授業コード 00021051 クラス 51
科目名 生物学 単位数 2
担当者 髙橋 恭一 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 動物行動を理解するための生物学
授業の概要 外界の変化を察知し、的確に行動することは、動物の生存に不可欠である。このため、動物には外界の変化を捉えるための感覚系とこれを中枢に伝え処理する神経系(脳と脊髄)、そして行動を引き起こすための筋肉系(運動)が備わっている。下等な動物では、生まれつき生存に必要な行動プログラムが中枢神経系に備わっており、感覚情報に基づきこのプログラムの中から最適を選択し、筋肉系を動作させて行動に移る。動物が高等になると、生きる過程で獲得した多くの情報(主に経験と学習)は神経系に記憶として蓄えられ、行動プログラムに影響する。
本講義では動物行動の背景にある生物学的事項について、
(a) 細胞の種類と働き
(b) 動物が営む生命現象(呼吸、血液循環、消化など)
(c) 動物が生存するためにとる行動
(d) 行動の背景に潜むしくみ
(e) 中枢神経系の役割
を中心に、最新の研究成果を交えて解説する。
学習の到達目標 知識・理解の目標
生物に備わった生命維持のしくみ、ならびに生きるために必要な動物行動に関する基礎的・基本的事項について説明することができる。
思考・判断の目標
本講義のみならず新聞、雑誌やテレビなどで報道される医学・生物学関連のニュースなどを通じて、生命現象に潜む物理・化学的事象について理解し、生命維持に必要なしくみについて論理的に考えることができる。
関心・意欲の目標
長い時間をかけて地球に生まれた動植物の種類や活動に興味を持ち、書籍や文献などで詳細に調べ、得られた知識を周囲に発信することができる。
態度の目標
生物が安心して暮らすことができる地球を残すため、生態系を維持することの重要性を認識し、これを壊さない生活を心がけることができる。
技能・表現の目標
生物学に関する知識を、適切な術語(専門用語)を使用し、正しい日本語で論理的に表現することができる。
授業計画 第1回 講義ガイダンス、生物の成り立ち
第2回 細胞の働き ~生命の設計図を中心に~
第3回 生きるためのしくみⅠ ~生物のエネルギー産生~
第4回 生きるためのしくみⅡ ~血液の循環~
第5回 生きるためのしくみⅢ ~生物における物質循環~
第6回 生きるためのしくみⅣ ~脳機能と内分泌~
第7回 動物の生きる環境 ~生態系を中心に~
第8回 動物の行動Ⅰ ~摂食行動を中心に~
第9回 動物の行動Ⅱ ~生殖行動を中心に~
第10回 動物行動の意味と背景
第11回 神経細胞の機能Ⅰ ~イオンチャネルとレセプター~
第12回 神経細胞の機能Ⅱ ~シナプス~
第13回 感覚器の役割
第14回 中枢神経系の役割 ~脳の機能分担~
第15回 筋肉の構造と働き
授業外学習の課題 (a) 講義内容を確認(復習)すると同時に、予習が円滑に行えるよう、講義ノートを作成する(このノートは、講義中に実施するクイズ[小テスト]に答えるために役立つ)。
(b) 講義では生物学や医学で一般的に使われる専門用語を多用するので、これらの意味を生物学辞典や医学辞典などを用いて調べ理解する。
(c) 以下に列挙した参考文献の中で、生物学の基礎的・基本的部分および講義内容に関連する部分を読み理解する。
(d) 高度な内容(最新の研究成果)を教授する際、講義時に学習内容(復習と予習)を指示する。
(e) 成績評価のための課題レポートの詳細(「テーマ」や「提出期限」等)は講義中に指示する。
履修上の注意事項 講義内容に連続性があるため、毎回出席が基本である。従って、4回(第1回目の授業を含む)以上の欠席は認めない。
講義内容を説明するために視覚教材(ビデオなど)を使用するが、この中には刺激的な内容が含まれることがある。
講義ノートは評価の対象であり、その取り方(評価の基準)と提出方法については講義中に指示する。
講義内容に関連するプリントを講義直前に配布する。配布されたプリントは必ず持参する必要がある。
成績評価の方法・基準 学習の到達目標の中で、特に「知識・理解」、「関心・意欲」そして「技能・表現」を中心に成績評価を行う。
成績評価の方法は、講義中に実施するクイズ[小テスト]と課題レポート(30%)、講義ノート(10%)および定期試験(60%)とする。単位の認定には、これらの評価方法を総合して60%以上のポイント獲得が必要である。クイズ[小テスト]、講義ノートおよび定期試験では講義内容を理解(知識の正確さ)しているか否か、課題レポートでは自然(自分の周りの環境)を正確に観察できるのか否かを判定する。
定期試験を受けない場合、X評価とする。また、所定の出席に満たない場合にもX評価とする。
テキスト テキストは使用しない。必要に応じて、プリントを配布する。
参考文献 細胞のはたらきがわかる本(伊藤明夫著;岩波書店)
神経行動学(小原 訳;培風館)
もうひとつの脳(山口ら 編;培風館)
脳と行動の生物学(藤&高畑 著;講談社)
ケイン 生物学(石川 監訳;東京化学同人)
ニューロバイオジー(山元 訳;学会出版センター)
行動の神経生物学(山元 訳;シュプリンガー・ジャパン)
行動とコミュニケーション(日本動物学会 監修;培風館)
記憶の細胞生物学(小倉・富永 共著;朝倉書店)
動物の多様な生き方 1巻~5巻(日本比較生理生化学学会 編;共立出版)
シリーズ21世紀の動物科学 1巻~11巻(日本動物学会 監修;培風館)
いろんな感覚の世界(江口・蟻川 編;学会出版センター)
エッセンシャル 神経科学(前田 監訳;丸善)
神経科学 -脳の探究-(加藤ら 監訳;西村書店)
生体電気信号とはなにか(杉 著;講談社)
これでわかるニューロンの電気現象(酒井 著;共立出版)
もっとよくわかる! 脳神経科学(工藤 著;羊土社)
脳とニューロンの生理学(小島 編著; 丸善出版)
主な関連科目 教養講義(ヒトの生命科学)、総合教養講義a(病気の生物学)、総合教養講義b(生命情報論)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
月曜日第1時限目(09:00~10:30)をオフィスアワーとする。オフィスアワー以外でも質問・相談を受けるが、この場合予約が必要である。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部商学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2007~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL11403 2017~2017 1・2・3・4