授業コード 10013401 クラス 01
科目名 中級簿記Ⅱ 単位数 2
担当者 山﨑 敦俊 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 株式会社の簿記 The Bookkeeping of Corporation
授業の概要 株式会社で行われる会計処理を中心に、商業簿記(日商簿記2級レベル)の内容について学修する。
一般に、簿記学習においてはインプットとアウトプットが必要とされ、インプットとは会計処理方法や計算方法を習得することであり、アウトプットとはインプットされた知識を用いて実際の検定レベルの問題を解いていける技術(能力)を意味する。
本講義では最終的な検定レベルの問題を解けるようになるアウトプット技術の習得のためのインプットを行う講義となる。
インプットされた知識を定着化させるため、会計処理方法の解説の後に演習問題を解いていく形式で講義を進める。
後期における本講義では、純資産および税金等の個別論点から財務諸表や精算表等の総合問題、本支店会計、連結会計の内容を解答できる知識を習得する。
特に昨年度の新論点として追加されたリース会計、外貨建取引、連結会計などの他に、後期については、税効果会計、連結間取引のアップストリームについても取り上げていく。
また、会計・経営・財務に関する実務家講演を1回分の講義を使用して行う。
学習の到達目標 株式会社の諸取引、特に引当金、リース会計、純資産、税金、連結会計等に関する仕訳処理と勘定記入および財務諸表の作成について日商簿記検定2級レベルの知識を習得することを目的とする。
最終的に、個別・連結貸借対照表(B/S)と個別・連結損益計算書(P/L)の解答欄への正確な記入ができることを目標とする。
授業計画 第1回 収益と費用(損益計算の構造、収益費用の区分、販売費および一般管理費等)
第2回 株式会社の純資産(純資産の区分と意義、株式会社の設立、開業、増資)
第3回 株式会社の純資産(剰余金の配当および処分、会社の合併)
第4回 税金(法人税等、消費税)
第5回 リース会計(意義と会計処理)
第6回 外貨建取引(意義と会計処理)
第7回 外貨建取引(為替予約)
第8回 実務家講演(会計・経営・財務に関する内容)
第9回 税効果会計(意義、引当金と税効果会計、減価償却と税効果会計、その他有価証券評価差額金と税効果会計、繰延税金資産と繰延税金負債のB/S上の表示)
第10回 決算(個別財務諸表の作成)
第11回 決算(精算表、個別財務諸表の作成)
第12回 本支店会計(本支店間取引の処理、本支店合併財務諸表の作成)
第13回 連結会計①(意義と仕訳処理、アップストリーム)
第14回 連結会計②(連結財務諸表の作成)
第15回 まとめと総合演習(個別財務諸表、連結財務諸表)
授業外学習の課題 第1回から第15回の授業は、指定したテキストの章に従って進める。
したがって、授業の前後には予習と復習をかねてテキストを熟読しておくこと。
特に復習においては知識の定着化のために、該当する類似問題を解くことが大切である。
履修上の注意事項 本講義のレベルは、簿記原理Ⅰ・Ⅱを履修済み、あるいは同等の学力を有する学生を対象とする。
毎回の講義では電卓を持参すること(CASIO社製が望ましく12桁の電卓)
成績評価の方法・基準 期末の試験(80%)、小テスト(20%)を総合して評価する。
テキスト 渡部裕亘他編著『検定簿記講義2級商業簿記(平成30年度版)』中央経済社
参考文献 日商簿記2級に合格するための学校〔テキスト〕商業簿記
日商簿記2級に合格するための学校〔問題集〕商業簿記
サクッとうかる日商2級商業簿記トレーニング
サクッとうかる日商2級商業簿記テキスト
主な関連科目 中級簿記演習Ⅰ・Ⅱ、工業簿記Ⅰ・Ⅱ、上級簿記Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的に授業終了時やオフィス・アワー等で受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(B群) 2011~2016 2・3・4
商学部商学科(B3群) FCBS22321 2017~2019 2・3・4
商学部経営学科(B群) 2011~2016 2・3・4
商学部経営学科(B1群) FCBA22122 2017~2019 2・3・4