授業コード | 10015300 | クラス | |
科目名 | 情報科学概論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 高濱 節子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 情報科学と情報技術の基礎 Fundamentals of information science and information technology |
授業の概要 | 現代企業において,経営に関する専門的知識や経験に加えて,情報科学や情報技術(IT)の活用が不可欠です.本講義では,このために必要な情報科学に関する基礎な知識として,情報そのもの,コンピュータ,さらにデータ通信とネットワーク技術,インターネット,情報セキュリティなど,情報環境について講義します。ここでの講義内容は,ITパスポート試験,基本情報処理技術者試験,中小企業診断士試験の一部に対応しています. なお,通常の講義とe-Learningシステム(Moodle)を使用する受講生自身による自習を併用します. |
学習の到達目標 | 情報科学の基礎的な知識を理解し,自分が利用している情報環境を説明できるようになる. さらに,その環境を評価できるようになる. |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション:この授業の進め方および評価方法について説明します. ・情報とは何かについて考えます. |
第2回 | データと情報の表現① 数の表現,基数の変換 ・我々が日常的に使う数(10進数)とコンピュータが扱う数(2進数)の相互変換について学習します. ・高校の数学A「整数の性質の利用」の内容の復習が多く含まれています. |
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第3回 | データと情報の表現② ・コンピュータ内部の表現(2進数)とそれを調べるために我々が使う表現(16進数)の相互変換について 学習します. ・2進数の計算(加算と減算)について学習します. |
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第4回 | データと情報の表現③ 論理の表現,文字の表現 ・インターネットやコンピュータによる様々な機器の制御で使用する論理演算と論理回路について 学習します.高校の数学Ⅰ「集合と論理」の内容の復習が含まれています. ・PCや携帯端末,インターネットなど様々な環境で使用している文字のタイプについて学習します. |
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第5回 | データと情報の表現④ 音・画像・動画の表現,ハードウェアの基礎と技術① 五大装置,中央処理装置 ・音声,画像(静止画),動画の表現について学習します. ・コンピュータとはどんな構成の装置なのかを学習します. ・コンピュータの頭脳(CPU)の役割について学習します. |
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第6回 | ハードウェアの基礎と技術② 記憶装置,主記憶装置,補助記憶装置(HDD) ・記憶装置の性能評価について学習します. ・メモリとハードディスクの素材,仕組み,性能について学習します. |
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第7回 | ハードウェアの基礎と技術③ 補助記憶装置(その他),入力装置 ・ハードディスク以外の記憶装置の素材,仕組み,特徴などについて学習します. ・代表的な入力装置とその性能評価について学習します. |
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第8回 | ハードウェアの基礎と技術④ 出力装置,入出力インタフェース ・ディスプレイとプリンタの仕組みと特徴などについて学習します. ・コンピュータと人間のデータのやりとり,コンピュータとその他の機器の接続で用いられる代表的な規格(インタフェース)について紹介します. |
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第9回 | ソフトウェアの基礎① ソフトウェアの種類,基本ソフトウェア | |
第10回 | ソフトウェアの基礎② プログラミング言語と言語プロセッサ,ネットワークとは何か | |
第11回 | ネットワークの基礎技術① LAN制御方式,NWアーキテクチャ(OSI階層モデル) ・組織内の通信ネットワーク(LAN)で使われている通信制御方式について学習します. ・通信ネットワークを構築するときの設計思想(アーキテクチャ)の指針となるOSI階層モデルについて学習します. |
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第12回 | ネットワークの基礎技術② NWアーキテクチャ(TCP/IP) ・インターネットが用いるアーキテクチャTCP/IPについて学習します. |
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第13回 | ネットワークの基礎技術③ LANの伝送単位,NW機器 ・組織内のネットワークから発信されたデータがインターネットを通り伝送される仕組みを,データの構造から学習します. ・ネットワークを構築するときに使用する機器の役割をOSI階層モデルに沿って学習します. |
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第14回 | NW上のサービス,情報セキュリティ ・電子メール,WWWなどNW上で使われている仕組みを,サービスする情報システムの視点で学習します. ・組織における情報セキュリティシステム管理の基本について学習します. |
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第15回 | 情報システムのセキュリティ,授業アンケート ・暗号化技術の基礎について学習します. ・授業アンケートを行います. |
授業外学習の課題 | 1.Moodle上にアップされたWeb課題を,指定された期限までに計画的に行って下さい.Web課題は自宅のブロードバンド環境PCやスマホからも行えます. 2.講義資料【記入用】を完成する. |
履修上の注意事項 | 1.座席は(緩やかな)指定席とする. 2.出席は「ICカードによる出席登録」を行いかつ「授業中の小テスト・演習を当日の授業終了時に提出」した場合に限り出席とします. 3.期末試験の受験資格は,欠席回数が5回以下であることです. 4.4年次以上の就職活動による欠席は,授業日の次週の月曜日16:30までに,「欠席届」を3号館研究棟1階のメールボックス「高濱」に提出した場合に限り,欠席回数に含めません. |
成績評価の方法・基準 | 授業中の小テスト・演習 20%,講義資料【記入用】の提出 10%,Web課題 30%,期末試験40% |
テキスト | 伊東俊彦著『情報科学基礎』ISBN978-4-89641-235-2 ムイスリ出版 本体価格2300円+税 修大生協 |
参考文献 | 適宜指示する。 |
主な関連科目 | 情報処理入門,情報処理,B2群特殊講義a(アルゴリズムとプログラミング演習),B2群特殊講義a(アルゴリズムとプログラミング発展演習) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.パソコンやネットの準備のために教室に比較的早めに行くので,基本的には授業開始前に質問・相談を受けます. 2.メールによる質問も受け付けます. |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(E群) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
商学部経営学科(B群) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |