授業コード 40003900 クラス
科目名 社会経済学Ⅰ 単位数 2
担当者 亀崎 澄夫 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経済学の基礎理論 The Theory of the Political Economy
授業の概要  社会経済学は、マルクスの『資本論』・(Sraffaを含む)古典派経済学・ポスト・ケインジアンによって明らかにされた経済理論を基礎として、資本主義経済に関する基礎的理論を明らかにします。資本主義経済を理解するために、三つの理解が重要です。第一は、どの社会にも共通な社会的物質代謝を物量体系として示する再生産システムの理解です。第二は、資本家企業が強力に推進する剰余生産の理解であり、それはSurplus Approachとして展開されます。第三は、流通形態と市場メカニズムを通した生産システムの理解であり、経済過程における貨幣を重視する「貨幣的生産理論The Monetary Theory of Production」(ケインズ)という点です。
 社会経済学は、資本主義経済を歴史的に生成してきた特殊な社会と理解します。その理論的解明においては、純粋な資本主義社会(資本家、労働者、地主という三大階級のみの社会)の想定をもとに、資本主義経済が社会的物質代謝を価格メカニズムや利潤追求を通して如何に遂行しているかを、明らかにします。

 社会経済学Ⅰでは、導入として社会的物質代謝と剰余生産を簡単に説明した後で、資本主義経済の流通形態を説明します。トピックは、商品の二要因・貨幣の機能・資本の三つの形式です。その説明は常に資本主義経済との関連を念頭において行われます。
学習の到達目標 社会的物質代謝と市場システム(流通形態)を基礎とする資本主義経済について、社会経済学の用語を使って説明できるようになる。
授業計画 第1回 社会経済学の特徴と講義の概要-物量体系と再生産
第2回 社会的物質代謝とさまざまな社会制度(伝統・命令・市場):生産・剰余生産と分配
第3回 純粋な資本主義社会と社会経済学の分析モデル:商品生産と資本主義
第4回 商品生産の分析:価値と使用価値
第5回 価値形態と貨幣の生成
第6回 貨幣の機能(1):価値尺度と流通手段
第7回 貨幣の機能(2):貨幣蓄蔵と支払手段
第8回 中間テストとその解説
第9回 資本形式論(1):商人資本と商業組織
第10回 資本形式論(2):金貸資本と商業信用
第11回 資本形式論(3):産業資本
第12回 本源的蓄積と労働力の商品化
第13回 労働力商品とその価値
第14回 産業資本による資本主義経済の編成(1)
第15回 産業資本による資本主義経済の編成(2)
授業外学習の課題 1.受講生は、授業前に教員が指示する教科書部分および配布されるプリントに目を通してくること。
2.受講生は、授業後に教員が指示する教科書部分および配布されるプリントを復習すること。
3.受講生は、宿題の練習問題を提出すること。
履修上の注意事項 1.最初の授業で、受講ルールを決めます。
2.中間テストと学期末テストは必ず受けてください。
3.授業中に配布するワークシートと練習問題は、必ず提出してください。
成績評価の方法・基準 試験(2回)70%、練習問題とワークシート30%を目安に総合的に評価する。
テキスト 関根友彦著『経済原論要領』(IEI:修道大学生協書籍部で取り扱う)
参考文献 宇野弘蔵『資本論の経済学』(岩波新書)
小幡道昭『経済原論-基礎と演習-』(東京大学出版会)
桜井毅他『経済学Ⅰ』(有斐閣)
主な関連科目 経済学史Ⅰ・Ⅱ、経済史Ⅰ・Ⅱ、マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、授業終了後および配布予定の『なんでも帳』を使って、行なってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(C群) 2007~2016 2・3・4
経済科学部経済情報学科(H群) 2007~2016 2・3・4