授業コード 10039900 クラス
科目名 C2群特殊講義a(経営分析論演習Ⅰ) 単位数 2
担当者 政岡 孝宏 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 就職活動に役立つ有価証券報告書の実践的な読み解き方(Financial Statement Analysis WorkshopⅠ)
授業の概要 内定先が業績不振で給料・ボーナスカット、就職後数年で倒産・・・こうした悲劇はなるべくならば避けたいもののです。自分の将来を考える場合には、せっかくならばつぶれる可能性の低い企業、業績や待遇のよい企業を選びたいものです。
上場会社が作成・公表を義務づけられている有価証券報告書には、会社に関する様々な情報が記載されています。たとえば、会社の沿革や事業内容といった会社に関する基本情報、会社の経営成績や財政状態を示す財務諸表、会社の将来展望や課題のほか、直面している事業上のリスクといったマイナス面の情報まで、多岐にわたる情報が含まれています。コンピューターやインターネット通信網の完備された今日では、EDINET等を通じて、誰でもどこでもすぐに有価証券報告書を手にすることができます。
ただし、有価証券報告書は少ない会社でも50~60ページ、100ページを超える会社も少なくありません。そのため、有価証券報告書を読みこなすには一定の知識や技術が必要となります。
この授業では、会社に関する情報の宝庫である有価証券報告書の読み解き方について、実際の有価証券報告書を用いながら演習形式で学びます。
なお、授業計画は、授業の進度によって若干変更する場合があります。
学習の到達目標 有価証券報告書の読み方を知ること。就職活動を行う際に必須となる企業分析ができるようになること。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 有報は情報の宝庫
第3回 業績の概況を知ろう
第4回 従業員の待遇はどうなっているか
第5回 会社はどのような問題を抱えているか
第6回 データベースの利用(1)
第7回 財務三表の仕組み
第8回 財務諸表分析の基礎
第9回 収益性分析
第10回 安全性分析
第11回 データベースの利用(2)
第12回 企業分析準備
第13回 企業分析報告(1)A社VS B社
第14回 企業分析報告(2)C社VS D社
第15回 企業分析報告(3)E社VS F社
授業外学習の課題 会社を分析する際には、現実社会の動きを知ることが重要です。新聞等での情報収集を怠らないようにして下さい。また、演習という講義の性質上、時間外の発表資料作成が必須になります。「履修上の注意事項」も参照して下さい。
履修上の注意事項 この授業は、最低限の会計の知識、特に財務諸表分析に関する知識があるという前提で、各自が分析・発表を担当する演習形式で行います。そのため、経営分析論ⅠおよびⅡが既修であること、または並行履修を強く推奨します。また、PC教室を使用し、Google Classroomを利用した資料配付・課題提出を行ってもらいます。大学のPC機器を利用するためのアカウントの取得等を忘れないでください。
演習形式ですので、発表者はもちろん、参加者も入念な事前準備を怠らないようにして下さい。また、授業の性質上、無遅刻・無欠席を厳守して下さい。
なお、履修人数に制限を設ける場合があります。1回目の授業には必ず参加して下さい。
成績評価の方法・基準 発表内容50%、平常点50%で評価します。
テキスト 授業中に適宜紹介します。
参考文献 授業中に適宜紹介します。
主な関連科目 経営分析論Ⅰ・Ⅱ。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の開始前後、あるいはメールにて質問を受け付けます。なお、水曜日の13時~14時をオフィス・アワー(研究室)としています。必ず3号館1階受付で在室確認の上、訪問するようにしてください。出張・委員会等で不在の場合もあるので、メール等での事前連絡が望ましいです。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部経営学科(C2群) FCBA33244 2017~2017 3・4