授業コード 10028600 クラス
科目名 B群特殊講義(アルゴリズムとプログラミング演習) 単位数 2
担当者 高濱 節子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 アルゴリズムとプログラミング演習
授業の概要  企業においてデータ処理やデータ分析,問題解決にコンピュータの利用は不可欠です.そのための様々なソフトウェアも存在しています.しかし,直面している問題にぴったりしたソフトウェアがあるとは限らないし,使い方がわかりにくい場合もあります.そのようなときに,自作のプログラムで作業ができれば助かります.
 この授業では,プログラミングの基礎となる基本的な手順(アルゴリズム)とデータ構造,プログラミング言語について学習します.さらに,アルゴリズムの読み取りと作成,プログラミングの演習を行います.授業時間内では小テスト,講義,演習を行い,授業時間外では教科書の通読(予習)とプログラム作成を行います.小テストと課題はShudo Moodle(e-Learningシステム)を用います.
 プログラミング言語としては,様々なプログラミング言語(例えば,Java)のもとになっているC言語を用います.
学習の到達目標 ・C言語で書かれたプログラムが何をするプログラムであるかを説明できる.
・C言語で書かれたプログラムの誤りを訂正できる.
・指定された入出力を実現する基本的なプログラムのアルゴリズムを作成できる.
・指定された入出力を実現するC言語の基本的プログラムを作成できる.
授業計画 第1回 ・オリエンテーション:授業の進め方,評価方法について説明
・プログラミングの基礎知識についての講義
・実習環境の準備(フォルダーの作成,エディタによる編集,CUI環境での実習)
第2回 ・C言語によるプログラムの基本構造と書き方のルールについての講義
・画面に文字列を表示する方法についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第3回 ・画面に数値や文字列を表示する方法についての講義
・基本的な数値計算(四則演算など)についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第4回 ・数値を記憶する仕組み(変数)についての講義
・プログラムの実行中にキーボードから数値を入力し,変数に記憶する方法についての講義
・商経分野でよく使う平方根や四捨五入などの数学関数の使い方についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第5回 ・条件によってプログラムの流れを分岐する方法についての講義①
 条件の書き方についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第6回 ・条件によってプログラムの流れを分岐する方法についての講義②
 プログラムの流れを2つに分岐する方法,3つ以上に分岐する方法についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第7回 ・条件によってプログラムの流れを分岐する方法についての講義③
 番号を使ってプログラムの流れを分岐する方法,強制的に流れを変える方法についての講義
・シミュレーションやゲームプログラムに欠かせない乱数についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第8回 ・処理を繰り返す方法についての講義①
 繰り返す回数が決まっているときの繰り返し方法についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第9回 ・処理を繰り返す方法についての講義②
 繰り返す回数がわからないときの繰り返し方法についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第10回 中間まとめと中間テスト
第11回 ・何度も使う処理を独立させる方法(関数)についての講義①
 関数の作り方(定義)についての講義
・自作の関数を作るプログラミング演習
第12回 ・何度も使う処理を独立させる方法(関数)についての講義②
 関数に数値を渡す,関数から数値を返す方法についての講義
・自作の関数によるプログラミング演習
第13回 ・関数の中で使う変数の有効範囲についての講義
 プログラム全体で有効な変数と関数の中だけで有効な変数についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第14回 ・複数の変数を番号で区別して扱う方法(配列)についての講義①
 1列に並んだイメージの変数を扱う方法(1次元配列)についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
第15回 ・複数の変数を番号で区別して扱う方法(配列)についての講義②
 表のように並んだイメージの変数を扱う方法(2次元配列)についての講義
・講義内容を確認するプログラミング演習
授業外学習の課題 授業で取り上げたテーマや例題を発展した課題について,アルゴリズムを作成し,それに基づいたプログラムを作成する.
履修上の注意事項 ①経営情報や経営科学に強い興味関心を持ち,これらにおける科学的手法を自分で作成したプログラムによって検証し,問題解決に役立てたいと考える学生を優先的に歓迎する.ただし,1分間にアルファベット90字程度以上のタイピング速度を前提とするので,それに達していない場合は自主的なタイピング練習によるスキル向上が必要である.
②アルゴリズムの作成と理解,C言語によるプログラミングの演習に重点を置くため,コンピュータ操作や論理思考が必要な数学・統計に苦手意識を持つ学生は苦労すると思われる.
③受講希望者が教室定員より多い場合には,経営情報ゼミナール生と2年次生を優先する形で第1回目の授業の開始前に選考を行います.日時は教務の掲示板でお知らせします.
④自宅等からe-Learning学習をするために,ブロードバンドのインターネット環境があることが望ましい.
⑤実習が中心となるので,毎回出席することが重要である.
成績評価の方法・基準 欠席回数が5回以上の場合はD評価とする.テキストを購入していない場合もD評価とする.
授業中の小テスト・演習20%,中間テスト10%,課題30%,期末試験40%
テキスト MMGames『苦しんで覚えるC言語』 ISBN:978-4-7980-3014-2 秀和システム
本体価格2200円+税 修大生協
参考文献 適宜,指示する.
主な関連科目 情報処理(EXCEL,WORD), 情報科学概論,経営情報論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は原則的には,授業開始前,授業中及び授業終了時に受け付けます.授業時以外に質問する場合には,メールで事前に連絡を取るようにして下さい..

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(B群) 2011~2016 2・3・4
商学部経営学科(B群) 2011~2016 2・3・4