授業コード | 20000100 | クラス | |
科目名 | 心理学概論Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 中西 大輔 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 進化と適応の心理学 |
授業の概要 | 本講義では、生物学的な視点から人間行動を説明する適応論について解説する。進化や遺伝子に関する基礎を学び、ヒトの行動がどのような生物学的な基盤を持つかを解説する。古い社会科学 (「標準社会科学モデル」) では、人間行動はその全てが文化や社会によって説明できるとされてきたが、そのような考え方は既に否定されている。文化や社会が人間行動に影響を与えているのは確かだが、行動遺伝学や進化心理学などの様々な研究によって、人間行動の進化的基盤が明らかにされてきた。講義では、こうした研究の一端を紹介し、進化や適応という視点から人間行動を説明することの意義について学習する。 |
学習の到達目標 | 進化や環境への適応という観点から人間や動物の行動を説明することができる。 |
授業計画 | 第1回 | なぜ心理学概論で「進化」なのか? |
第2回 | 氏と育ち (1) | |
第3回 | 氏と育ち (2) | |
第4回 | 進化の概念 (1) | |
第5回 | 進化の概念 (2) | |
第6回 | 遺伝子と行動 (1) | |
第7回 | 遺伝子と行動 (2) | |
第8回 | 前半部分まとめ | |
第9回 | 利己的遺伝子 (1) | |
第10回 | 利己的遺伝子 (2) | |
第11回 | ヒトの進化 (1) | |
第12回 | ヒトの進化 (2) | |
第13回 | ヒトの進化 (3) | |
第14回 | 血縁淘汰 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | Moodle上の課題を行う (各回1時間程度)。 |
履修上の注意事項 | 本講義は基本的には心理学専攻の再履修者用のクラスであり、2018年度には3名しか履修していない。今年度も履修者は非常に少なくなると見積もられるため、ご了承願いたい。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験が90%、Moodleによる課題10%として評価する。出席は評価点には含まないが、基本的に11回以上出席することを評価の条件とする。なお、就職活動や病気などの欠席については特段考慮しない。 |
テキスト | 使用しない |
参考文献 | 長谷川寿一・長谷川真理子 (2000). 進化と人間行動 東京大学出版会 |
主な関連科目 | 心理学概論II、進化と人間行動 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
毎回提出する質問用紙を使用する。質問への回答はWeblogを利用する。 http://ecommons.shudo-u.ac.jp/wordpress/nakanisi/ また、Moodleも適宜利用する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(人間関係学科科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科教育学専攻(人間関係学科科目) | - | 2011~2015 | 1・2・3・4 |
人文学部教育学科(関連学科科目) | - | 2016~2016 | 1・2・3・4 |