授業コード 30038113 クラス 13
科目名 ゼミナールⅣ 単位数 2
担当者 矢野 達雄 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 地方再生の理論と実践
授業の概要 本ゼミでは、これまで土地をめぐる法制度の歴史、とりわけ入会権の歴史と理論、さらに裁判例を学んできた。国土や環境の「持続可能性」を考えた場合、最近、増田寛也『地方消滅』(中公新書、2014年)が発表され、同書に展開された「地方消滅」論が各方面に波紋を広げている。それに対し、小田切徳美『農山村は消滅しない』(岩波新書、2014年)も刊行され、異議申立がなされている。まず、双方の議論を読み理解したうえで、両論がどの程度農山村の実態を踏まえているかを、検討する。その後で、各グループで、農山村の活性化に関する提言を考え、その案について全員で議論する。
学習の到達目標 1.地方再生の課題に関する自己の見解をまとめ、それを発表できる。
2.入会林の現状と課題について、概要を把握し、問題点を指摘できる。
3.コモンズ論について、メリットとデメリットを把握し、問題点を指摘できる。
4.「持続可能性」ある社会の構築に向けて、自分なりの提言をすることができる。
授業計画 第1回 (1)はじめに―本授業の課題とすすめ方
第2回 (2)「地方消滅」論のインパクト
第3回 (3)「地方消滅」論の問題提起
第4回 (4)「地方消滅論」論は罠か
第5回 (5)「里山資本主義」の問題提起(その1)
第6回 (6)「里山資本主義」の問題提起(その2)
第7回 (7)入会権論の現状と課題(その1)「入会権の解体」
第8回 (8)入会権論の現状と課題(その2)入会林野の近代化
第9回 (9)入会権論の現状と課題(その3)入会権は総有か
第10回 (10)入会権論の現状と課題(その4)「慣習の変化」論
第11回 (11)コモンズ論の問題提起(その1)
第12回 (12)コモンズ論の問題提起(その2)
第13回 (13)「持続可能性」ある社会の構築に向けて(その1)何が問題か
第14回 (14)「持続可能性」ある社会の構築に向けて(その2)身近なところから提言を試みる
第15回 (15)今期のまとめ
授業外学習の課題 報告担当に当たった者は、事前に資料を作成、受講生に配付することが求められる。
履修上の注意事項 日本法制史のゼミナールⅠ・Ⅱ、法社会学を受講済である者が望ましい。

【この科目は、地域イノベーションコース対象科目(2014~2017年度生)にもなっています。※ただし、一部の学部・学科では配当されていない場合があります。】
【この科目は、地域イノベーションコースのPBL科目(2014~2017年度生)です。】
成績評価の方法・基準 平常点(ゼミでの報告・発言など)30%、およびレポート70%によって、総合評価する。
テキスト 中尾英俊『入会権』(勁草書房)。
参考文献 増田寛也『地方消滅』(中公新書)、小田切徳美『農山村は消滅しない』(岩波新書、2014年)、
山下祐介『地方消滅の罠』(ちくま新書)、藻谷浩介『里山資本主義』(角川新書)、
間宮陽介他編『コモンズと公共空間』(昭和堂)、中尾英俊ほか『コモンズ訴訟と環境保全』(法律文化社)。
主な関連科目 日本法制史および法社会学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
ゼミの時間は、ゼミ生の質問に対する対応の時間でもある。その他、私的な相談やこみいった質問に対しては、研究室で随時対応する。ただし、かならず事前に連絡し、アポイントメントをとってもらいたい(内線2681)。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(演習) 2007~2016 3・4