授業コード 10011100 クラス
科目名 流通政策論 単位数 2
担当者 矢野 泉 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 流通政策論
授業の概要 日本の流通構造の変化とそれに対する政策的対応について学ぶ。主に1990年代からの流通規制緩和とその影響についてみていく。また、直接的な流通政策ではないが、流通構造に大きな影響を与える政策についてもあわせて考えながら、社会における流通の機能と政府の役割について学ぶ。
学習の到達目標 社会経済の変化と流通構造、またその変化に対する政府の役割(流通政策の改変)や問題点について理解する。
授業計画 第1回 イントロダクション:
流通政策を学ぶ意味について考える
第2回 流通政策の概念:
商業政策との違いや主体や目的による政策分類
第3回 日本経済の変化と流通政策①:
戦後の経済変化と流通政策の展開(第1期~第2期)
第4回 日本経済の変化と流通政策②:
戦後の経済変化と流通政策の展開(第3期~第4期)
第5回 日本経済の変化と流通政策③:
規制緩和前夜の日本の流通
第6回 日本の流通政策①:
大規模小売店舗法の制定から廃止まで
第7回 日本の流通政策②:
食糧管理法の制定から廃止まで
第8回 日本の流通政策③:
酒税法等酒類関連法制度の規制緩和
第9回 日本の流通政策④:
薬機法(旧薬事法)の規制緩和
第10回 日本の流通政策⑤:
独占禁止法と再販売価格維持制度
第11回 消費者にとっての流通政策①:
間接的流通政策の役割
第12回 消費者にとっての流通政策②:
商品の表示制度
第13回 地域経済政策としての流通政策①:
まちづくり三法とは
第14回 地域経済政策としての流通政策②:
まちづくり三法の成果と課題
第15回 よりよい流通構造をめざして
生産・流通・消費の各過程にとって有効に機能する流通構造と政策を考えてみよう
授業外学習の課題 不定期に課題を与える。講義内容の理解を助けるため、新聞やニュース等を通じ、関連の話題について常に興味を持って情報を集める。
履修上の注意事項 座席は前の方に座ること。
講義の進行を妨げる私語には厳しく対処する。
特定のテキストは使わない予定であるため、ノートをしっかりとること。
成績評価の方法・基準 成績は主に前期末試験(80%)とリアクションペーパー(感想や質問を書いてもらったり、小テストの実施等不定期に配布する)(20%)で評価する予定である。(履修人数により変更する可能性あり)。
テキスト プリントを配布する。またDVDや写真を中心とする映像資料も使用する。
参考文献 『地域の再生と流通・まちづくり』(日本流通学会監修、白桃書房、3000円)
『小売商業政策の展開(改訂版)』(加藤義忠他編著、同文舘出版、3700円)
 
 その他の参考文献については、講義内で遂次示す
主な関連科目 流通論、商業論、日本経済史
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義内容についての質問は、各講義の終わりに受け付ける。直接質問するか、または紙に書いて提出すること。時間があればその場で、時間がない場合やその他の学生にも説明をした方がよいと判断した場合、次の講義時に解説する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(B群) 2011~2016 2・3・4
商学部商学科(B1群) FCBS22105 2017~2019 2・3・4
商学部経営学科(E群) 2011~2016 2・3・4
商学部経営学科(D1群) FCBA24103 2017~2019 2・3・4