根県出雲市大社町)に関する知識・教養を習得し、伝統文化を論じるスキルを身に着けることを目的とします。 出雲大社についてはテレビや雑誌等のメディアで「縁結び」・「旧暦10月には全国から神様が集まる」といったトピックと共に紹介される機会が増えてきたこともあり、多くの人が訪れる状況が続いています。それはとても良いことですが、その一方、出雲大社を考えるうえで重要な神道・神社祭祀という視点からのアプローチについては、意外と触れる機会が少ないのではないでしょうか。 そこで本講義は、神道・神社祭祀という視点からのアプローチとして、高い評価を受けている千家尊統『出雲大社』を読み解くことで、出雲大社に関する知識と教養を身に着けていこうと思います。ただし初めて神道や神社に触れる人にとって理解しにくい点・難しい点も存在するため、ただ本を読み解説を加えるだけでなく、毎回資料を用意し丁寧にひもとき、内容を立体的に理解できるよう工夫を加えてあります。 また折に触れ、出雲大社の生の情報や近隣スポットの情報をはじめ、伝統文化の現在を認識できるトピックを紹介していきます。「神道や神社に興味がある」「出雲大社について詳しく知りたい」「伝統文化を論じるスキルを身に着けたい」という学生を歓迎します。 |
学習の到達目標 | 1)出雲大社に関して一般の人では知りえないレベルの知識を身に着け、それを説明できる 2)出雲大社に関する知識を通して伝統文化についての意見を述べることができる 3)『出雲大社』の感想を述べることができる |
授業計画 | 第1回 | 「『出雲』の大社」を読む (講義の初めに「オリエンテーション:講義内容・評価方法の説明」を実施します) |
第2回 | 「八俣の大蛇とスサノオノミコト」を読む | |
第3回 | 「宝剣の出現と出雲大社」を読む | |
第4回 | 「スサノオノミコトと大国主神」を読む | |
第5回 | 「出雲創世神話の世界」を読む | |
第6回 | 「二つの古代出雲勢力」を読む | |
第7回 | 「大国主神の聖域」を読む | |
第8回 | 「出雲大社のまつり」を読む | |
第9回 | 「古式ののこる御社殿」を読む | |
第10回 | 「境内と境外の社たち」を読む | |
第11回 | 「出雲の国造」を読む | |
第12回 | 「神火の相続-火継式」を読む | |
第13回 | 「注目すべき古伝新嘗祭」を読む | |
第14回 | 「出雲国造神賀詞」を読む | |
第15回 | 「出雲大社教」を読む |
授業外学習の課題 | □毎回扱った単元を読み返し復習 |
履修上の注意事項 | ①古文・漢文・くずし字等の専門知識は必要としません ②私語を含め、他の受講者の迷惑となる行為は厳禁 ③テキストと配布プリントを基盤にポイント等を板書するスタイルで講義を進めます。またほぼ毎回、理解を促すために関連映像を視聴するなど、初歩から素養を積み重ねられるよう工夫をこらしてあります。よって各自、映像を視聴しやすい席につくことをすすめます |
成績評価の方法・基準 | 試験60%+講義への取り組み40% |
テキスト | □千家尊統『出雲大社』(学生社 平成31)をテキストとして使用します。 この書籍は『出雲大社』(学生社 平成2)の新版となります。 □毎回、資料を配布します(欠席した学生分の資料は教員の方でストックしています。講義の前後に入手してください) |
参考文献 | 講義の中で紹介します |
主な関連科目 | 文化論(神道や神社を理解するのに役立つ『古事記』を読み進める講義です) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義の前後に質問を受け付けます |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(他専攻科目) | - | 2011~2015 | 2・3・4 |