授業コード 00029600 クラス
科目名 教養講義(西洋の音楽) 単位数 2
担当者 中畝 みのり 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 チェコとイギリス諸島の音楽芸術 The Art of Czech and English Music
授業の概要  チェコ共和国の首都プラハは、18世紀にヨーロッパのコンセルヴァトワール(音楽院)と呼ばれ、ある時期、その主流に比肩する音楽の天才達が集っています。イギリスのルネサンス期にはチューダー王朝の下にシェィクスピアの演劇が栄えてタリスらの名曲も生まれました。他国からの文化人達が渡英した頃のバロック期になると、名実ともに揺るぎ無い音楽文化が定着しました。チェコの宗教改革者フスを称える賛美歌はコメンスキーらによって民衆のものになって現代にもおよび、イギリス国教の賛美歌もチェコ同様、近代イギリスの作曲家に受け継がれています。それらの作品集を鑑賞し、歌い、比較もしていきます。弦楽四重奏コンサート(実演)では、ドヴォルジャークの作品”アメリカ”他を聴き、室内楽の醍醐味を読み取って楽しみます。
 イタリアと同様に芸術文化人達を生んだチェコ、そして、音楽の消費国として世界に貢献したイギリス、ともに歴史背景と文化史を読み取りながら、中世から現代までの音楽の変遷と進化の度合いを名曲鑑賞や実演を通して理解します。毎年恒例のプラハの春音楽祭(チェコ)やBBCプロムス音楽祭(イギリス)を映像鑑賞して世界のクラシック音楽ファンの存在を感知します。
 授業活性化のため、時折、ワンポイントクイズを実施します。
学習の到達目標  音楽作品の内容解明や鑑賞曲への感情移入によって基礎的鑑賞力は磨かれます。そして、得た知識、豊かになった感性や創造力は国際感覚として成長し、音楽を世界の共通語として感知できるようになります。芸術家達の往来軌跡やその遺産を学習することで、日本民族とケルト属との共通項をも見い出すことができます。
授業計画 第1回 中世からルネサンス(フスを讃える賛美歌やシェィクスピア劇からハムレットの音楽<タリス、ヴァ―ドら>)
第2回 教会音楽と世俗音楽(近代教育思想家コメンスキーの業績)
第3回 イギリスバロック音楽(パーセルとヘンデル)
第4回 チェコバロック音楽(チェルノホルスキー、セゲルら)
第5回 チェコからヨーロッパ諸国へ(ミスリヴェチェック、シュターミツら)
第6回 古典派の確立とモーツァルト、ベートーヴェンのチェコ訪問
第7回 ロマン主義の到来(他国からチェコへ、天才芸術家達の往来)
第8回 チェコ国民主義台頭の音楽 Ⅰ(スメタナ、ドヴォルジャークを中心に)
第9回 チェコ国民主義台頭の音楽 Ⅱ(ヤナーチェク、マルティヌー、シェフチーク)
第10回 後期ロマン派のイギリスオペラ(サリバンの”ミカド”など)とイタリアオペラとの比較
第11回 弦楽四重奏団の実演(ステージ鑑賞会)
第12回 イギリス音楽の復興期、エルガーとホルストの音楽
第13回 ヴォーン=ウィリアムズとブリテンの音楽
第14回 ビートルズの”ヘイ ジュード”とチェコからの亡命芸術家達
第15回 ステージコンサート(学生たちと教師が出演)でアクティブ・ラーニングにも勤しみ、後期授業の総まとめ。
授業外学習の課題 ①フスに影響を与えたイギリスの宗教改革者ウィクリフを調べ、ハムレットの物語を予め知っておく。
②ポリフォニーの意味をつかんでおく。
③チューダー王朝(特に、エリザベス一世)の統治下の文化を学び、ジョージ一世(ゲオルグ)を知っておく。
④イタリアバロックとドイツバロックの音楽を学んでおく。
⑤1620年のチェコ白山の戦いを調べ、ハプスブルグ王朝の歴史を学んでおく。
⑥ソナタ形式(音楽形式)の曲を一曲でも鑑賞しておく。
⑦フランス革命の真髄を捉えておく。
⑧⑨J.G.ヘルダーを学習し、ヨーロッパ全般の民族台頭の様子を学んでおく。
⑩日本の江戸末期と明治時代の風情を知り、同時代、ヨーロッパへの日本文化の浸透度を学んでおく。
⑪コンサート風景を味わい、会場でのマナー(演奏者と聴衆両者のあるべき姿)を体験する。
⑫⑬19世紀から20世紀のイギリス近代の多方面にわたる天才達を知っておく。
⑭ビートルズのヘイ ジュードと20世紀の社会主義体制下のチェコ社会を知っておく。
⑮コンサート出演可能な学生は練習を積んでおく。

 上記から抜粋された授業外課題を、指示された期限・方法で提出。
履修上の注意事項 毎回ノートを取ることは必須で、私語、携帯電話(メール)等は厳禁です。各授業で配布されるプリントはファイルにして常に持参してください。学生間のアクティブ・ラーニングという自覚を持ちましょう。
授業終了後は身の回りの整頓をして退席するよう心がけましょう。
成績評価の方法・基準 試験と授業外課題で総合的に評価します。試験(60%)、課題提出(40%)を目安にしますが、授業態度、欠席状況などにより減点する場合があります。
テキスト 特に使用しません。
参考文献  講義中に適宜プリント配布しますが、音楽大事典(平凡社)、プラハ音楽散歩(晶文社)、ソフィーの世界(ゴルデル)等は一読に値します。
主な関連科目 特にありません。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 質問は授業中の適時に応じ、授業終了前5分は質問、相談コーナーとします。但し、発言の苦手な学生のためには質問箱を設け、紙上でも受けます。いわゆる双方向型授業に取り組みます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部商学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2007~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL12103 2017~2017 1・2・3・4