授業コード | 10037100 | クラス | |
科目名 | C3群特殊講義a(小売形態論) | 単位数 | 2 |
担当者 | 山根 寛之 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 我が国における小売業の業態革新 Business condition innovation of the retail trade in Japan |
授業の概要 | イギリスの博物学者ダーウィンは、自らの進化論で、 生物の生存競争において少しでも有利な形質をもつものが 生存して子孫を残し、適しないものは滅びるという 「自然淘汰(自然選択)」を唱えました。 小売業における歴史の中でも、社会情勢や経済環境、 消費者ニーズ等の変化に対して、果敢に適応した小売形態 (以下、小売業態)がその地位を確立し発展する。 また、さらに新たな小売業態の誕生によって、自らの 小売業態が衰退したり変容することがあります。 本講義では、日本における代表的な小売業態を取り上げ、 その業態革新の生成及び発展の歴史を学び、わが国小売業の 現状と将来的な課題を考察していきます。 |
学習の到達目標 | 日本の代表的な小売業態に関する歴史及び特徴を 理解し、問題意識を持てるようになること。 また、受講生の小売業界への興味を醸成し、就職活動に 向けた業界研究の一助となるようにします。 |
授業計画 | 第1回 | わが国小売業の現状を概観する |
第2回 | 流通機能及びその分化と統合 | |
第3回 | 小売形態(業態)の分類と特徴 | |
第4回 | 第二次世界大戦後のわが国小売流通世界におけるパラダイム変化 | |
第5回 | 百貨店の革新性とその変容 ~高級化の進行と効率の追求~ | |
第6回 | 総合スーパー(総合量販店)の革新性とその変容 | |
第7回 | 食品スーパーの革新性 ~製造業的事業システムとその革新プロセス~ | |
第8回 | コンビニエンスストアの革新性 ~セブン-イレブンの事業システムを通して~ | |
第9回 | 専門スーパー(専門量販店)の革新性とその変容 ~ドラッグストア業態に焦点を当てて~ | |
第10回 | 製造卸による小売業展開における競争構造の変化 ~SPAの源流~ | |
第11回 | 商業集積 ~海外と日本の商業集積の歴史的次元~ 商店街の歴史と特徴 |
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第12回 | ショッピングセンターの革新性とその変容Ⅰ ~SCの発展史・変遷と現状~ | |
第13回 | ショッピングセンターの革新性とその変容Ⅱ ~SCを取り巻く環境・事業スキームの変化~ ネット型小売の革新性とその変容 ~楽天市場の変遷を通して~ |
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第14回 | アメリカにおける小売業態の発展及び小売機関(業態)の変化の理論 | |
第15回 | 講義のまとめ及び業界の新たな取り組み |
授業外学習の課題 | ・この講義の目的は、知識の習得に加えて、問題意識や興味の醸成 にあります。 講義の中で紹介する事例企業を参考に、自分の興味ある小売業態を 見つけて、業界研究をしてみてください。 ・毎回、レジュメを配布しますので、線を引いたり、自分で書き込んだ ことは受講後に再確認してください。 |
履修上の注意事項 | ・授業中の私語による学習の遅延は、他の受講生へ迷惑をかけることになります。 よって、本講義への興味だけでなく自己責任を持った受講生を希望します。 ・定期試験とリアクション・ペーパー(毎回講義内容の定着度確認:内2~3回は 小テスト形式で評価対象)によって評価します。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験:60%、リアクション・ペーパー(毎回講義内容の定着度確認:内2~3回は 小テスト形式で評価対象):40%を目安に総合的に評価します。 |
テキスト | 中央経済社 シリーズ流通体系1 小売業の業態革新 石井淳蔵・向山雅夫(編者) <第4回~第13回> 授業ではレジュメも配布します。 |
参考文献 | 必要に応じて随時紹介します。 |
主な関連科目 | 商学概論、流通論、流通政策論、マーケティング戦略論、マーケティングリサーチ、 地域商業論、商業論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談は、基本的に講義終了時に対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部経営学科(C3群) | FCBA33344 | 2017~2017 | 3・4 |