授業コード 20030800 クラス
科目名 カルチュラル・スタディーズB 単位数 2
担当者 野村 浩也 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ゲイ・コミュニティへようこそ
授業の概要  カルチュラル・スタディーズは、人々が生きる日常や生活世界における様々な問題を対象に、問題解決志向の分析/解釈を行う理論/実践である。
 本講義では、日本のゲイ・バイセクシュアル男性たちをとりまく日常世界・文化を中心的に取り上げ、異性愛中心の社会の中でセクシュアル・マイノリティがいかに差別と向き合い、コミュニティや文化を形成してきたのかを見ていく。日本の「ゲイ・カルチャー」を社会学的に分析し、理解していくことを通して、差別を社会学的に分析し、理解する方法の習得をめざす。
学習の到達目標 ① 日本のゲイ・コミュニティや文化の成り立ちについて理解する。
② 差別の構造を社会学的に分析し、説明することができる。
③ 自らの政治性を問題化し、問題解決の方法を考えることができる。
授業計画 第1回 9/19 ガイダンス:カルチュラル・スタディーズとはどのような学問か
第2回 9/26 日本のゲイの歴史
第3回 10/3 クラブ・イベントをめぐるポリティクス
第4回 10/10 セックス・ワークの社会学
第5回 10/17 パレードへようこそ
第6回 10/24 エイズと向き合う
第7回 10/31 「オカマ」は差別か
第8回 11/7 LGBTブームの光と影
第9回 11/21 トランスジェンダーと同性愛
第10回 11/28 クィアとアート
第11回 12/5 映画で学ぶゲイ・カルチャー
第12回 12/12 ゲイと家族
第13回 12/19 「差別」はいつ悪質になるのか
第14回 1/9 差別の原因とは何か
第15回 講義のまとめ
授業外学習の課題 授業の中で紹介する文献を読むこと。また、指示された課題を期限を厳守して提出すること。
履修上の注意事項 授業中の発言や授業への積極的な態度は成績評価に加えるので、授業では積極的に議論に参加し、質問や意見を積極的に発言すること。私語など学習の妨げとなる言動は、減点の対象とするので留意してほしい。なお、授業では「性」に関する事象を取り上げるので、理解した上で受講すること。
成績評価の方法・基準 授業中の発言等30%、授業中に課す課題30%、期末試験40%により総合的に評価する。
テキスト 毎回レジュメを配布します(第13回と第14回を除く)。
参考文献 森山至貴 2012『「ゲイコミュ二ティ」の社会学』勁草書房
砂川秀樹 2015『新宿二丁目の文化人類学』太郎次郎社エディタス
風間孝・河口和也・守如子・赤枝加奈子 2018『セクシュアリティ・スタディーズ』法律文化社
主な関連科目 カルチュラル・スタディーズA、差別問題論、クィア・スタディーズ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談についてはできる限り授業中に対応するが、メールでも受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23221 2017~2019 2・3・4