授業コード 31015000 クラス
科目名 刑事学 単位数 2
担当者 松原 英世 履修期 後期夏季集中
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 刑事学
授業の概要 本講義では、犯罪問題へのアプローチには様々な視角、方法があることを理解するために、各種の犯罪学理論を時系列的に紹介します。その際には、なぜそのような理論が唱えられたのか、また、その理論がどのように政策に応用されたのかを、社会状況や時代背景との関係で考察します。そうすることで、実態・理論・政策の関係について理解するとともに、あるべき犯罪対策を検討する際の手がかりを提供できればと考えています。

なお、本講義は基本的には講義形式で行いますが、それだけではつまらないので、なるべく受講生と意見交換しながら双方向的に講義を進めていきたいと考えています。ですから、受講する学生は発言を求められることを前提に講義に参加して下さい。
学習の到達目標 (1)犯罪学理論に関する基本的知識を習得する。
(2)科学的方法の概略を理解する。
(3)犯罪問題について、理性的・論理的に思考することができる。
授業計画 第1回 講義内容の説明、刑事学とは
第2回 犯罪学の誕生①:古典派犯罪学
第3回 犯罪学の誕生②:実証主義学派
第4回 犯罪学の進展①:シカゴ学派と社会過程への注目(社会解体論)
第5回 犯罪学の進展②:シカゴ学派と社会過程への注目(分化的接触理論)
第6回 犯罪学の統合①:社会構造への注目と両学派の統合(社会的緊張理論)
第7回 犯罪学の統合②:社会構造への注目と両学派の統合(分化的機会構造論)
第8回 犯罪学の転換①:視点の転換と社会統制(漂流理論)
第9回 犯罪学の転換②:視点の転換と社会統制(ラベリング論)
第10回 犯罪学の転換③:視点の転換と社会統制(社会的絆理論)
第11回 犯罪学の復古①:新古典派犯罪学の席巻(刑罰モデルの変遷)
第12回 犯罪学の復古②:新古典派犯罪学の席巻(合理的選択理論、日常活動理論)
第13回 わが国の犯罪・少年非行の状況
第14回 犯罪とは何か:犯罪とはどういう現象か
第15回 犯罪学理論の変遷:実態・理論・政策の関係
授業外学習の課題 講義では、適宜、参考文献や資料等を紹介しますので、これらに目をとおすことで講義内容についての理解がさらに深まるでしょう。
履修上の注意事項 他の刑事法科目(刑法総論、刑法各論、刑事訴訟法、少年法)を履修していることが望ましいですが、それを履修条件とはしません。法曹や刑事司法関係の公務員(警察官・刑務官・保護観察官・家裁調査官等)を志望している学生は履修しておくことが望ましいでしょう。

【この科目は、地域イノベーションコース(2014年度以降生)対象科目にもなっています。】
成績評価の方法・基準 学期末試験(80%)とレポート(20%)の出来具合を総合的に評価して成績をつけます。
テキスト 岡本英生・松原英世・岡邊健(2017)『犯罪学リテラシー』法律文化社 ISBN:978-4-589-03861-6
但し、講義はもっぱら板書と配付資料に基づいて行います。
参考文献 講義では『犯罪白書』を参照することがあります。犯罪白書の本文・データはインターネットで参照できます。
主な関連科目 刑法総論、刑法各論、刑事訴訟法、少年法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
集中講義ですので、オフィスアワーは設けません。質問や要望は授業中、あるいは、その前後に受け付けます。
URLリンク 法務省:犯罪白書

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科(刑事法) 2007~2016 2・3・4
法学部法律学科(刑事法) FLLA20405 2017~2017 2・3・4