授業コード 10012900 クラス
科目名 原価管理論Ⅱ 単位数 2
担当者 陳 豊隆 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 コスト・ダウン、利益管理、意思決定などの諸手法を学習する。
授業の概要 近年、経営のグローバル化が進み、国際的競争がますます激しくなり、効果的かつ合理的な企業経営を行うために適切な管理会計の知識が不可欠である。本講義は2年次で修得した原価計算制度の基本的な知識に基づいて、より高度な原価計算技法、または原価管理手法である標準原価計算、直接原価計算、CVP分析、意思決定会計、戦略的原価計算などを学習する。
【実務経験内容:工場管理】
学習の到達目標 第1の到達目標は、より専門的かつ実践的な原価管理の知識とテクニックを身につけること。第2の目標は、日商簿記検定1級(原価計算と工業簿記)の実力を身につけること。
授業計画 第1回 全体のガイダンスと標準原価計算の意義と目的(テキスト第8章)
第2回 標準原価計算の意義と目的(テキスト第8章)
第3回 標準原価計算の勘定記入と原価差異の処理(テキスト第8章)
第4回 予算管理Ⅰ・・責任会計(テキスト第9章)
第5回 予算管理Ⅱ・・固定予算と変動予算(テキスト第9章)
第6回 損益分岐点(テキスト第10章)
第7回 直接原価計算と固定費の調整(テキスト第10章)
第8回 標準直接原価計算と貢献利益法(テキスト第10章)
第9回 営業費の計算と管理(テキスト第11章)
第10回 業務的意思決定(テキスト第12章)
第11回 設備投資意思決定(テキスト第13章)
第12回 戦略の策定と原価計算(テキスト第14章)
第13回 伝統的な原価計算の欠陥(テキスト第15章)
第14回 活動基準原価(ABC)の誕生と計算仕組(テキスト第15章)
第15回 活動基準原価管理(ABM)とABC予算(ABB)(テキスト第15章)
授業外学習の課題 Ⅰ、毎回の授業前に授業計画に沿った当該箇所を読んでおくこと(一回授業の進み具合は5頁~10頁前後)。
Ⅱ、毎回の講義の終了時に、次回までに提出する宿題を渡し、授業外学習を強く要求しています。
Ⅲ、原価管理を理解するためには、問題を解くことが不可欠です。よって、テキストに書かれてある例題と章末の問題は必ず解いて、復習を行うこと。理解できない箇所があれば、次回の授業中に質問すること。
履修上の注意事項 Ⅰ、「原価管理論Ⅱ」は上級者向けの授業科目または「原価管理論Ⅰ」の後継科目なので、「原価管理論Ⅰ」を修得しなければ、授業についていけないことがある。
Ⅱ、計算問題を解くことは理論を理解するために欠かせない作業なので、「原価管理演習Ⅱ」も同時に履修すれば、相乗効果が得られます。。
Ⅲ、「原価管理論Ⅰ」の授業は、原価計算の基礎と製品原価算定のための原価計算に重点を置くのに対して。「原価管理論Ⅱ」の授業は、マネジメント・コントロールのための原価計算と経営意思決定のための原価計算に重点を置くため、両方とも履修すれば、非常に高い専門知識が得られる。
Ⅳ、授業中、常に電卓を使用するので、電卓の持参を忘れないでください。
成績評価の方法・基準 レポート課題30%、期末試験70%の割合で成績評価を行う。ただし、受講態度(私語など)の悪い学生には減点する。
テキスト 櫻井通晴『原価計算 For New ERA』同文館 ¥4,800。修大生協。
参考文献 櫻井通晴『経営原価計算論』中央経済社
岡本清『原価計算(六訂版)』 国元書房 ¥8,000
主な関連科目 原価計算論ⅠとⅡ、管理会計論ⅠとⅡ、財務会計論ⅠとⅡ、中級簿記ⅠとⅡ、税務会計論ⅠとⅡ、会計監査論ⅠとⅡ、簿記会計演習、上級簿記ⅠとⅡ、経営分析論ⅠとⅡ、工業簿記ⅠとⅡ、原価管理演習ⅠとⅡ、上級簿記演習ⅠとⅡ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
Ⅰ、質問・相談に関しては、講義中または講義終了直後に受け付ける。
Ⅱ、オフィス・アワーを利用しても可。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(C群) 2011~2016 3・4
商学部商学科(C3群) FCBS33304 2017~2017 3・4
商学部経営学科(C群) 2011~2016 3・4
商学部経営学科(C1群) FCBA33110 2017~2017 3・4