授業コード 20009500 クラス
科目名 生涯学習論Ⅰ 単位数 2
担当者 山川 肖美 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 生涯学習の学習論と日本の生涯学習政策の到達点
授業の概要 本講義では、次の2つの柱を設定している。
1つ目の支柱は、生涯学習の学習論と学習論の実践への応用可能性について模索することである。生涯学習研究において学習論は必須研究課題だと認識されつつも、政策や実践を後追いする形で紹介・研究されてきた感が否めない。本講義では、政策を裏付ける学習論のみならず、政策提言あるいは普遍理論の性格を持つ学習論についても論及したい。2つ目に支柱は、学習論の観点から日本の生涯学習政策や実践を捉え直すことにおく。政策ならびに実践の到達点を明らかにしたのち、学習論の観点から今後の日本の進むべき方向を模索する。
なお、社会教育主事課程に必修の科目であるため、本資格を意識した授業内容も盛り込む。
学習の到達目標 生涯学習の学習論について理解を深めた後、学習論の観点から日本の生涯学習政策・施策の捉え直しができるようになる
授業計画 第1回 1 オリエンテーション 生涯学習とは?
第2回 2 生涯学習の原理
第3回 3 生涯学習の学習論(1)生涯発達論
第4回 4 生涯学習の学習論(2)アンドラゴジー
第5回 5 生涯学習の学習論(3)自己主導的学習論
第6回 6 生涯学習の学習論(4)経験学習論
第7回 7 生涯学習の学習論(5)意識変容学習論
第8回 8 生涯学習の学習論(6)学習支援者論
第9回 9 生涯学習の学習論(7)政策論
第10回 10 生涯学習政策の展開
第11回 11 生涯学習政策の到達点
第12回 12 生涯学習の現在-教育改革の中で-
第13回 13 生涯学習の現在-社会構造改革の中で-
第14回 14 生涯学習の現在-学習成果の評価と活用-
第15回 15 生涯学習の行方
授業外学習の課題 1 内容的に区切りのよいときに小テスト(中間テスト)を実施するので、授業後の復習を欠かさないこと。
2 生涯発達論や意識変容学習論等の講義では参加型の教育方法を取り入れる。主体的に参加するために、事前に、ワークシートを配布するので、説明をよく聞き、空所に書き込んでくること。
3 下に掲げた参考文献を読むこと。
履修上の注意事項 1 授業は私からの学問的メッセージを伝える場でもある。メッセージに対して受信・返信する意欲と態度のない者、他の受講生に迷惑をかける者  は受講を断る。
2 遅刻は出席と区別して対応する。10分以上の遅刻は欠席扱いとする。
3 欠席届は証明書等が付されていない場合には原則受け取らない。
4 プリントは当日ならびに余部を次週まで持参する。
成績評価の方法・基準 中間テスト30%、総括テスト50%、授業への取り組み態度20%で評価する。
テキスト なし(毎回、プリントを配布し、適宜参考文献を紹介する。)
参考文献 ・鈴木眞理・熊谷慎之輔・山本珠美『社会教育計画の基礎』学文社、2012。
・小池源吾・手打明敏編著『生涯学習社会の構図』福村出版、2008。
・赤尾勝己編書『生涯学習理論を学ぶ人のために』世界思想社、2004。
・佐々木正治編著『21世紀の生涯学習』福村出版、2001。
主な関連科目 生涯学習論Ⅱ、社会教育計画Ⅰ・Ⅱ、社会教育演習、地域社会教育実習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・毎回配布するコミュニケーションカードにて質問・相談を受け付け、次回授業にて可能な限り回答する。
・その他、必要な場合には、いつでも、面談またはメールにて質問・相談を受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(他学科及び他専攻科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) 2011~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) FHHS27114 2017~2019 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(自専攻科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(専攻科目A群) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(専攻科目A群) FHED12108 2017~2019 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(関連科目) 2011~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(関連科目) FHES18101 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部心理学科(自由選択科目) FHPS40004 2017~2017 1・2・3・4