| 授業コード | 00019502 | クラス | 02 |
| 科目名 | 文化論 | 単位数 | 2 |
| 担当者 | 中道 豪一 | 履修期 | 前期授業 |
| カリキュラム | ＊下表参考 | 配当年次 | ＊下表参考 |
| 授業題目 | 『古事記』から読み解く日本と広島の文化 |
| 授業の概要 | 平成24年に撰録1300年を迎えた『古事記』は、平成25年の神宮と出雲大社の御遷宮・パワースポットブーム等の動向に伴い大きな関心を集めた。旅行誌や女性誌をはじめとする一般誌には『古事記』を中心とする物語が紹介され、テレビでも様々な特集が組まれたことは記憶に新しい。 本講義はそのように様々な形で紹介される『古事記』を読み解き、日本文化の一端に触れてもらうことを目的とする。『古事記』そのものを読み解くのは勿論、神社など現代広島に息づく『古事記』を紹介することで、身近な例から文化の連続性を理解していく。（その際、広島市出身の児童文学者鈴木三重吉の現代語訳テキストを用い、速やかに基礎的教養が修得できるよう配慮してある） そして折に触れ『古事記』をミスリードしている例を挙げ、最終的には「古事記のストーリー」「地元広島との連続性」「誤った理解」といった観点から日本文化を論じるスキルを修得する。なお「広島との連続性」については、『古事記』をはじめとする関連文献研究や伝承調査に基づくもので、地元でも知られていないエピソードが少なくないため、『古事記』・日本文化・神社に興味がある学生はもちろん、広島について理解を深めたい学生も歓迎する。 |
| 学習の到達目標 | ①『古事記』という文献を通して、日本と広島の文化について意見や考えを持てるようにする ②『古事記』と現代広島との関係を理解する ③『古事記』のストーリーを理解する ④『古事記』のミスリードしている例を理解する |
| 授業計画 | 第１回 | 講義ガイダンスと導入 ―現代社会に息づく『古事記』― |
| 第２回 | 天地開闢をめぐる物語 ―天地開闢・国生み・神生み― |
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| 第３回 | 黄泉国をめぐる物語 ―愛する妻を失った伊邪那岐命― |
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| 第４回 | 天照大御神と須佐之男命の物語 ―母を慕う須佐之男命― |
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| 第５回 | 天石屋戸の物語 ―天石屋戸にこもった天照大御神― |
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| 第６回 | 八俣大蛇の物語 ―出雲で英雄となった須佐之男命― |
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| 第７回 | 大国主神の物語① ―稲羽の素兎と兄たちの迫害― |
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| 第８回 | 大国主神の物語② ―須佐之男命の試練と成長― |
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| 第９回 | 大国主神の物語③ ―少名毘古那神との国作り― |
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| 第１０回 | 天孫降臨の物語① ―高天原からの使者たち― |
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| 第１１回 | 天孫降臨の物語② ―大国主神の国譲り― |
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| 第１２回 | 天孫降臨の物語③ ―天照大御神の孫 邇邇芸命― |
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| 第１３回 | 日向三代の物語 ―海幸彦と山幸彦 兄弟をめぐる物語― |
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| 第１４回 | 神武東征の物語① ―伊波礼毘古命 九州から東へ― |
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| 第１５回 | 神武東征の物語② ―熊野から橿原へ― |
| 授業外学習の課題 | 講義中に参考にすべき書籍・ホームページ等を紹介する |
| 履修上の注意事項 | ①古文・漢文・くずし字等の専門知識は必要としない ②私語を含め、他の受講者の迷惑となる行為は厳禁 ③配布プリントを基盤にポイント等を板書するスタイルで講義を進める。またほぼ毎回、理解を促すために関連映像を視聴するなど、初歩から素養を積み重ねられるよう工夫をこらしてある |
| 成績評価の方法・基準 | 試験（60％） 講義への取組み（40％） |
| テキスト | テキストは講義中にプリントで配布する。（鈴木三重吉『新版 古事記物語』角川書店、2003） |
| 参考文献 | 次田真幸『古事記(上)全訳注』（講談社、1977）。その他多くの関係書が出版されているので、適宜必要に応じて参考文献を示す。なお神社・神道研究の専門家による見解がまとまったもの、かつ入手しやすいものとしては阪本是丸・石井研二編『プレステップ神道学』（弘文堂、2011）【※「第2章 神々の物語」に物語が端的にまとめられている】がある。 |
| 主な関連科目 | |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義前後に受付 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
| 商学部商学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 商学部商学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 商学部経営学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 商学部経営学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 経済科学部現代経済学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 経済科学部現代経済学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 経済科学部経済情報学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 経済科学部経済情報学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 人文学部人間関係学科心理学専攻（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 人文学部人間関係学科社会学専攻（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 人文学部人間関係学科社会学専攻（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 人文学部人間関係学科教育学専攻（教養科目） | － | 2008～2015 | 1･2･3･4 |
| 人文学部教育学科（教養科目） | － | 2016～2016 | 1･2･3･4 |
| 人文学部教育学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 人文学部英語英文学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 人文学部英語英文学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 法学部法律学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 法学部法律学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 法学部国際政治学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 法学部国際政治学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2017 | 1･2･3･4 |
| 人間環境学部人間環境学科（教養科目） | － | 2008～2016 | 1･2･3･4 |
| 人間環境学部人間環境学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 健康科学部心理学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 健康科学部健康栄養学科（教養科目） | WGEL11201 | 2017～2019 | 1･2･3･4 |
| 国際コミュニティ学部国際政治学科（教養科目） | WGEL11201 | 2018～2019 | 1･2･3･4 |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科（教養科目） | WGEL11201 | 2018～2019 | 1･2･3･4 |