授業コード | 05004355 | クラス | 55 |
科目名 | 大学生活とキャリア形成 | 単位数 | 2 |
担当者 | 山本 和史 他 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 能動的にキャリア形成していく力(思考・経験・態度)を養う。 |
授業の概要 | 「人生100年時代」を想定し、個々の「未来のキャリア(人生)」について考えます。 授業では、下記の8点を行います。 ①講義:「複数のキャリア理論」及び「労働基準法」等。 より良いキャリア(人生)を歩むために肝要です。 ②フィールドワーク: キャリア(人生)をテーマに、履修生全員が社会人インタビューを行います。 ③チームビルディング・アクティビティ:1チーム5~7名で形成します。 社会人インタビューで得た情報をチームで共有し、想定される「未来のキャリア (人生)」に関するイベント(例:就職・結婚・お金・転機・AIの影響等)について 仮説を立て検証します。または、焦点をあて分析を行います。検証及び分析結果を 導き出すためにコミュニケーションを図りプレゼンテーション資料を作成します。 ④③のチームビルディング・アクティビティにおいて作成した、プレゼンテーション 資料を評価し、上位4~5チームがプレゼンテーション大会で発表します。 ⑤ホームワーク:新聞を読み込み新聞記事を1週間に1記事選び、興味をもった記事と 感想をまとめ、10週分10記事と感想シートをファイリングします。 新聞記事関連については第12回の授業で試験を行います。 また、それぞれが興味及び関心をもった記事の理由や背景を発信し、チームで 共有します。さらに各記事についてチームで議論を行い、他者の問題意識から学ぶ 機会を創りだします。⇒「ニュースの情報共有」 ⑥卒業生による先輩講話:講話を聴き、今後の大学生活とキャリア(人生)を 考察します。 ⑦自己理解を深める:これまでの自己のキャリア(人生)を分析し、自己の強みと 課題を明らかにします。*テーマ「キャリア(人生)の過去・現在・未来」です。 ⑧授業の内容や課題を『CAREER NAVI 2019』に記述するために、「傾聴力」 「考察力」「表現力」を涵養していきます。 以上です。 教員の実務経験から「ビジネス社会が求めている人物像」と「ディプロマ・ポリシー」 に沿った能力を涵養する契機になることを目指し、授業を設計しています。 一例として、決められたテーマについて議論を行うのではなく、自ら(各チーム) テーマや議論の内容を能動的に検討し、チームビルディング・アクティビティを 行っていきます。 |
学習の到達目標 | 到達目標は5点。 ①「豊かなキャリア(人生)」及び「キャリア(人生)の課題」を考察すること。 ②チームを形成し、コミュニケーションを図りながらチームの課題をやり遂げること。 *社会人になると組織やチームで業務を行うことがあります。授業では、 働く環境を想定し、チームビルディング・アクティビティを行います。 ③大学生活と就職活動及びキャリア(人生)の関連性について議論を行い、 自己のこれまでの大学生活を評価し、今後の大学生活の過ごし方を考え 計画を立てること。 ④学生及び社会人として肝要なマナーを理解し実行すること。 ⑤15回の授業をとおして、ディプロマ・ポリシー(広島修道大学学位授与方針)の3点 (「知識と技能」「思考力・判断力・表現力」「多様な人々との協創」)を涵養する機会 を能動的に創りだすこと。 以上の目標を到達する過程において自らの課題を克服し、新たな自己を発見することが 最終の目標です。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション ・キャリア教育及び本講義の目的と進め方、意義、評価方法、 『CAREER NAVI 2019』の活用方法の説明。 ・フィールドワーク(社会人インタビュー)の目的と準備について。 ・ホームワークに関する説明。 |
第2回 | キャリア(人生)及び就職活動 ・キャリアの概念を理解する。 ・キャリア(人生)の過去を振り返り現在を検証する。 ・社会人インタビューの目的について。 |
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第3回 | 卒業生による講演「先輩から後輩へ贈るメッセージ」 テーマ:「大学生活がキャリア(人生)を変える」 ・先輩講師のキャリア(人生)を参考にし、 今後の大学生活及びキャリア(人生)について考える。 |
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第4回 | チーム形成 ・1チーム5~7名でチームを形成する(チームの発表)。 ・相互理解を深めるアプローチ。 ・社会人インタビューの情報を共有し、プレゼンテーション資料工程表(計画表) を作成する。 ・フィールドワーク(社会人インタビュー)の現状を共有する。 |
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第5回 | キャリア(人生)とキャリア理論 ・複数のキャリア理論を学び、先輩講話及びこれまでの自己のキャリアについて 検証する。 ・「ニュースの情報共有」(ホームワークの課題)の確認 ・第4回の授業で作成した工程表に基づいて現状と課題を共有し、解決策を 議論し行動目標を立てる。 |
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第6回 | プレゼンテーションの基本とコミュニケーション能力 ・プレゼンテーション資料作成後の発表をイメージする。また、プレゼン テーションの方法について議論を行い、コミュニケーション能力を高める。 ・第4回の授業で作成した工程表に基づき、現状と課題を共有した後、解決策を 議論し行動目標を再考する。 |
