授業コード | 20021700 | クラス | |
科目名 | ジャーナリズム論Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 江種 則貴 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | コラムで学ぶジャーナリズム |
授業の概要 | 毎日の新聞を「フルコースの料理」とすれば、新聞1面のコラムは「前菜」だと例えた人がいます。その味付け次第で、次のページをめくってもらえるかが決まるというのです。 確かに新聞各紙とも、名だたる書き手を起用してきました。朝日新聞「天声人語」なら深代惇郎氏、読売新聞「編集手帳」なら竹内政明氏といった具合に。中国新聞で40年近く記者や論説委員を続けてきた経験でいえば、1面コラム「天風録」を味わい深く仕上げるのは至難の業だと身にしみています。 物事の見方、考え方が問われます。どんな言葉を選び、どういった構成で文章を運ぶか。最後は、読者に共感してもらえるかどうかで出来栄えは決まるのです。 そうした意味で、1面コラムを読み解けば、そのコラムが取り上げたニュースの意味や背景、さらにジャーナリズムの「立ち位置」がおのずと理解できるはずです。名文に触れることで、自分の思いを相手に誤解なく伝えるための文章術を学ぶことにもつながります。 授業では、深代、竹内両氏のコラムや「天風録」を読み込むとともに、各紙のコラムを読み比べます。皆さんにも、出席カードの備考欄に、授業で読んだコラムの感想を書いていただきます。 |
学習の到達目標 | 物事の意味の捉え方、他者への伝え方を学ぶ |
授業計画 | 第1回 | 新聞コラムの作り方 |
第2回 | 竹内政明氏の編集手帳①「文章十戒」、各紙コラム読み比べ(1) | |
第3回 | 竹内氏の編集手帳②「引用の手品師」、各紙コラム読み比べ(2) | |
第4回 | 竹内氏の編集手帳③「出入り禁止の言葉たち」、各紙コラム読み比べ(3) | |
第5回 | 竹内氏の編集手帳④「泣けるコラム」、各紙コラム読み比べ(4) | |
第6回 | 深代惇郎氏の天声人語①「知の力」、各紙コラム読み比べ(5) | |
第7回 | 深代氏の天声人語②「健康な懐疑主義」、各紙コラム読み比べ(6) | |
第8回 | 深代氏の天声人語③「名作に学ぶ」、各紙コラム読み比べ(7) | |
第9回 | 深代氏の天声人語④「絶筆」、各紙コラム読み比べ(8) | |
第10回 | 天風録①「地域とともに」、各紙コラム読み比べ(9) | |
第11回 | 天風録②「読者とともに」、各紙コラム読み比べ(10) | |
第12回 | 天風録③「社会にもの申す」、各紙コラム読み比べ(11) | |
第13回 | 天風録④「東京にもの申す」、各紙コラム読み比べ(12) | |
第14回 | コラムとジャーナリズム | |
第15回 | ジャーナリストになるには |
授業外学習の課題 | 日常的にさまざまなニュースに触れ、その意味や背景を考える習慣を身につけてください。 |
履修上の注意事項 | 私語は厳禁。スマートホン、タブレットなどの使用も禁止します。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験70%、受講態度30%(出席カードの記述を含む)を目安に総合的に評価します。 |
テキスト | 資料をその都度、配布します。 |
参考文献 | 後藤正治『天人 深代惇郎と新聞の時代』(講談社文庫)、 竹内政明『「編集手帳」の文章術』(文春新書) |
主な関連科目 | ジャーナリズム論Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問があれば出席カードに記入してください。授業が終わった後も対応できます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23104 | 2017~2019 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(他専攻科目) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(関連学科科目) | - | 2016~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(関連学科科目) | FHED15116 | 2017~2019 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(関連科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部英語英文学科(関連科目) | FHEN21102 | 2017~2019 | 1・2・3・4 |