授業コード 50013100 クラス
科目名 自然をみるa 単位数 1
担当者 髙橋 恭一 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 細胞を理解するための生物学と生物実験
授業の概要 地球が誕生(46億年前)して6億年後、単純な生命体が生まれた。この後、幾多となく見舞われた地球環境異変を経て、生命体は単細胞生物から多細胞生物へと進化した。現在、地球上に100万種以上の動物と30万種以上の植物が生存しており、これらに微生物を加えると500万種を超えると推定されている。産業革命以降の科学技術の発展そして19世紀以降の医療技術の進歩により、ヒトの生活は格段に良くなり、平均寿命は延びそして人口は増加しているものの、一方で毎年多くの動植物が絶滅し、生物種が減少傾向にあるという深刻な事態が生まれている。この原因として、自然の破壊や環境の汚染が進行が挙げられる。今、これらの問題を解決しなければ、やがてヒトも含め生物が安全に暮らせる地球は消失するに違いない。
本授業では、環境問題を理解し、この解決に向けて取り組むために必要な生物学の知識のなかで、特に『細胞』に焦点を合わせ、生物の基本的性質である? 生命の連続性を維持するための自己複製、? エネルギーならびに栄養素を獲得し、不必要な物質を廃棄するための代謝、そして ? 生息場所に合わせて生きるための環境適応などについて最新の知見を交えて解説する。また、生物実習(基礎的・基本的内容)では生物学の基本である観察を体験すると同時に、講義で得た知識を確認する。
学習の到達目標 知識・理解の目標
環境関連分野の諸事象を理解するために必要な生物学の知識、特に生命現象を支えている細胞の構造と機能、そして細胞の集合体である多細胞生物の生命維持のしくみについて説明することができる。
動物の生命現象を注意深く観察し、可能であれば数値化し、これらを生物学関連書籍や文献などを活用して調べ、説明することができる。
思考・判断の目標
本講義のみならず新聞、雑誌やテレビなどで報道される医学・生物学関連のニュースなどを通じて、生命現象に潜む物理・化学的事象について理解し、生命維持に必要なしくみについて論理的に考えることができる。
関心・意欲の目標
生命現象を物理・化学的な事象と関連付けることができる。
態度の目標
生命現象を注意深く観察し、正確に記述することができる。
技能・表現の目標
実験実習に必要な機器・器具を間違いなく使用することができる。
得られた実習結果を適切な術語(専門用語)を使用し、正しい日本語で論理的に表現することができる。
授業計画 第1回 生物の構造と細胞の種類(授業ガイダンスを含む)
第2回 細胞の形
第3回 動物細胞の顕微鏡観察とスケッチ(実習)
第4回 細胞の働き
第5回 魚類の血球と色素胞(鱗)の観察とスケッチ(実習)
第6回 多細胞生物における細胞の役割
第7回 魚類色素胞(鱗)と体色変化(実習)
第8回 多細胞生物における神経系の働き
第9回 魚類色素胞(鱗)に対する塩類と薬物の作用(実習)
第10回 まとめ(細胞の働きと多細胞生物の生命活動の関係)
第11回 -
第12回 -
第13回 -
第14回 -
第15回 -
授業外学習の課題 (a) 授業(講義と実習)内容を確認(復習)すると同時に、予習が円滑に行えるよう、講義ノートを作成する。
(b) 授業では生物学や医学で一般的に使われる専門用語を多用するので、これらの意味を生物学辞典や医学辞典などを用いて調べ理解する。
(c) 以下に列挙した参考文献の中で、生物学の基礎的・基本的部分および授業内容に関連する部分を読み理解する。
(d) 参考文献や科学論文などを参考に、実習で得られたデータに基づき「レポート」を作成する。
(e) 高度な内容(最新の研究成果)を教授する際、授業時に学習内容(復習と予習)を指示する。
履修上の注意事項 本授業は「生物情報と環境」および「生命のしくみ」で取り上げた内容の一部を深化させることを目的としている。従って、本授業を履修するには、これら2科目を履修していることが必須である(同時履修も可)。
本授業は授業内容に連続性があり、また講義と実習を交互に実習するため、毎回出席が基本である。従って、3回(第1回目の授業を含む)以上の欠席は認めない。実習に不参加の場合、レポート提出は認めない。
生物実習に必要な物品については、第1回目の授業で案内する。
講義内容(実習を含む)を説明するために視覚教材(ビデオなど)を使用するが、この中には刺激的な内容が含まれることがある。
成績評価の方法・基準 学習の到達目標の中で、特に「知識・理解」、「関心・意欲」そして「技能・表現」を中心に成績評価を行う。
成績評価の方法は、講義中に実施するクイズ[小テスト](20%)および実習レポート(80%)とする。単位の認定には、これらの評価方法を総合して60%以上のポイント獲得が必要である。クイズ[小テスト]では講義内容(実習内容を含む)を理解しているか否か、課題レポートでは実習結果を分析して適切に纏めているか否かを判定する。
所定の出席に満たない場合、X評価とする。
テキスト テキストは使用しない。必要に応じて、プリントを配布する。
参考文献 細胞のはたらきがわかる本(伊藤明夫著;岩波ジュニア新書)
写真でみる生命科学(東大生命科学構造化センター 編;東京大学出版会)
現代生物学(上下)(石川ら 監訳;東京化学同人)
ルーイン 細胞生物学(永田ら 訳;東京化学同人)
ケイン 生物学(石川ら 訳;東京化学同人)
数値でみる生物学(浜本 訳;シュプリンガー・ジャパン)
生命科学 第3版(東大生命科学教科書編集委員会 編;羊土社)
遺伝子科学入門(赤坂 著;裳華房)
動物の多様な生き方 1巻~5巻(日本比較生理生化学学会 編;共立出版)
21世紀の動物科学 1巻~11巻(日本動物学会 監修;培風館)
増補改訂版 魚類生理学の基礎(会田 編;恒星社厚生閣)
主な関連科目 生物情報と環境、生命のしくみ、生物学、教養講義(ヒトの生命科学)、教養総合講義a(病気の生物学)、教養総合講義b(生命情報論)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
月曜日第1時限目(09:00~10:30)をオフィスアワーとする。オフィスアワー以外でも質問・相談を受けるが、この場合予約が必要である。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(リテラシー形成科目) 2011~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(リテラシー形成科目) FHES22101 2017~2017 2・3・4