授業コード 81102700 クラス
科目名 人権教育論 単位数 2
担当者 大庭 宣尊 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 コミュニケーションとしての人権教育
授業の概要  本講義は,差別問題・人権問題が私たちの日常生活と密接に関連しているという事実に立脚し,これらの問題に対して教育には何が可能で,何をなすべきかを具体的な状況設定を行いながら検討していきます。その時,「仏つくって魂入れず」といった単なるハウ・ツーではなく,自分はいったい何を伝えたいのか,という問いから出発(もちろん,その問いは大庭自身も免れうるものではありません)することによって,グローバルスタンダードにも通用する差別問題学習=人権教育をめざします。そのためには,部落差別問題をはじめ様々な差別問題に対する歴史的なまなざし,社会科学的なまなざしとともに,表現力も身につけていかねばなりません。その意味においても,講義の各時間に出席確認を兼ねた感想・意見・質問をコミュニケーション・カードに書いてもらい、それらに対して次の時間に応えるというコミュニケーション・システムをとるのですが,この感想・意見などを疎かにしないようにしましょう。
学習の到達目標  差別をはじめとする人権問題を社会的文脈(関係性)において認識すること,および,その認識に基く人権教育に対する展望の形成。
授業計画 第1回 “生きること”と人権教育 
なお,本講義は以下のポイントに沿いながら進められます。ただし,上の「講義の概要」でも述べたようなコミュニケーション・システムをとるため,急遽変更したり,あるポイントが予定より長く(あるいは短く)なることも起こり得ます。
第2回 人権教育で大切にしたいこと~差別との関わりで~
第3回 部落差別・人権教育の歴史的背景
第4回 「人権としての教育」という出発点
第5回 歴史の中の差別的関係性と現代
第6回 「なくす意志」と出会う~『水平社宣言』~
第7回 単純な恋愛物語の向こう側は?:映画『GO』を観る①
第8回 単純な恋愛物語の向こう側は?:映画『GO』を観る②
第9回 「恋愛に関する物語」はそれだけで終われたか
第10回 差別が被差別者に強いるもの
第11回 差別と向かい合う〈私〉と〈あなた〉のために
第12回 差別に対峙することばはどれほどあるか:結婚差別をめぐるロールプレイ
第13回 差別を正当化する言説の恣意性を認識するところから
第14回 豊かな関係の可能性へ~人権文化創出の試み~
第15回 主体性を構築していく営みとしての人権教育
授業外学習の課題  授業中に随時参考文献を紹介するので,授業外でその文献にあたって,差別問題研究の基礎的な考え方に触れていくようにしましょう。
 人権とは「お勉強」をしてわかることよりも,日常の関係のあり方,常識のあり方,そうしたものを意識的に相対化してみる努力を積み重ねることで,「人権が侵されていること」「人権が守られていること」の実相に触れ,わかってくることの方が多いでしょう。それゆえ,身のまわりのできごと,メディアをから私たちに伝えられることなどに対して,「これって…?」「なんで…?」と思ったことをそのままにしておくのではなく,そこで立ち止まって考えることが大事です。授業中,そうしたことがらのエッセンスを提示するので,実地で試してみましょう。それが差別問題を学ぶことの第1歩です。
 また,「コミュニケーションとしての人権教育」とは,「聞く力」「表す力」「伝える力」を求めます。日常的に,聞くこと,表すこと,伝えることに意識的であることが必要です。
キーワードは,「思考停止をしない。」です。
履修上の注意事項 私語や内職をするのなら休む方がよい。それらによって他の受講生に迷惑をかけた場合,受講そのものを禁止する。
原則として差別問題論を履修しておくこと。
成績評価の方法・基準 平常点(コミュニケーションカード記載事項の内容・質+受講態度)=30%と,レポート=70%で総合的に評価。なお,レポートの課題は,授業最終日に返却する各自のコミュニケーションカードに記述された事項を参照するパターンのものになる。
テキスト 使用しない。毎回レジュメを配布する。
参考文献 必要に応じて示す。
主な関連科目 差別問題論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
「授業の概要」で述べたように,質問は,基本的にコミュニケーションカードに記述しておくと,次の授業で答えるというシステムをとります。もちろん,個人的な質問や相談には応じないというものではなく,レジュメに記載しているアドレス宛にメールにての質問・相談に対しても随時対応します。もちろん,個人情報保護の原則は堅持。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
商学部商学科(資格関連科目) 2016~2017 1
商学部経営学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
商学部経営学科(資格関連科目) 2016~2017 1
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(資格関連科目) 2016~2017 1
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(資格関連科目) 2016~2017 1
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(資格関連科目) 2016~2016 1
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(資格関連科目) 2016~2017 1
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2017 1
人文学部英語英文学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(資格関連科目) 2016~2017 1
法学部法律学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
法学部法律学科(資格関連科目) 2016~2017 1
法学部国際政治学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
法学部国際政治学科(資格関連科目) 2016~2017 1
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2011~2015 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(資格関連科目) 2016~2017 1
健康科学部心理学科(資格関連科目) 2017~2017 1
健康科学部健康栄養学科(資格関連科目) 2017~2017 1