授業コード 81105900 クラス
科目名 初等教育方法論 単位数 2
担当者 西森 章子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 授業の文脈と教育方法を考える
授業の概要 本授業は,(1)時間構造と授業場面との関連,(2)教材および教育メディアの利用,(3)理解を導くコミュニケーション(学習組織づくりにおける教師の指導言など),の3つの観点を中心に進められる。また授業では,教育学に関する用語・概念の確かな理解につながるよう,教育実践に対する分析的視点の獲得に向けて,体験学習および体験を基にした省察が適宜取り入れられる。
学習の到達目標 (1)教授―学習場面を導く際の,基本用語や概念の指し示す意味を自らのことばで表現できる。
(2)理論的な教育学から実践的な授業場面へ,またその逆方向へと自らの視点を転換できる。
(3)授業場面に対し,分析的・多角的に観察または考察できるようになる。
授業計画 第1回 教育「方法」の位置づけ
・教師の姿
・教師の「ねがい」と「目標」と「方法」
第2回 教授方略を考える1
・カリキュラムの定義
・様々なレベルから構成されるカリキュラム
第3回 教授方略を考える2
・教科課程-単元-授業のつながり
第4回 教授方略を考える3
・「授業展開」を体験する
第5回 教授方略を考える4
・授業展開と目標との関連性
第6回 第1回小テスト
教育評価の意味(教育評価の類型とそのはたらき)
第7回 教材を考える1
・「素材の教材化」を体験する
第8回 教材を考える2
・教材/教具の定義と歴史的変遷
第9回 教材を考える3
・教育メディア利用の強みと注意点
・学習者の視聴覚に訴える教材の意義
第10回 授業場面を観察する
第11回 第2回小テスト
教育評価の意味(学習者によるフィードバックの活用)
第12回 コミュニケーションを考える1
・コミュニケーションの定義
・言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
第13回 コミュニケーションを考える2
・授業におけるコミュニケーションと指導言
第14回 学習環境を考える
・教室環境と学習組織
・教師の指導機能と経営機能
第15回 教育方法の歴史的展開
・わが国における展開・諸外国における展開
授業外学習の課題 授業内において「次週に向けた小課題」を提示する。
履修上の注意事項 受講にあたり,自らの教育経験について話す・書くといった技能と、他の受講生の声を聴き、ともに学ぶ態度が求められる。
また、これまでの授業を受けた経験をふりかえって,あなたにとって「記憶に残る授業」とは何か(よい記憶かわるい記憶かは別として),そして、なぜその授業が記憶に残っているのだろうか,事前に考えておくこと。
成績評価の方法・基準 成績評価は,2種類のリソースを基に行われる。まず,受講生の学習過程に関する評価として,小テストが2回実施される(全評価のうち20%)。小テストは,受講生の知識・理解の程度を見取ることを目的として実施される。また,学習結果に関する評価として,定期試験がおこなわれる(全評価のうち50%)。試験として,総合テストあるいはレポートが課される。これは,全講義を通じて,事象を分析(評価)する力,創造しようとする姿勢が受講生に形成されたのかどうか,見取ることを目的として行われる。その他,ミニッツ・ペーパーなどへの記述,課題への取り組み状況などから,授業への参加態度(全評価のうち30%)が評価される。
テキスト 基本的に,授業者により作成されたプリントや資料に基づいて進められる。資料は下記参考書及び参考資料から作成される。また授業内容に応じ,情報提示機器を利用して授業が進められる。
参考文献 浅田匡・生田孝至・藤岡完治編著(1998)『成長する教師』,金子書房
J.A.コメニウス(井ノ口淳三 訳)(1995)『世界図絵』,平凡社ライブラリー
梶田叡一(1983)『教育評価(第2版補訂版)』,有斐閣双書
工藤和美(2004)『学校をつくろう!子どもの心がはずむ空間』,TOTO出版
西森章子(2006)「第3章 学習指導の組織化」,『子どもに向き合う授業づくり』生田孝至(編),図書文化
奈須正裕(1997)「第4章 カリキュラム編成の原理をめぐって~内容論」,鹿毛・奈須(編著)『学ぶこと・教えること 学校教育の心理学』,金子書房
西森章子(1999)「第2章 カリキュラムと授業の理解」,多鹿秀継(編著),『認知心理学からみた授業過程の理解』,北大路書房
佐藤学(2006)「第4章カリキュラムをデザインする」,秋田・佐藤(編著)『新しい時代の教職入門』,有斐閣アルマ
高谷秀(2000)「陵北再発見新聞をつくろう」,(財)日本新聞教育文化財団委託「NIE調査研究 最終報告書」,NIE調査研究委員会 
多鹿秀継(2010)「発見学習」,『教育心理学』,サイエンス社
田中耕治(2007)『よくわかる授業論』,ミネルヴァ書房
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問に応じる。
また,授業中に配布するミニッツ・ペーパーで表現された質問には,次回授業の冒頭で対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 2