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第7回 | リテラシースキル~企画会議:プレゼンテーション資料作成①~ ・プレゼンテーション資料作成にあたって、テーマ・議論の内容・ チーム内ルールを検討し企画を考察する。 ・プレゼンテーション資料を作成するにあたって、チームの課題を 共有し解決策を明らかにする。 ・スケジュールを検討し工程を再考する。 |
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第8回 | コンピテンシースキル ~プレゼンテーション資料作成②~ ・プレゼンテーション資料作成。 ・進捗状況を共有し、今後の工程を再考する。 ・「ニュースの情報共有」(ホームワークの課題)の中間報告会 |
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第9回 | コンピテンシースキルを高める(P-D-C-A) ~プレゼンテーション資料作成③~ ・プレゼンテーション資料作成においてプロセスの見直しを行い、 今後のアプローチを考察する(Plan-DoーCheck-Actionを学ぶ)。 |
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第10回 | ジェネリックスキル ~プレゼンテーション資料作成④~ ・チームビルディング・アクティビティを通してジェネリックスキル (汎用的な能力、態度、思考)を涵養する。 ・進捗状況を共有し、今後の工程を再考する。 |
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第11回 | プレゼンテーション資料完成 ~プレゼンテーション資料作成⑤~ ・プレゼンテーション資料を完成させ、授業内で納品(提出)する。 |
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第12回 | 「ニュースの情報共有」(ホームワークの課題)提出 ・新聞記事に関連する試験の実施 ・2019年4月以降(後期は、9月以降)の新聞記事(10週10記事)について 気になる記事を抽出し、チーム内で議論を行う。議論の論点は、「抽出した 記事の背景(理由)」「他者との視点や観察点の違い」等である。 |
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第13回 | キャリアの課題 テーマ:「知って役立つ労働法」「様々な雇用形態」 *「知って役立つ労働法」「様々な雇用形態」に関して、感想、気付き、 学び等を記録する。 ・「Kさんからのメッセージ」から今後の大学生活の過ごし方やキャリア(人生) の歩みを考える。 ・課題レポートについて |
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第14回 | プレゼンテーション大会 ・選抜チームによるプレゼンテーション *プレゼンテーション大会の感想、気付き、学びを記録する。 |
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第15回 | 総括 ・未来のキャリアを考察する。 ・まとめ。 ・1~14回までの「大学生活とキャリア形成」の授業を振り返る(授業アンケート)。 |
授業外学習の課題 | ・全履修生は、キャリア(人生)をテーマに社会人インタビューを行います(約60分)。 第1回目の講義で説明しますが、第7回の授業までに社会人インタビューを 終えるようスケジュールを立てます。 社会人インタビューを通して、多様な キャリアについて学び、今後の大学生活及びキャリア形成について考察します。 ・新聞の記事に関心をもつ。第12回の講義で10週分10記事の情報と感想シートを 活用します(1記事:60分+約30分)。 ・ミニ課題(約45~60分) ・課題レポート(約120分~180分) |
履修上の注意事項 | ・個人情報(社会人インタビュー)を扱うため管理に留意してください。 ・出席を重視。出席率が70%を下回る場合はD判定になります。 学生証リーダーの記録と出席カードの両方が揃って出席となります。 ・受講態度を重視します。 受講ルール(マナー)に拘って授業を進めていきます。 ・授業で『CAREER NAVI 2019』を活用します。忘れずに持ってくること。 ・入学時に測定したPROGの結果を使用します。 (1年次の修大基礎講座で配布しています。) |
成績評価の方法・基準 | 1.講義への積極的な態度及び課題(プレゼンテーション資料作成と発表、 新聞に関する試験等)の成果(70%)。 2.課題レポート(30%)。 3.単位修得には70%を超える出席が必要。 |
テキスト | 『CAREER NAVI 2019』(授業で配布)。 その他、必要な資料は適宜授業で配布します。 |
参考文献 | 大久保幸雄『キャリアデザイン入門(1)』日経文庫2007年 渡辺三枝子『新版キャリアの心理学』ナカニシ出版2007年 阿部正浩、松繁寿和『キャリアのみかた-図で見る109のポイント-』有斐閣2011年 梅崎修、田澤実『大学生の学びとキャリア』法政大学出版局2013年 |
主な関連科目 | 修大基礎講座、 C群特殊講義(職業選択と自己実現)、 長期インターンシップA、長期インターンシップB、 長期インターンシップ事前・事後指導 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.質問・相談は、基本的に授業終了時に受け付けます。 2.本科目の事務担当は、教学センターではなくキャリアセンターです。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学部商学科(修道スタンダード科目) | WSSC20606 | 2017~2019 | 2 |
商学部経営学科(修道スタンダード科目) | WSSC20654 | 2017~2019 | 2 |
法学部法律学科(修道スタンダード科目) | - | 2011~2016 | 2 |
法学部国際政治学科(修道スタンダード科目) | - | 2011~2016 | 2 |