授業コード 50015400 クラス
科目名 資源・エネルギー政策論 単位数 2
担当者 辻本 政雄 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 資源・エネルギー政策論 (Resource and Energy Policy)
授業の概要 本授業(「資源・エネルギー政策論」)では,上級生を対象に,日本及びグローバル経済における資源・エネルギーの利用・開発に関する経済・産業政策,当該企業戦略,新ビジネスの現状と課題,展望等について解説する.基本的内容の学習希望者は,「資源とエネルギー」の方を受講すること.

(1)経済理論を説明しつつ,政策とビジネスの現場における諸問題についても適宜,解説する.官庁及び企業における教員の実務経験(文末URL参照)を参考に,現場の切迫感,駐在勤務ゆえに語りうるペルシャ(アラビア)湾岸諸国と日本との関係(資源・金融・インフラ他)等についても解説する.
(2)ケーススタディでは,大手商社のプロジェクト中断・失敗例(担当教員も参画)を通して,費用・便益分析やリスク管理の重要性に注目する.また,「3.11」大震災以降,喫緊の課題となり,現在進行中である電力分野の規制改革については,機微な問題(原発の再稼働の是非と交付金のあり方等)についても考察する.
(3)受講生が高校までに既習した内容,常識と信じてきた内容(「地球は温暖化している」「日本は環境大国ドイツを見習え」)等を批判的に検証する.
(4)就職試験や将来の業務を念頭に置き,教員が受講生に,「あなたが官庁(広島市役所等)や企業(広島銀行等)の担当者なら,どう対応するか?」等を問いかけ,映像資料を紹介しつつ,会話・議論しながら,解決策を模索し,受講生の理解の促進を図る.
学習の到達目標 (1)受講生が将来,官庁や企業,諸団体で,資源・エネルギー開発や環境保護,各種プロジェクトを担う際に必要となる,知識や政治・経済・社会的背景を理解できるようになる.
(2)知識を蓄え,比較検討する力を養うことで,新聞・テレビ等の偏向報道にダマされない判断力を習得する.
授業計画 第1回 授業ガイダンス
第2回 今日の課題:持続可能性とは?
第3回 日本の資源・エネルギー政策1:大震災前
第4回 日本の資源・エネルギー政策2:電力改革
第5回 海外の資源・エネルギー政策1:欧州(1)
第6回 海外の資源・エネルギー政策2:欧州(2)
第7回 海外の資源・エネルギー政策3:米国
第8回 海外の資源・エネルギー政策4:新興国
第9回 資源・エネルギー開発と安全保障
第10回 日本企業の海外資源開発
第11回 パレート最適と市場の失敗
第12回 環境問題:公害・温暖化対策
第13回 環境ビジネスと新エネルギー1:排出権取引,環境税
第14回 環境ビジネスと新エネルギー2:先端技術,メタンハイドレート開発
第15回 授業総括
授業外学習の課題 (1)実生活で入手・利用(購入,譲渡,賃借等)したモノ・サービスは,どの国や地域,都市,企業等から,どのような手段や方法(制度,開発,製造,流通,販売等)で手元に届いたかを想像し,経済の仕組みと流れを想像すること.
(2)経済成長を妨げる歪み(ゆがみ,ひずみ)の原因は,政策・企業戦略決定者の世界観の偏り,あるいは,既得権益を保護する行動等,多様である.その歪みを是正し,経済・社会の発展に向け,より便利で快適,効率的で効果的,弱者救済的で環境親和的な経済の仕組みを構築する方法を考察すること.
履修上の注意事項 (1)高校の政治・経済,地理の教科書・参考書を活用すること.
(2)聴解力向上のため,詳細な板書はしない.
(3)講義「資源とエネルギー」と内容が一部重複する.
(4)担当教員は,受講生の自主性を育むため,機微な政治・経済上の問題について,特定の見解を強要しない.たとえば,原発再稼働の問題なら,賛否両論を歓迎する.そのため,互いの意見を尊重しつつ,自由闊達に意見を述べ合う姿勢が要求される.
成績評価の方法・基準 (1)原則,レポート(30%)及び試験(70%)で成績を評価する.(2)積極的な発言等,授業への主体的参加は加点.(3)追試は実施しない.
テキスト 原則として,担当教員が資料(独自作成,報道,官庁・企業の報告書)を準備する.
参考文献 馬奈木俊介(編)(2012)『資源と環境の経済学―ケーススタディで学ぶ』(昭和堂)
資源エネルギー庁(2016)『「平成27年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2016)』
同白書は以下のウェブサイト(資源エネルギー庁)より無料でダウンロード可能
http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/
浅子和美他著(2015)『グラフィック環境経済学』(新世社)
主な関連科目 資源経済学,資源とエネルギー,経営学入門
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
ワークシートに授業への要望や近況,関心事項等を自由に記入すること.必要に応じて,意見や質問は授業で紹介し,議論のテーマとする.建設的な授業批判・改善案を歓迎する.詳細な授業方針は,本学「教員データベース」(http://shu-lab.shudo-u.ac.jp/shuhp/KgApp)参照.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅱ環境政策マネジメント系) 2011~2016 3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅱ環境政策マネジメント系) FHES35102 2017~2017 3・4