授業コード 00018903 クラス 03
科目名 芸術学 単位数 2
担当者 中畝 みのり 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 音楽芸術 The Art of Music Science
授業の概要 西洋文化史、名曲鑑賞、そして、生演奏を通じてクラシック音楽(中世から現代まで)の変遷を理解し,歴史的背景を読み取りながら時代の誇る音楽伝統と進化の度合いを探ります。グレゴリオ聖歌と能の謡曲を比較して西洋と東洋の宗教性をみるところから始まり、前期バロックのモンテヴェルディやフランスに帰化したリュリ(イタリア出身)、そして、カストラートの出現などは楽しめます。古典派では音楽作品の形式美学をも解明し、ロマン派、近代、現代では音楽芸術家達(特に作曲家)の業績を読み取り、彼等の名曲を鑑賞します。バーンシュタインやデュトワらの貴重な映像で音楽の歴史探訪を見て理解を深め、プロフェッショナル演奏家を招いて生演奏を鑑賞し、コンサートの実態を探り、臨場感を味わいます。時折の受講生の理解度を計るワンポイントクイズは、アクティブ・ラーニングの効力を示すでしょう。最終回(15回目)は履修学生とその友人達によるプリゼンテイション(コンサート、ダンス、語り 他)を実施し、そして、前期の総まとめをして総括質問に応じます。
学習の到達目標 音楽作品の内容解明や鑑賞曲への感情移入は基礎的鑑賞力に磨きをかけます。そして、授業で得た知識、感得した知性、そして、豊かになった感性、創造性は国際感覚として成長し、音楽を世界の共通語として感知できるようになります。
更に、音楽の歴史は、同時に、その精神史に繋がるという理解にまで及んでくるでしょう。
授業計画 第1回 中世からルネサンス(グレゴリオ聖歌と謡曲の比較)と初期バロック(モンテヴェルディ他)
第2回 バロックの中期、後期(イタリアバロックの特徴、オペラ、カストラートの出現、対位法、楽器の興隆、ヴィヴァルディ等)
第3回 J.S.バッハの業績(教会音楽と世俗音楽、マタイ受難曲、フーガの極み、彼の息子達等)
第4回 ロココ音楽(ギャラントスタイル、W.A.モーツァルトとボヘミアの天才・ミスリヴェチェック、そして、マンハイム楽派)
第5回 古典主義の意義と形式の王者・ソナタ(ヘーゲルの弁証法と比較)
第6回 楽聖ベートーヴェン(第5、第9交響曲、フィデリオ、般若心経と歓喜の歌の類似点他)
第7回 言語芸術家シューベルト(作品”鱒”を取り上げて、歌曲と室内楽の醍醐味)
第8回 ロマン主義の定義、ベルリオーズの幻想交響曲とヴァーグナーの楽劇(タンホイザー)の比較、そして、ブラームスの存在
第9回 ピアノの詩人、ショパン(20世紀初期の名ピアニスト;リパティらの演奏を鑑賞)
第10回 修大講堂にてプロフェショナル演奏家による生演奏の鑑賞
第11回 国民主義の台頭と民族音楽(ロシア5人組とチェコのスメタナ、ドヴォルジャークを中心にスラヴォフィルとザパードニキの説明)
第12回 近代フランス印象派の時代(ドビュッシーを中心に印象派絵画との類似性)
第13回 十九世紀末ウィーンの芸術家達(マーラーの音楽を中心に)
第14回 20世紀の表現主義音楽(シェーンベルク他と苦悩のショスタコヴィッチ)、武満徹の作品
第15回 ステージコンサート(学生、教師の参加など)でアクティブ・ラーニングにも勤しみ、前期授業の総まとめ。
授業外学習の課題 ①中世のキリスト教単一文化と観阿弥、世阿弥の論を予習。
②ルネサンスから受けた世界観をバロックで発展させたこと。
③バッハの家系図。
④A.モーツァルトは何故、天才と言われているか、その周辺を追ってみる。
⑤ヘーゲルら、ドイツの文化人達の思想と古典派音楽家達。
⑥ベートーヴェンの歓喜の歌と般若心経の内容を知り、共演(コラボレイション)を試みる。
⑦シューベルトの「鱒」の物語を読む。
⑧18、19世紀の貴族社会を理解し、カトリシズムと仏教思想を比較する。
⑨鍵盤楽器の歴史とロマン派のピアノ音楽に親しむ。
⑩コンサート会場でのマナーを感得し、その感動から自己感性の度合いを知る。
⑪ヨーロッパ国民主義台頭の国々の歴史的背景に精通する。
⑫フランス印象派の絵画を鑑賞し、日本画からの影響度を見る。
⑬ウィーン分離派画家クリムトとマーラーの関係。
⑭20世紀のソヴィエト社会を理解し、ロシア人作曲家らの無調や12音技法音楽への羨望と確執を探る。
⑮演奏可能な学生は、この日のために練習を積んでおく。自己表現のチャンスを生かす。

 上記から抜粋された課題を、指示された期限に提出する。
   (ワンポイントクイズとして)
履修上の注意事項 毎回、板書をノートに取ることは必須で、各授業で配布されるプリントはファイルにして常に持参しましょう。
授業中の居眠りや私語は固く禁物で、携帯電話やメールの使用は厳禁です。
学生間のアクティブ・ラーニングという自覚を持ちましょう。
授業終了後は身の回りの整頓をして退席するよう心がけましょう。
成績評価の方法・基準 試験および授業外で行う課題で総合的に評価します。試験(60%)、課題提出(40%)を目安にしますが、授業態度、欠席状況などにより減点する場合があります。
テキスト 特に使用しません
参考文献 講義中に適宜プリント配布しますが、音楽大事典(平凡社)、ソフィーの世界(ゴルデル)等は一読に値します。
主な関連科目 特にありません。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は、授業中の適時や授業終了前の5分間に応じ、発言の苦手な学生のためにも質問箱を設けて紙上で受け付けます。解かりやすい解釈と闊達な質疑応答で,いわゆる双方向型で音楽の学習を楽しくしていきます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部商学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
商学部経営学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2007~2015 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部法律学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2007~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL11104 2017~2017 1・2・3・4