授業コード 30004100 クラス
科目名 国際関係史Ⅱ 単位数 2
担当者 矢田部 順二 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 戦間期の諸問題と第二次大戦後の世界   International History of Interwar Affairs and the Era of the Cold War
授業の概要  一般に、近代国際社会の国際関係は、三十年戦争ののちに成立したヨーロッパ諸国の国家関係が始まりといわれます。19世紀以降、近代国際社会はヨーロッパの外へと膨張し、やがて世界全体を包み込む現代国際社会へと変容しました。本講義では地球規模での現代国際社会が成立した20世紀における国際関係の歩みを理解するために、主にヨーロッパ国際政治史について20世紀以前の動向にも触れつつ概説します。
 国際関係史Ⅱでは、前期の国際関係史Ⅰに引き続き、より現代に近い時代について、ヴェルサイユ体制の成立以降、1930年代の諸問題、第二次世界大戦、さらに戦後ヨーロッパの東西対立史について解説します。トピックとしてヨーロッパ外の国際問題についても触れる予定です。
 歴史は現在と過去の対話といわれます。国際政治学が対象とする現代の国際政治が形成された背景を歴史的変化の中で知ることがこの科目の目標です。
学習の到達目標 ①1930年代以降の国際社会の変容を説明するために必要な国際政治学上の専門用語のいくつかを自分なりに説明することができる。
②戦間期から第二次大戦を経て現在にいたる国際関係の重要な事件や紛争の概要と原因・結果を最低3つ以上、自分なりに説明することができる。
③現代の国際政治の課題を、その歴史的文脈にさかのぼって関係づけることができる。
授業計画 第1回 (1) ガイダンス・現代史の始まり(前期のまとめ)
第2回 (2) イタリアのファシズムと世界恐慌
第3回 (3) ナチス・ドイツの台頭
第4回 (4) ビデオ授業「ヒトラーの野望」
第5回 (5) 反ファシズム運動とスペイン内戦
第6回 (6) ヴェルサイユ体制の崩壊と国際関係の変動
第7回 (7) ナチスの対外侵略と大戦直前の国際関係
第8回 (8) 第二次世界大戦とその意義
第9回 (9) ビデオ授業「勝者の世界分割」
第10回 (10) ヤルタ体制の成立
第11回 (11) 冷戦の進行と東西関係
第12回 (12) 冷戦構造の劣化と世界の動き
第13回 (13) 70-80年代と冷戦の終結
第14回 (14) 冷戦後の世界
第15回 (15) まとめ:冷戦とは何だったのか
授業外学習の課題 ①毎回授業内容を補足する配付資料(レジュメ)を配付するので、キーワード集の復習をすること。
②国際関係史Moodleに毎回練習問題・課題が示されるので、その演習に取り組むこと。
③その他宿題として小レポートなどを課すので、指示にしたがって取り組むこと。
履修上の注意事項  第1回目の講義で詳しくガイダンスするので履修希望者は必ず出席してください。遅刻、授業中の私語は厳禁。原則として毎回、ICカードリーダーとOCR用紙によって出席状況を確認します。提出物の期限を厳守すること。前期の国際関係史Ⅰと同時に履修することが望ましいです。
 なお、自宅学習用のMoodleによるEラーニングシステムに取り組むための利用方法については開講時に説明します。

【この科目は、グローバルコース(2014年度以降生)対象科目にもなっています。※ただし、一部の学部・学科では配当されていない場合があります。】
成績評価の方法・基準 課題小レポート2回(20%)、期末テスト(65%)、リアクションペーパー(15%)として総合評価します。詳しくは開講時に説明します。(課題小レポートの採点基準は下記のルーブリックを参照してください。)
テキスト とくに指定しませんが、授業中にコピーを配布します。
参考文献 石井修『国際政治史としての20世紀』(有信堂、2000年)
岡義武『国際政治史』(岩波書店、1955年)
木村英亮『二〇世紀の世界史』(山川出版社、1995年)
小山、上垣、山田、杉本編『大学で学ぶ西洋史(近現代)』(ミネルヴァ書房、2011年)
斉藤孝『戦間期国際政治史』(岩波書店、1978年)
佐々木雄太『国際政治史―世界戦争の時代から21世紀へ』(名古屋大学出版会、2011年)
西川吉光『ヨーロッパ国際関係史』(学文社、2008年)
村田晃嗣ほか『国際政治学をつかむ』(有斐閣、2009年)
横手慎二『スターリン-「非道の独裁者」の実像』(中公新書、2014年)
渡邊啓貴編『ヨーロッパ国際関係史』(有斐閣、2002年)
とりあえず以上の本をあげるが、授業中に適宜紹介する。
主な関連科目 国際関係史Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業直後にも個別の質問を受けつけますが、毎回配付するリアクションペーパーは大判を使用するので、質問の記入を推奨します。その場合は、次週のレジュメに主要な質問に対する回答を載せるので、復習時にあわせて読むことができます。
 また木曜日の昼休みをオフィスアワーにするので適宜、立ち寄って質問できます(場所については開講時に説明する)。これ以外で質問したいときには、大学ホームページに載っている、矢田部のメールアドレスまでメールすることも可能です。ただしこの場合は学籍番号と氏名を明記してください。

■ルーブリック情報
  課題の理解 論旨の展開 オリジナリティ 表現方法 書式形式
優れている (4点) 課題の趣旨を正確に理解し、焦点を絞っている 序論本論結論の流れの中で、説得的に論証している 独創的である 分かりやすく巧みな文章である 原稿作成の決まりが守られ、誤字もない
やや優れている (3点) 課題の趣旨を概ね理解し、焦点を絞る努力をした 序論本論結論を意識し、ほぼ正確に説明づけている やや独創的である よい文章だがところどころたどたどしい ほぼ原稿作成の決まりが守られ、誤字も少ない
普通 (2点) 課題の趣旨は理解したようだが、焦点があまり絞れていない 序論本論結論の形式を取り、大きな矛盾なく説明した 一般的着想である ときどき意味不明な文章が混じる だいたいルールは守られているが、一部おかしな部分がある
やや難がある (1点) 課題の趣旨理解があいまいで、焦点もぼけている レポートの形式が整理されず、論理の飛躍が見られる 人まねである 意味の通らない文章が多い 原稿作成のルールがあまり守られておらず、誤字が多い
難あり (0点) 課題の趣旨が理解できず、的外れな説明に終始している レポートの形式を理解せず、論証そのものが成り立っていない 盗用である 意味不明な文章ばかりである 初歩的な決まりすら守れず、誤字や誤った修辞法だらけである

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科 2007~2016 2・3・4
法学部法律学科 FLIP10104 2017~2017 2・3・4
法学部国際政治学科(A群) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(A群) FLIP10104 2017~2017 1・2・3・4