授業コード 10036000 クラス
科目名 C群特殊講義(実践観光マーケティング) 単位数 2
担当者 金 徳謙 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 実践観光マーケティング Practical Tourism Marketing
授業の概要  近年訪日外国人の著しい増加も一因となり、観光ビジネスが注目されています。しかし、観光業者の多くは従来のマスツーリズム時代のビジネス手法を用いているのが現状といえます。一方、観光ビジネスを成功させる ためには顧客(観光客)のニーズや競合他社の戦略の適確な把握は欠かせません。観光ビジネスが注目される中、精度の高い観光マーケティングの展開が求められています。
 本授業では、観光マーケティングにかかわる基礎知識からマーケティングに欠かせない競合相手の企業および観光者の行動に関するデータ収集や分析手法などを学び、実際の観光業者をとりあげマーケティング戦略を分析していきます。さらに、受講者が分析の結果を踏まえた新たなマーケティング戦略の提案をプレゼンテーションする形式で行われます。
 受講者がこれまで学んできた関連授業の知識を活かし、観光ビジネスを成功させるためのマーケティング戦略を考察していく実践的な授業で、参画型(PBL型)授業です。
【実務経験内容:旅行会社で経営、商品企画・開発、マーケティング、ニーズ調査、外為など、旅行業全般に関する業務に16年間携わりました。本講義の内容は商品企画・開発およびマーケティングの業務に直接関係していました。】
学習の到達目標 観光商品の特徴を理解した上、データ収集の後、定量分析を行い、
 ①観光業者の立地戦略の分析ができる、
 ②観光客の行動の分析ができる、
 ③新たな観光ビジネスのマーケティング戦略の提案ができる、
ことを本授業の到達目標とします。
授業計画 第1回 観光商品と一般商品(観光ビジネスの理解)
第2回 観光ビジネスとマーケティング(両者の関係の理解)
第3回 観光者行動と観光ビジネス(観光者行動の理解)
第4回 観光マーケティングのツールⅠ(データの収集)
第5回 観光マーケティングのツールⅡ(データの収集と編集)
第6回 観光マーケティングのツールⅠ(企業分析)
第7回 観光マーケティングのツールⅡ(ニーズ分析)
第8回 ターゲット観光業者の選定(データ収集とフィルタリング)
第9回 ターゲット観光業者の現状分析
第10回 ターゲット観光業者の立地戦略分析
第11回 観光客のニーズ分析Ⅰ(データ収集とフィルタリング)
第12回 観光客のニーズ分析Ⅱ(観光客のニーズ分析)
第13回 マーケティング戦略の考察・提案Ⅰ:立地戦略
第14回 マーケティング戦略の考察・提案Ⅱ:サービス戦略
第15回 マーケティング戦略のプレゼンテーションとまとめ
授業外学習の課題  グループごとにターゲットを選定した上、実際の観光業者および観光者の行動に関するデータを収集し、マーケティング戦略を分析します。授業時間外にそれらのデータを収集することおよび分析作業が必要です。また、新たなマーケティング戦略を提案するために、グループ内で討論する時間が必要です。
 授業は参画型(PBL型)授業であるため、受講者同士の議論や討論が欠かせません。
履修上の注意事項 ・授業は、グループワークにより実践的に観光客のニーズと観光業者のマーケティング戦略を分析し、新たなマーケティング戦略を提案する参画型(PBL型)授業であるため、毎回の出席は欠かせません。 
・分析手法を習得するため、毎回パソコンを使用しますのでノートパソコンの持ち込みが必要です。また、ExcelやPowerpointに関する知識が必要です。
・マーケティング戦略の分析に必要なデータ収集や分析手法の習得のため、授業後の復習が欠かせません。
・授業専用のUSBメモリー(4GB以上)が必要です。
・受講者が多数の場合、商学科、商学部の順で優先し受講調整を行う場合があります。
成績評価の方法・基準 ・平常点(出席およびグループワークへの参加度合)40%、ビジネス戦略の提案書(レポート)40%、プレゼンテーション20%をもとに評価します。
・欠席は減点します。5回以上欠席した場合は評価の対象としません。なお、遅刻2回で欠席1回とみなします。
テキスト とくになし。必要に応じて資料を配布します。
参考文献 授業中適宜紹介します。
主な関連科目 観光ビジネス論、観光論、地域観光論、観光政策論、マーケティング論、消費者行動論、マーケティングリサーチなど
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中積極的に質問や意見を出してください。
オフィス・アワーは水曜2限ですが、メールなどでも対応します。研究室訪問も歓迎します。訪問前にメールにて在室を確認してください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(C群) 2011~2016 3・4
商学部経営学科(C群) 2011~2016 3・4