授業コード 00034700 クラス
科目名 教養講義(ヒトの生命科学) 単位数 2
担当者 髙橋 恭一 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ヒトの生命現象を理解するための生物学
授業の概要 ヒトの身体は、60兆個もの細胞によって構成されている。個々の細胞は細胞外から栄養素や水などを得、生命活動に必要なエネルギーを産生し、またこのエネルギーを利用して生命維持に必要な物質を作り出している。細胞に栄養素などを届けるため、ヒトには器官系(消化器系、呼吸器系や循環器系など)が備わっている。例えば、食物は口から入り、胃や腸を通過する間に消化されて栄養素(や水)となり吸収され、血管を通じて身体各部の細胞に運ばれる。エネルギー産生には酸素が不可欠であり、鼻から取り込まれて肺で血液中に入り、身体各部の細胞に運ばれる。また、生命活動によって生じた不要物・老廃物などは肝臓で分解され、血管を通じて腎臓にまで運ばれ、最終的に身体外に排出される。このような生物の営みは、生命が続く限り止まらない。
本講義では『ヒトの生命維持のしくみ』に焦点を合わせ、
(a) エネルギー産生に必要なガス交換(呼吸)
(b) 物質と熱の運搬(循環)
(c) 水や物質の身体内への取り込み(消化と吸収)、
(d) 不要物や老廃物の身体外への排出(排泄)
について最近の研究成果を交えて解説する。
学習の到達目標 知識・理解の目標
ヒトに備わっている生命維持機能(呼吸、血液循環、消化と吸収と排泄など)の基礎的・基本的知識について説明することができる。
思考・判断の目標
本講義のみならず新聞、雑誌やテレビなどで報道される医学・生物学関連のニュースなどを通じて、生命現象に潜む物理・化学的事象について理解し、生命維持に必要なしくみについて論理的に考えることができる。
関心・意欲の目標
生物の最小構成単位である細胞の働きや生物を構成する物質に関心が生まれ、書籍や文献などで詳細に調べ、得られた知識を周囲に発信することができる。
態度の目標
ヒトの内臓(胃・腸、肺、心臓、腎臓や肝臓など)機能を正常に維持するには、衣食住環境や生活習慣が重要であることを認識し、自分の生活の在り方について考え・見直すことができる。
技能・表現の目標
医学・生物学に関する知識を、適切な術語(専門用語)を使用し、正しい日本語で論理的に表現することができる。
授業計画 第1回 講義ガイダンス、生物の成り立ち
第2回 血液の成分とその意味、血液循環
第3回 心臓機能
第4回 血管の働き
第5回 肺によるガス交換
第6回 呼吸筋の働き
第7回 血液循環と呼吸の制御
第8回 腎臓の構造
第9回 尿の生成と排出
第10回 体温調節の意味、体熱の産生と発散
第11回 汗腺の機能、脳による体温調節
第12回 消化器の働きⅠ ~口から胃まで~
第13回 消化器の働きⅡ ~十二指腸から直腸まで~
第14回 消化酵素の働き、腸での吸収のしくみ
第15回 肝臓・膵臓・胆嚢の構造と機能
授業外学習の課題 (a) 講義内容を確認(復習)すると同時に、予習が円滑に行えるよう、講義ノートを作成する(このノートは、講義中に実施するクイズ[小テスト]に答えるために役立つ)。
(b) 講義では生物学や医学で一般的に使われる専門用語を多用するので、これらの意味を生物学辞典や医学辞典などを用いて調べ理解する。
(c) 以下に列挙した参考文献の中で、生物学の基礎的・基本的部分および講義内容に関連する部分を読み理解する。
(d) 高度な内容(最新の研究成果)を教授する際、講義時に学習内容(復習と予習)を指示する。
(e) 成績評価のための課題レポートの詳細(「テーマ」や「提出期限」等)は講義中に指示する。
履修上の注意事項 講義内容に連続性があるため、毎回出席が基本である。従って、4回(第1回目の授業を含む)以上の欠席は認めない。
講義内容を説明するために視覚教材(ビデオなど)を使用するが、この中には刺激的な内容が含まれることがある。
講義ノートは評価の対象であり、その取り方(評価の基準)と提出方法については講義中に指示する。
講義内容に関連するプリントを講義直前に配布する。配布されたプリントは必ず持参する必要がある。
成績評価の方法・基準 学習の到達目標の中で、特に「知識・理解」、「関心・意欲」そして「技能・表現」を中心に成績評価を行う。
成績評価の方法は、講義中に実施するクイズ[小テスト]と課題レポート(30%)、講義ノート(10%)および定期試験(60%)とする。単位の認定には、これらの評価方法を総合して60%以上のポイント獲得が必要である。クイズ[小テスト]、講義ノートおよび定期試験では講義内容を理解(知識の正確さ)しているか否か、課題レポートではヒトの身体機能の変化を調べ正確に記述できるのか否かを判定する。
定期試験を受けない場合、X評価とする。また、所定の出席に満たない場合にもX評価とする。
テキスト テキストは使用しない。必要に応じて、プリントを配布する。
参考文献 細胞のはたらきがわかる本(伊藤明夫;岩波書店)
人体機能生理学(杉 編著;南江堂)
医科生物学(長野ら 編;理工学社)
医学を学ぶための生物学(谷口ら 編;南江堂)
からだの仕組みと働き(中野 編;医歯薬出版)
ヒトのからだ(中野 編;医歯薬出版) 
スタンダード生理学(二宮ら 著;文光堂)
生物科学資料集(生物科学 編;東京大学出版会)
ヒトの生物学(永田 監訳; 丸善)
ヒューマンバイオロジー(坂井・岡田 監訳;医学書院)
みえる人体 (佐藤ら 監訳;南江堂)
トートラ人体解剖生理学(佐伯ら 訳;丸善)
ネッター 解剖生理学アトラス(相磯・渡辺 訳;南江堂)
図説からだの事典(中野 編;朝倉書店)
集中講義 生理学(岡田 編; Medical View)
ボロン ブールペープ 生理学(泉井 総監訳;西村書店)
主な関連科目 生物学、総合教養講義a(病気の生物学)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
月曜日第1時限目(09:00~10:30)をオフィスアワーとする。オフィスアワー以外でも質問・相談を受けるが、この場合予約が必要である。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部商学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2007~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL12401 2017~2017 1・2・3・4