授業コード 12062627 クラス 27
科目名 ゼミナールⅢ 単位数 2
担当者 中田 清 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 株式会社、特に上場会社に関する会計制度の理解
授業の概要  中小会社の会計制度についてはすでに2年次に学習しました。3年次の前期には、上場会社の会計制度に対する理解を深めます。会計基準の背後に位置する会計理論、および主な会計基準について学習します。
 財務会計は、会社の経営活動の会計処理のルール(会計基準)と実際の処理の仕方(簿記)を同時に学ぶと理解がしやすいので、そのことにも考慮を払いながら学習します。
 毎回1人の方にレジュメを作成して発表していただきます。司会は次回発表予定者の方にお願いします。発表後,質疑応答を行い,そのあと担当者(中田)が補足を行います。
学習の到達目標 ・企業会計制度、特に近年の新しい展開に対する理解を深める。
・企業の経済活動を理解して、それについて会計処理を行うことができる。
・自分が行った会計処理について説明することができる。
・日商簿記検定2級以上を取得する。
授業計画 第1回 はじめに
第2回 財務会計の機能と制度会計
第3回 利益計算の仕組み
第4回 会計基準と概念フレームワーク
第5回 資産の評価基準と公正価値会計
第6回 有価証券の期末評価とヘッジ会計
第7回 キャッシュ・フロー計算書
第8回 収益の認識
第9回 固定資産の期末評価とリース会計
第10回 納税義務と税効果会計
第11回 社債
第12回 退職給付引当金と資産除去債務
第13回 組織再編--会社の結合と分割
第14回 損益計算書と包括利益
第15回 まとめ
授業外学習の課題  下記テキストを中心に講義を進めていきますが、発表する方は図書館を利用して他の文献(単行本,雑誌論文)にも当たり、レジュメを作成することが望まれます。
 発表者以外の方も、最低限テキストの当該箇所を読んでおき,質問事項をメモしておいて下さい。毎時間、要約を提出していただきます。
 上場企業の経済活動を数字(金額)を用いてできるだけ適切に表現するのが会計ですので、新聞の経済記事をよく読み、企業の経済活動をしっかり理解してください。
履修上の注意事項 ・電卓を毎時間持参して下さい。
・主体的な学習が求められます。
・報告レジュメおよび配付プリントはファイルして毎時間持参してください。
・税務会計論Ⅰを履修して下さい。
・無断欠席は厳禁です。

成績評価の方法・基準 授業への取り組み(60%)、報告レジュメの内容(20%)、課題提出(20%)を目安に総合的に評価します。
テキスト 桜井久勝著『財務会計講義』中央経済社。(前年度の「会計学原理」の授業で使用したもので可)
日本公認会計士協会、企業会計基準委員会編『会計規則集』日本公認会計士協会出版局。
参考文献 ・並木秀明『はじめての会計基準』中央経済社。
・中央経済社編 『会計法規集』 中央経済社。
・伊藤邦雄著 『ゼミナール 現代会計入門』 日本経済新聞社。
・八田進二、橋本尚著 『財務会計の基本を学ぶ』 同文舘。
・戸田山和久著 『「科学的思考」のレッスン』 NHK出版。
・『企業会計』 『会計』 『産業経理』 『旬刊経理情報』 『会計・監査ジャーナル』 などの雑誌(図書館で利用して下さい。)
・その他の文献については、随時、講義中に指示します。
主な関連科目 会計学原理Ⅰ、会計学原理Ⅱ、財務会計論Ⅰ、税務会計論Ⅰ、上級簿記Ⅰ。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
月曜日4時限のオフィス・アワーで対応します。
URLリンク 企業会計基準委員会
URLリンク 日本公認会計士協会
URLリンク 国際会計基準審議会(IASB)

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部経営学科(D群) 2011~2016 3・4
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2017~2017 3・4