授業コード 81060101 クラス 01
科目名 憲法Ⅰ 単位数 2
担当者 西村 裕三 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日本国憲法が採用する統治システムの歴史的・思想的背景を明らかにする。The Historical and Ideological Background of Modern Costitutional Law
授業の概要  まず、憲法の歴史的発展過程を概観し、権力分立制や人権保障の観点から近代立憲主義と現代立憲主義の相違について明らかにする。
 次に、憲法を単なる政治的規範としてではなく、裁判規範として具体的事件に解釈・適用する上で不可欠な制度として、司法審査制(裁判所が法律等の合憲性を最終的に審査する制度)について、それが生まれたアメリカでの歴史的発展過程を概観し、その民主的正当性をめぐる問題を検討する。
 その上で、日本国憲法における司法審査制の概要を説明し、裁判所が法律等の合憲性を審査する方法ならびに基準について、具体的な事例を取り上げながら、解説する。さらに、最高裁判所が法律等を違憲とした重要な判例を順次紹介し、最近の注目すべき下級裁判所による違憲判決についても取り上げる。
学習の到達目標 日本国憲法の採用する統治システムに関する基本原理を理解し、主要な憲法問題について、自分なりの判断を下す能力を養う。
授業計画 第1回 憲法の歴史的発展過程(1) 近代立憲主義と現代立憲主義
第2回 憲法の歴史的発展過程(2) 権力分立制と人権保障
第3回 アメリカにおける司法審査制成立の歴史的発展過程(1)
 … イギリスの植民地課税立法とアメリカ独立革命
第4回 アメリカにおける司法審査制成立の歴史的発展過程(2)
 … マーべリ対マディソン事件判決(1803年)
第5回 アメリカにおける司法審査制成立の歴史的発展過程(3)
 … ニュー・ディール立法と米連邦最高裁
第6回 アメリカにおける司法審査制成立の歴史的発展過程(4)
 … ウォーレン・コートの時代
第7回 司法審査と民主主義 
 … 司法審査制の民主的正当性
第8回 付随的違憲審査制と抽象的違憲審査制
 … 事件性の要件
第9回 憲法判断の方法と基準(1)
 … 司法消極主義的手法
第10回 憲法判断の方法と基準(2)
 … 司法積極主義的手法
第11回 憲法判断の方法と基準(3)
 … 二重の基準論、審査基準論
第12回 主要な最高裁違憲判決(1) 尊属殺重罰違憲判決、薬事法違憲判決
第13回 主要な最高裁違憲判決(2) 衆院議員定数違憲判決、在外国民選挙権制限違憲判決
第14回 主要な最高裁違憲判決(3) 国籍法違憲判決、非嫡出子法定相続分違憲判決、再婚禁止期間違憲判決
第15回 最近の重要な下級裁違憲判決 首相靖国参拝違憲判決、受刑者選挙権制限違憲判決他
授業外学習の課題 参考文献に挙げた本は、初学者向けの読みやすい本ですので、一度読み通してみるといいでしょう。あるいは、自分が読みやすいと思った憲法の教科書を一冊読んでみることをお勧めします。
また、新聞などで、最近の裁判に関する記事に関心を持って読んで見てください。そして、わからない言葉などがあれば、法律学辞典などで調べたり、講義の際に質問に来てください。
履修上の注意事項 授業中の私語については、厳禁する。
成績評価の方法・基準 論述式の期末試験による。
テキスト 西村裕三編著「判例で学ぶ日本国憲法」第二版 有信堂高文社 2016年
参考文献 芦部信喜著「憲法判例を読む」岩波セミナーブックス21
主な関連科目 憲法Ⅱ
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■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部心理学科(資格関連科目) 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(資格関連科目) 2017~2017 1・2・3・4