授業コード 20017400 クラス
科目名 英語音声学 単位数 2
担当者 針持 和郎 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日本語との対照による英語の音声 The Sounds of English in Contrast with Japanese
授業の概要 英語の音素(子音,母音)と超分節音素(ストレス,イントネーション,リズム)および音韻変化について解説を行い,談話レベルの正しい聞き取りと発音ができるようトレーニングとアドバイスを行う。
英語音声との比較のために日本語音声も部分的に扱う。
学習の到達目標 1. 発声器官の位置と名前を知り,その働きを説明できる。
2. 英語の音素(子音と母音)を知り,正しく発音できる。
3. 音素の連続で起こる音韻変化を知り,適切に発音できる。
4. 英語の超分節音素(ストレス,イントネーション,リズム)について知り,適切に発音できる。
5. 発音記号を知り,正しく読み書きできる。
授業計画 第1回 イントロダクション,教材資料配布
第2回 発声器官の働き・位置・名称,音素と異音,IPA
第3回 子音1 摩擦音
小テスト1
第4回 子音2 破裂音,破裂消失
第5回 子音3 破擦音,鼻音,鼻腔破裂
小テスト2
第6回 子音4 側音,側音破裂
第7回 子音5 音韻変化
小テスト3
第8回 半母音,母音
第9回 臨時試験と解説
第10回 音節の構造,成節子音,ストレスと音節
第11回 弱形・強形,発音練習1
小テスト4
第12回 語群,音節とリズム
第13回 音韻消失・音韻同化,発音練習2
小テスト5
第14回 強勢とイントネーション
第15回 発音練習3,まとめ
小テスト6
授業外学習の課題 第2回:テキスト1.1~1.7を読んでおく。
第3回:テキスト3.1を読んでおく。課題資料02’を提出。
第4回:テキスト3.2を読んでおく。子音名が言える,書けるようにしておく。課題資料03’を提出。
第5回:テキスト3.3を読んでおく。子音名が言える,書けるようにしておく。課題資料04’を提出。
第6回:テキスト3.4を読んでおく。子音名が言える,書けるようにしておく。
第7回:テキスト4.1~4.3を読んでおく。音韻変化が説明できるようにしておく。
第8回:テキスト3.5,5.1~5.3を読んでおく。
第9回:第8回までの内容を復習し,中間試験に備える。
第10回:テキスト6.1~6.2を読んでおく。
第11回:テキスト6.3~6.4を読んでおく。
第12回:テキスト6.5~6.6を読んでおく。
第13回:テキスト6.7を読んでおく。
第14回:テキスト7.1~7.5を読んでおく。
第15回:テキスト7.6を読み,音読練習をしておく。
履修上の注意事項 1.音声は文や談話の一面に過ぎません。文や談話はほかにも構造と意味を持っていて,それらは音声とも互いに関連しています。テキストにある一つ一つの例文が持つ文法構造と意味も良く予習してください。
2.音声を扱う科目なので,授業中の入退室と私語を慎むのはもちろん,聴き取りの最中はページをめくる音も立てないくらいの慎重さと集中力を発揮してください。
3.初回講義にこのページをプリントアウトして持参すること。
4.いかなる理由があっても欠席は4回までとする。
 (病気、交通機関の乱れ、冠婚葬祭等、一切の事情を含める。)
成績評価の方法・基準 小テスト60%,期末試験30%,レポート課題10%
テキスト 1.O'connor, J. D.(1982) Better English Pronunciation.
   成美堂 ISBN 4-7919-4601-4
2.プリント
参考文献 島岡 丘 (1996)『教室の英語音声学 Q & A』研究社出版
竹林 滋 (1991)『英語発音に強くなる』
         岩波ジュニア新書188.
竹林 滋 (1996)『英語音声学』研究社出版
Jones, Daniel. (197714). English Pronouncing Dictionary. Dent & Sons.
Kenyon, J. S. & T. A. Knott. (1953). A Pronouncing Dictionary of American English. Merriam-Webster.
Otsuka, Takanobu. et. al. (eds.) (1969) English Pronouncing Dictionary of Proper Names. Sanseido.
Wells, J. C. (1990). Longman Pronunciation Dictionary. Longman.
主な関連科目 特定の関連科目はありませんが,文字のない言語はあっても音声のない言語はありえないので,本科目を全ての英語科目に役立ててください。中でも詩にとって音声・音韻は重要です。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問の時間は授業中に2回,授業終わりに1回設けます。基本的にはこれらを利用し,不明な点を次週に残さないように努力してください。
2.必要に応じて期末試験前に希望の多い日時を授業で調査し,学習支援センターのオフィスアワーを設定します。
3.大学交付のメールアドレスを共有します。欠席等の場合の連絡・問い合わせなどに利用できます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部英語英文学科(専攻科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) FHEN30306 2017~2019 2・3・4