授業コード 10034300 クラス
科目名 B3群特殊講義a(消費行動心理学) 単位数 2
担当者 川原 直毅 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 消費者行動と購買心理(Consumer Behavior and Buying Psychology)
授業の概要 私たちの消費行動は、経済的、社会的変化、心理的作用によって大きく二極化しています。そのひとつは、1991年のバブル経済崩壊後の低価格志向、もうひとつは高級化志向です。また、近年、インターネットの急速な進展によって、この消費者志向は消費者行動及び購買行動は顕著に現れています。
この講義では、消費者の個性化、多様化がいちだんと進むなか、マーケティングにおける消費者行動、購買行動の心理的側面について多角的な視点から基礎知識、専門知識、事例を交えながら学びます。例えば、あなたは、洋服を買う際に、何を基準に選択しますか。価格、デザイン、流行、色など、様々な要因があると思います。また、購入後に、後悔したことがありませんか。それは何故でしょうか。この授業で自分自身の購買心理について学びましょう。

講義担当者は、これまで店舗運営者のコンサルティング、販売スタッフの研修の実務経験を有している。また、実際に販売研修のプログラム作成などに従事しており、接客する側、客の立場の両面から様々なアドバイスができる。
学習の到達目標 消費者行動心理学とは何かが理解できる。
基礎的学説の理解と説明ができる。
消費者心理、社会的、文化的背景が分かる。
消費者心理が事例から学べる。
実際の購買に役立つ。
授業計画 第1回 マーケティングの今日的課題と消費行動心理学について
~マヅローの欲求5段階説について~
第2回 消費者の心理的側面について 欲求とラチェット効果
~経済的・社会的背景とニーズ・ウォンツ~
第3回 バブル崩壊後の消費者行動、購買行動の変化とその特徴
~ネット社会の急速な進展と購買行動~
第4回 消費者心理と多様化する消費の側面
~事例紹介~
第5回 消費分類とその心理、価値観
~事例紹介~
第6回 消費者とブランドとの関係性
~消費者は何故、ブランドに依存するか~
第7回 消費者とブランド価値について
~事例紹介~
第8回 消費者心理の類型(顕示的消費を中心として)
~ライベンシュタインにみる分類~
第9回 消費者心理と消費需要の関係(1)Buying Motive からのアプローチ
第10回 消費者心理と消費需要の関係(2)Life Style からのアプローチ
第11回 消費行動モデル(1)G.H.SmithのS-Rモデル、AIDMAモデル
第12回 消費行動モデル(2)口コミ(Buzz Marketing)とAISASモデル
第13回 心理的媒介変数と購買動機
第14回 購買心理と認知不協和理論
~事例紹介~
第15回 店頭における消費者購買心理(クロージングの視点)
授業外学習の課題 消費者行動心理学については、初めて学ぶ学生も多いのではないかと思います。そのため、必ずレジュメの内容を復習をして下さい。特に、マーケティングの文献には消費者行動について触れているものが圧倒的に多いですから、最低でも90分程度は復習に当てて下さい。
履修上の注意事項 授業は、出来るだけ消費者目線に立って講義します。また、一方通行的な授業にならないように学生の皆さんに質問しながら、オン・ディマンド方式で授業を進めます。授業中の私語は他の学生の迷惑となりますので止めてください。授業中の携帯電話、スマホの操作(ゲーム、ラインなど)は、受講拒否と見なし、直ちに退出を命じ、試験資格無しとします。さらに、帽子、サングラスなどは特別な理由が無い限り、止めて下さい。
成績評価の方法・基準 出席は毎回取ります。5回以上の無断欠席は評価の対象としません。就活年次生は事前に欠席届を提出して下さい。事後は認めません。定期試験80%、ミニレポート20%によって評価します。
テキスト レジュメを配布します。また、ノート講義ですので必要な資料は随時配布します。
参考文献 山田一成編(2018)『消費者心理学』勁草書房
青木幸弘著(2012)『消費者行動論』有斐閣
主な関連科目 マーケティング・リサーチ、ブランド戦略、マーケティング・マネジメント論、消費行動論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中に質問時間を設けますので遠慮せず声掛けして下さい。
授業終了後も質問を受けます。
研究室でも構いません。遠慮なく訊いて下さい。
オフィスアワーを実施します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部経営学科(B3群) FCBA22348 2017~2019 2・3・4