授業コード 30004000 クラス
科目名 国際関係史Ⅰ 単位数 2
担当者 矢田部 順二 履修期 第2学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際関係入門および19・20世紀の国際変動  Introduction to International Relations and International History from 19th Century to Early 20th Century
授業の概要  一般に、近代国際社会の国際関係は、三十年戦争ののちに成立したヨーロッパ諸国の国家関係が始まりといわれます。19世紀以降、近代国際社会はヨーロッパの外へと膨張し、やがて世界全体を包み込む現代国際社会へと変容しました。本講義では地球規模での現代国際社会が成立した20世紀における国際関係の歩みを理解するために、主にヨーロッパ国際政治史について20世紀以前の動向にも触れつつ概説します。
 国際関係史Ⅰではとくに、20世紀の国際関係を語る上で欠かせない基本的タームを解説したのち、17世紀から第一次世界大戦までのヨーロッパ国際政治史を中心に扱います。
 歴史は現在と過去との対話といわれます。国際政治学が対象とする現代の国際政治が形成された背景を歴史的変化の中で知ることがこの科目の目標です。
 2017年度は前期第2学期の授業になります。火曜と金曜の週2回授業に出席できる人は履修することができます。
学習の到達目標 ①17世紀から1920年代までの国際社会の変容を説明するために必要な国際政治学上の専門用語のいくつかを自分なりに説明することができる。
②1920年代までの国際関係の重要な事件や紛争の概要と原因・結果を最低3つ以上、自分なりに説明することができる。
③現代の国際政治の課題を、その歴史的文脈にさかのぼって関係づけることができる。
授業計画 第1回 (1) ガイダンス・国際関係とは何か
第2回 (2) 戦争・外交
第3回 (3) パワーとは何か・主権国家体制の成立
第4回 (4)小テストとその解説①
第5回 (5) 英仏の覇権競争からフランス革命へ
第6回 (6) フランス革命の影響とウィーン体制
第7回 (7) 1848年革命とその後のヨーロッパ
第8回 (8) ビデオ授業「フランツ・ヨーゼフの治世」
第9回 (9) 小テストとその解説②
第10回 (10) 帝国主義と世界分割
第11回 (11) 第一次世界大戦・その原因と意義
第12回 (12) ビデオ授業「帝国主義と第一次世界大戦」
第13回 (13) ヴェルサイユ体制の成立
第14回 (14)ロシア革命とソ連の誕生
第15回 (15) 小テストと授業のまとめ
授業外学習の課題 ①毎回授業内容を補足する配付資料(レジュメ)を配付するので、キーワードの復習をすること。
②国際関係史Moodleに毎回練習問題・課題が示されるので、その演習に取り組むこと。
③その他宿題として小レポートなどを課すので、指示にしたがって取り組むこと。
履修上の注意事項  第1回目の講義で詳しくガイダンスするので履修希望者は必ず出席してください。遅刻、授業中の私語は厳禁。原則として毎回、ICカードリーダーとOCR用紙によって出席状況を確認します。提出物の期限を厳守すること。後期の国際関係史Ⅱと同時に履修することが望ましいです。小テストの追試はできませんので注意してください。
 なお、自宅学習用のMoodleによるEラーニングシステムに取り組むための利用方法については開講時に説明します。

【この科目は、グローバルコース(2014年度以降生)対象科目にもなっています。※ただし、一部の学部・学科では配当されていない場合があります。】
成績評価の方法・基準 課題小レポート2回(20%)、授業内テスト3回(65%)、リアクションペーパー(15%)として総合評価します。詳しくは開講時に説明します。(課題小レポートの採点基準は下記のルーブリックを参照してください。)
テキスト とくに指定しませんが、授業中にコピーを配布します。
参考文献 石井修『国際政治史としての20世紀』(有信堂、2000年)
岡義武『国際政治史』(岩波書店、1955年)
木村英亮『二〇世紀の世界史』(山川出版社、1995年)
小山、上垣、山田、杉本編『大学で学ぶ西洋史(近現代)』(ミネルヴァ書房、2011年)
斉藤孝『戦間期国際政治史』(岩波書店、1978年)
佐々木雄太『国際政治史―世界戦争の時代から21世紀へ』(名古屋大学出版会、2011年)
西川吉光『ヨーロッパ国際関係史』(学文社、2008年)
村田晃嗣ほか『国際政治学をつかむ』(有斐閣、2009年)
渡邊啓貴編『ヨーロッパ国際関係史』(有斐閣、2002年)
とりあえず以上の本をあげるが、授業中に適宜紹介する。
主な関連科目 国際関係史Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業直後にも個別の質問を受けつけますが、毎回配付するリアクションペーパーは大判を使用するので、質問の記入を推奨します。その場合は、次週のレジュメに主要な質問に対する回答を載せるので、復習時にあわせて読むことができます。
 また木曜日の昼休みをオフィスアワーにするので適宜、立ち寄って質問できます(場所については開講時に説明する)。これ以外で質問したいときには、大学ホームページに載っている、矢田部のメールアドレスまでメールすることも可能です。ただしこの場合は学籍番号と氏名を明記してください。

■ルーブリック情報
  課題の理解 論旨の展開 オリジナリティ 表現方法 書式形式
優れている (4点) 課題の趣旨を正確に理解し、焦点を絞っている 序論本論結論の流れの中で、説得的に論証している 独創的である 分かりやすく巧みな文章である 原稿作成の決まりが守られ、誤字もない
やや優れている (3点) 課題の趣旨を概ね理解し、焦点を絞る努力をした 序論本論結論を意識し、ほぼ正確に説明づけている やや独創的である よい文章だがところどころたどたどしい ほぼ原稿作成の決まりが守られ、誤字も少ない
普通 (2点) 課題の趣旨は理解したようだが、焦点があまり絞れていない 序論本論結論の形式を取り、大きな矛盾なく説明した 一般的着想である ときどき意味不明な文章が混じる だいたいルールは守られているが、一部おかしな部分がある
やや難がある (1点) 課題の趣旨理解があいまいで、焦点もぼけている レポートの形式が整理されず、論理の飛躍が見られる 人まねである 意味の通らない文章が多い 原稿作成のルールがあまり守られておらず、誤字が多い
難あり (0点) 課題の趣旨が理解できず、的外れな説明に終始している レポートの形式を理解せず、論証そのものが成り立っていない 盗用である 意味不明な文章ばかりである 初歩的な決まりすら守れず、誤字や誤った修辞法だらけである

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学部法律学科 2007~2016 2・3・4
法学部法律学科 FLIP10103 2017~2017 2・3・4
法学部国際政治学科(A群) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(A群) FLIP10103 2017~2017 1・2・3・4